記事はプロモーションが含まれています
キャンピングカーのシャワーは本当に必要か不必要か?使えるのか使えないのか?設備としているか・・・いつも議論になるネタだ。
キャンピングカーアウトドアジュニアには完全個室のシャワーが車体ど真ん中にドンと鎮座をしている。エントランスドアを開けると、その正面がシャワールームだ。こんな配置をしているキャンピングカー、そうは無い。
いわゆるなんちゃってトイレやシャワーにできそうですよという、マルチルームとは全く違う。完全独立個室、防水完璧なシャワールームとなっている。リー社長の考えがつまっている。
アメ車キャンピングカー並みの、きちんとしたシャワールームを装備したキャンピングカーアウトドアジュニアからみたシャワーの必要性やそのメリットなどを深堀りしてみる。
この記事に書いてあるコト
キャンピングカーにシャワーがある7つのメリット
キャンピングカーにシャワーは必需品だ。これがあると無いでは全く違う。ちょっとチェックをしてみよう。
キャンピングカー車内でお湯が使える
キャンピングカーにシャワーがあるということは、なんらかのお湯を作る設備があるということ。車内でお湯が使えるメリットはかなりある。
通常に使うシャワーはもちろん、車内での料理調理、洗顔、歯磨き。寒い冬の車中泊ではその恩恵は計り知れない。
また皿洗いにおいてお湯があると洗剤を使う必要がなくなり、乾きが早いのもメリットだ。
旅先・車中泊先・P泊先で温泉など探す必要がない
キャンピングカーの自由な行動ににおいて、規制が入ると自由がなくなる。
衣食住が搭載されているキャンピングカーであれば、その自由度はぜひ恩恵を受けたい。その中でも一番たいへんなのが風呂ではないだろうか。
ミニバンで車中泊などをやると、とりあえず近くの温泉や日帰り銭湯を探すことが日課になる・・・が、かなり面倒。
行く先々にそのような施設があればよいが、もちろんない場合も多い。そんな時、キャンピングカーに使えるシャワーがあれば、こんな助かることはない。
日帰り入浴の営業時間に左右されることもないし、出発時間も余裕ができる。温泉はあればラッキー、なくてもOKくらいで自由度が高くなるというものだ。
悪天候の時に外へ出なくて済む
キャンピングカーで出かける時、いつも良い天候とは限らない。
オレが出かける時、春は大雨、夏は灼熱地獄、秋は台風、冬は大雪と相場は決まっている。
そんなときは、できるだけ車外に出たくない。そしてそんな時の日帰り銭湯はえらい混んでいて、キャンカーの止める場所は駐車場の一番端っこ。
夏であれば、汗を流したのに汗だく、冬なら体温まったのに湯冷めだ。
悪天候の時、キャンピングカーにシャワーがあれば、けっこう面倒な温泉とか行く必要がないのは大きいと思う。
ちょっとした汚れ落としに大活躍
アウトドアでは、グッズやアイテム、ウェアが汚れるのは日常茶飯事。そんな汚れをシャワールームがあると、手軽に汚れ落としができる。コレはマジ便利。
スキーシーズンなど雪まみれのブーツ、スポーツ後の泥だらけシューズの泥落としなどシャワーがあれば簡単に汚れ落としができる。
さらに宴会で使った大鍋を洗うときもキャンカーにあるシンクでは小さい。シャワールームであればデカ鍋も簡単に洗える。
汚れ物の物置
海水浴で砂だらけの子供たちや泥だらけのブーツなどをきれいにするときも大活躍である。
地味に便利なのが、水物や汚れ物、ゴミ満載のゴミ袋、潰したビールや缶チューハイの空き缶満載の袋など・・・車内に置くとヤバそうなものまとめてシャワールームに放り込んで帰ることができるわけ。
スキー・ロードバイク乗った後の時短
ウィンタースポーツのスキー・スノボやロードバイク・自転車に乗った後は絶対に風呂に入りたい、シャワーを浴びたいというのは当然のことだ。
で、この色々なアウトドアスポーツをやった後、温泉や日帰り銭湯は行くのはかなりおっくう。
いちいちウェアを着替える必要もあったり、ベタベタぐちゃぐちゃの状態で公共施設へ行くのも大変だ。
これが自前のキャンピングカーにシャワーがあれば本当に助かる。冬であればあらかじめヒーターを効かせておけば、シャワー後の湯冷めもない。
自分ちでシャワー浴びれば、たぶん1、2時間くらいは早く宴会に突入できること間違いないだろう。スムーズに宴会に突入するための時短は大事なコトね。
人のいないところ、来ないところに車中泊できる
人のいないところ、来ないところに車中泊できるというのは、オレ的に一番重要。コレのためにシャワー・トイレ設備があると言っても過言ではない。
温泉や日帰り銭湯がある、また近場にある道の駅などは大人気だ。いい悪いは別にしてゴールデンウィーク、夏休み等は車中泊車で大混雑も珍しくない。
で、オレは基本的にそういう人が多いトコ、大混雑なトコは大キライ。絶対に近づきたくない。みんなよく行くよな・・・マジで。
なのでできるだけ、休みの時に人が集まりそうな有名温泉・人気温泉・安い温泉・日帰り銭湯施設の類から遠く離れる。そのためにキャンピングカーにシャワーは必須設備となっている。
シャワーのデメリット
そんなメリットだらけのキャンピングカーのシャワーではあるが、もちろんデメリットも多数存在する。
狭いキャンピングカーにスペースを取る
それでなくても狭いキャンカー車内にシャワースペースを確保する必要がある。これにより大幅にスペースユーティリティが悪くなる。
シャワールームは4方向壁に囲まれるため、狭いキャンカーが更にタイトになり圧迫感もでてしまうだろう。
大きい清水タンクと温水設備が必要
キャンピングカーにシャワー設備をつけると、それ相応の清水タンク容量が必要になる。ポリタン20Lでは非現実的。
さらにお湯を作る機能が必要になる。当然だけどキャンピングカーの値段も上がるだろう。
給排水が面倒
シャワーは大量の水を使い、その水を捨てる必要がある。
給水は給水可能なRVパークやオートキャンプ場、ガソリンスタンドなどが旅先で給水可能な場所。
また排水もダンプステーション完備の設備や自宅排水の処理が主となる。
ところで給水だが、10L程度のポリタンを持っていると、いろいろな場所で給水可能となる。
キャンプ場などでも水場に車横付けできないところなど、ポリタンあると給水できる。ガソリンスタンドも車に給水は断られるが小さいポリタンならOKでる。
ウォーターポンプのメンテ
シャワーが付いているとキャンプングカーに備わっているウォーターポンプは結構強力なものがついている。
そしてシャワーを頻繁に使えば、このポンプのメンテナンスもきちんとやる必要がある。
フィルターやパイプのチェック、冬場には絶対にポンプ内の水を凍らせないようにすることは大切。ポンプ内凍らせるとポンプが壊れる。
以下でウォーターポンプの水漏れ、Oリング交換修理の実際のレポートしているので合わせてチェックしてみてください。
-
【キャンピングカーの水ポンプ修理】水漏れ修理・Oリング交換
キャンピングカーの水ポンプ/ウォーターポンプを修理したので備忘録。キャンピングカーアウトドアジュニアの水ポンプは車体左側、ダイニングシート下に収められている。 同じ庫内に温水器も同居していて、非常に狭 ...
一般的なキャンピングカーシャワー設備の問題点
キャンピングカーのシャワー設備、そして事情は車種やシャワーの設置場所、水タンクの容量や温水の準備により、なかなか大変なシャワー環境もあるようです。
まずは一般的なキャンピングカーのシャワー設備をチェックしてみたいと思います。
問題点1:水タンク容量の少なさ
一般的なキャンピングカーのシャワーの問題点として、水タンクの少なさが真っ先に挙げられます。
ハイエースベースのバンコンや普通のキャブコンだと水タンクがポリタンク20リットルというのも、少なくありません。
というか、軽キャン、バンコン、キャブコンなどすべてのキャンピングカーを見渡すと、水タンクがポリタンクという方が多いのではないでしょうか。
体を洗っている時や髪を洗っている時に水がなくなったら大変なことになりそうです。
いくらシャワーがあるからと言っても、水タンクが20リットルでは少なすぎますし、シャワーのたびにポリタンクを満タンにするのは、やっぱり日帰り入浴へ行きたくなるのもわかります。
せめてシャワーを使えると言うなら、50リットル程度の水タンクがあるとうれしいと感じます。
問題点2:シャワーの水圧低すぎ
一般的なキャンピングカーのシャワーの問題点はシャワーの水圧が低いことも考えられます。
これは特にDIYでシャワーを使っている方などに多いと思うのですが、それは本当にシャワーですか?
・・・というようなチョロチョロシャワーを見たことがあります。
たしかに少ない水をチョロチョロで温存するのは、理にかなっていますがシャンプーの泡を流すのにエライ時間がかかりそうです。
チョロチョロ水圧では、体の横からシャワーをかけることができず、すべて頭の上からチョロチョロかぶることになり、やっぱり日帰り入浴へ行きたくなるのもわかります。
せめてシャワーを使えると言うなら、ある程度の水圧があるとうれしいと感じます。
問題点3:温水はどうする
一般的なキャンピングカーのシャワーの問題点は温水をどのように用意するかは課題です。
キャンピングカーにガス温水器や電気温水器が装備されていれば、この問題は解決できます。
しかし、このような設備がない場合、けっこう涙ぐましい努力が散見されます。
まずはエンジンの熱を利用して温水を作る方法。これは連泊とかで走らない場合はどうするんですかね?
またDIYでよく見られる方法に、ポリタンクにヒーターを入れて温水を作る方法。
さらにヤカンでお湯を沸かしてポリタンクにいれる方法などもありビックリしました。
なんか使いたい時にすぐに温水が確保できない方法だと、やっぱり日帰り入浴へ行きたくなるのもわかります。
せめてシャワーを使えると言うなら、温水は簡単に準備できるとうれしいと感じます。
問題点4:マルチルームのシャワーは使いにくい
一般的なキャンピングカーのシャワーの問題点はマルチルームにあるシャワーは本当に使いにくいということです。皆さん大好きな、あのマルチルームですね。
しかし私に言わせるとマルチルームなんてものは物置で利用する以外、シャワーもトイレも中途半端で本当に使いにくいと感じます。
シャワーも使えるというマルチルームですが、微妙な防水にシャワーカーテンなるものが下がっていたりします。
もしそこにポータブルトイレが置いてあったりしたら、そのトイレを一旦外に出す必要があると言うことを聞いてビックリしました。
シャワーを浴びる際も、できるだけ水が飛び散らないようにシャワーカーテンだったり、いろいろな準備が必要になるみたいです。
お湯もポリタンクの水を沸かすとなると、水を温める時間やポリタンクの置き場所なども考える必要があります。
またマルチルームから濡れてはいけないものを移動したり、シャワーヘッドの設置などもあったりして、とんでもなく面倒くさそうです。
そして最後に濡れたマルチルームをていねいに拭き上げるそうです。マジですか?
マルチルームでシャワーを浴びるのは本当に面倒そうで、やっぱり日帰り入浴へ行きたくなるのもわかります。
せめてシャワーを使えると言うなら、トイレの移動は無しだとうれしいと感じます。
キャンピングカーにシャワー設置が減っている?
日本のキャンピングカーからシャワー・トイレが減りつつあります。アメリカのモーターホームやどでかいキャンピングカーならシャワートイレは必須の設備。
しかし、日本でのキャンピングカー事情はかなり違う。たとえばキャブコンで言えば、全長5m×全幅2mhほどのキャブコンがメインとなっている。作りやすい車両寸法と駐車場・道路事情、さらにはフェリーは5m以下は安いというのもあるだろう。
この小さめのキャンカースペースにシャワースペースを作るのはかなり厳しいというのが結論だ。削られるのはベッドスペースとなる。
さらに昨今では道の駅の温泉施設、サービスエリアの入浴設備、日帰り温泉などの施設が各都道府県にたくさんあること。それにコンビニ、スーパー、飲食店などが加わればトイレ問題も解決となる。
このような施設を有効に使えば、わざわざ狭い使い勝手の良くないシャワーをキャンピングカーに付ける必要はないと考えるオーナーが増えているとのこと。
キャンピングカーの人気車種もバンライフに代表されるバンコン、また軽自動車ベースの軽キャンパーや軽トラにキャンパーシェルをのせるスタイルなどはスペース的にシャワーは無理でしょう。
前述のキャンカーシャワーの問題なども考えるに、日本のキャンピングカーシャワー設置率が下がるのもわかるというもの。
以上よりキャンピングカーの台数の割にはシャワー設置が減っているのも頷ける。
キャンピングカーにシャワーは必要か?
キャンピングカーにシャワーは必要か?・・・よくネタになることですが、結論から言えば(オレ的に)キャンピングカーにシャワーは絶対に必要です。
前述のメリット7項目は、キャンピングカーとして機能するために絶対必須。
シャワー(とエアコンとトイレ)がないなら何もついていないハイエースでいいです。ホント。
それでは、なぜシャワーが必要か?という議論になるかと言うと、ほとんどのキャンピングカーについている、もしくはオプションとしてあるシャワーが通常のシャワーとしての使用に耐えられないからでしょう。
ぶっちゃけ使えないからです。
普通に考えて、ポリタン20L程度の水と微妙な温水器でシャワーとしての機能をもたせることができるのだろうか?
3分くらいしか出ない、使えないシャワーのために高額な設置コストと狭いキャンカーの室内にデッドスペースを作るだろうか?・・・ということ。
温水出すにはなんらかの温水器・温水ボイラー設備も必要。通常はLPガスかな。そーするとガスタンクも必要。ガス充填も必要。
さらに地味に面倒なのが清水タンクへの給水。これが簡単にできないと、シャワーなんて使わないです。ホント。
というわけで、シャワーに関して悩んでいるなら、シャワーのスペックをきちんと見ましょう。
使えるシャワーで、きちんとしたシャワールームがあるなら絶対にあるといいよ!
逆になんちゃってシャワーなら意味なし。車内のジャマとなり荷物置き場にしか使えません。、そんな面倒なシャワーなら、はじめから必要、不必要という議論ではなく、使わない(使えない)シャワー・・・ということです。
キャンカーアウトドアジュニアのシャワー特徴は?
キャンピングカーアウトドアジュニアのシャワーはどのようなスペックでどのような特徴があるかをチェックしてみよう。どのようなシャワー設備かがわからなければ、どうしょもない。
また、このくらいのスペックがあるキャンピングカーシャワーではないと使わないし、使えない。
完全個室・独立のシャワールーム
キャンピングカーアウトドアジュニアのエントランスを開くと、このように前面ガラスのじゃばら扉がある。これがアウトドアジュニアのシャワールームとなる。
通常のキャンピングカーであれば、いわゆる一等地と言われるような場所にシャワールームが鎮座している。マジで考えられないレイアウトだ。
しっかりとした家庭用鏡付きの扉のため、独立したシャワールームは防水性とプライバシーの確保に役立っている。
うちの嫁さんも子供たちも不自由なくシャワーを使うことができる。
清水タンク150L・温水器24L
アウトドアジュニアにはアメ車キャンピングカーと思わせるような清水タンクが取り付けてある。その容量150Lだ。さらに温水器が24Lある。
電気温水器なので、湯温が上がるまで1、2時間かかるが、オレの場合、出発前に外部電源で温水にしておく。
人が一人、きちんと立てるシャワールーム
このようにガラス扉を開けると、人が一人きちんと立つことができる。ちなみにトイレヘッドは回転式になっていて、シャワーを使うときは90度首を振って広くできる。
左側壁にはガラス窓付き吊戸棚がある。
完璧な防水されたシャワールーム
シャワールームの床は完全防水のシャワーパンとなっていて防水完璧。さらに壁も防水完璧なので、シャワーのお湯を四方八方に飛ばしても、全く問題なし。
トイレ下の壁よりにシャワー水の排水口がある。その下にはでっかいグレータンクがある。
トイレ便座をこのように90度首を振ると広いスペースが生まれる。すのこの上に人が立ち、またトイレ上は空間が生まれるため、快適なシャワーを使うことができるわけだ。
この独立した、完全防水のシャワールーム、そしてトイレが有ることの安心感は本当に助かる。
トイレに関して汚物の処理は本人で行わなければならないため、トイレの取り付けや使用をためらう人もいます・・・が、トイレの無い場所でのキャンプにおいては、特に女性や子どもなどには重宝される設備だ。あると超絶便利。
↓↓キャンピングカーのトイレについては以下記事で更に突っ込んでいるので、ぜひチェックをしてみてほしい。
-
キャンピングカーのトイレは必要?メリットや汚水処理の方法
キャンピングカーにトイレは必要か?キャンピングカーの購入などを考えている時、その取捨選択を迷う装備にトイレがある。キャンピングカーのトイレををどうするかということを考えてみよう。 そう、キャンピングカ ...
まとめ
キャンピングカー購入検討時にシャワーは必要だろうと思って取り付けたものの、思ったよりも使用頻度が少なかったので以降買い換える際に取り付けなくなったユーザーも多くなっています。
まぁ、キャンカーのシャワー、トイレ議論はいつまでも終わらないものなので、結局実際にキャンピングカーを使ってみないとわからない部分も大きい。
キャンピングカー的にシャワーには場所も取り、水回りという面倒なもの。なので、キャンピングカーのあなた自身の使用用途を精査したら、思い切ってシャワーなしはありと思う。
それだけ、大掛かりな設備。キャンカーについているのに使わなければ、本当にムダなものとなりデッドスペースとなってしまう。メンテも必要だしね。
シャワーは取り付けるのも高額だが、取り外しも本当に大変。さらにその逆もしかり。なので、シャワーを考えるときはスペックを含め、よく考える必要があると考える。
オレはキャンピングカーのシャワー、トイレは必要で必須。アウトドアジュニアのシャワー、トイレレベルの装備が無いなら無印ハイエースで十分と考える。
というわけでこのネタも動画にしてみましたので、合わせてご覧いただければと思います。