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キャンピングカーアウトドアジュニアのエアコン交換取り付け

投稿日:2020年2月6日 更新日:

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キャンピングカーエアコンを取り付け、交換をしてきました。そのレポートをします。

キャンピングカーにエアコンはもはやなくてはならないアイテムとなっている。真夏の暑い場所ではもちろん、冬の暖房アイテムとしても大活躍だ。

冬にエアコンなんていらないでしょ?そう思う方も多いだろうが、そうは問屋がおろさない。冬の暖房といえばFFヒーターだが、FFヒーターがトラブルを起こした場合、そのバックアップ暖房としてエアコンは絶対必需品。

冬のスキー場で暖房なかったら命も危ないでしょ?キャンピングカーのエアコンは本当に大切なのだ。

で、そのエアコンだが、ウチのアウトドアジュニアのエアコンが2019年末にとうとう壊れてしまった。丸17年動き18年目に突入をした矢先だ。

口を開けたままうんともすんとも言わなくなってしまった。あかん。というわけで、知り合いのツテをたどりキャンピングカーアウトドアジュニアのエアコン交換をしていただいた。

アウトドアジュニアのエアコン交換は誰でもできる?

今回キャンピングカーエアコンの交換をお願いした「OK電気OK社長」が言うにはエアコン交換は誰でもできる。必要な工具類が全て揃っていれば問題なし。

またOK社長曰くエアコン交換に必要な資格はいらないとのことだそうです(ホントかどうかは未確認)。

で、ここでアウトドアジュニアのエアコンをゆくゆく交換することを考えている方にアドバイス。

今回のエアコン交換で大変だったことが3点ほどある。以下の3点だ。

エアコン配管の長さ問題

エアコン配管の長さ問題

1つ目の問題はエアコン配管の長さの問題。古いエアコンと新しいエアコンでは配管取り付け位置などの違いより必要長さが足りない場合がある。

アウトドアジュニアは初期は外に配管があったが、オレのジュニア(2002年)あたりではエアコン配管は内蔵されている。なので配管は既存のものを使うことになるのだ。

その配管の長さが足りなかったりするのよ。ウチのキャンピングカーの場合、結局・・・配管1本は延長、さらに室外機へ行く電源ケーブルも延長することになった。

窓横にサービス用で壁があけられる。そこに電源ケーブルを延長して押し込んでいました。

ちなみに画像の両脇に出ているパイプはエアコンのドレンパイプ。通常エアコンのドレンは片方1本だが、どちらに傾くかわからないキャンピングカーなのでドレンパイプは両側2本ある。

エアコン取り付けボルトが緩まない

エアコン取り付けボルト

今回のエアコン取り付けで一番大変なのが・・・実はこのエアコン取り付けボルトが錆びによる固着で外せないこと。外側のボルトにスパナを入れるクリアランスがないので、固着しているボルトは空回りするの。

CRCを吹き付け1時間ほど待ち、ハンマーで衝撃を与え・・・このようにドライバーをクリアランスに突っ込んでなんとか取り外せた。

ちなみに車両左側の室外機取り付けボルトは、薄いめがねレンチが入ったので、比較的簡単に取り外せた。

なので、今後キャンピングカーアウトドアジュニアのエアコン取替を考えている方は、このエアコン取り付けボルトにCRC等を毎月吹き付けておくと良いだろう。とにかくこの2本のボルトを外すのが一番大変そうであった。

室外機とスペアタイヤの干渉

室外機とスペアタイヤの干渉

最後の最後でわかるのですが、室外機とスペアタイヤが干渉する場合があります。オレのはギリギリ大丈夫だった。干渉する場合室外機ボディの干渉する部分を叩いて変形する必要もある。

キャンピングカーアウトドアジュニアエアコン交換の実際

それでは、備忘録もかね、ウチのキャンピングカーアウトドアジュニアのエアコン交換を時系列で追ってみよう。

エアコン室外機取り外し

エアコン室外機取り外し

まずは室外機の配管などを取り外し。このあたりはサクサク進む。

OK社長も言っていたが、とにかくこの室外機取り付けボルトが錆びて外すのがマジ大変。その他は普通のエアコンと同じなのですんなり進む。

バンパー下に潜り錆びて固着しているボルトにCRCを吹き付ける。染み込むまで室内のエアコン本体交換をする。

車内エアコン本体交換

車内エアコン本体交換

車内のエアコン取り外しも、これまた簡単そうに取り外された。あっという間に外されてしまった。

富士通エアコンさん、17年もの長い間ホントありがとう。

東芝RAS-F221Mを取付ける

東芝RAS-F221Mを取付ける

エアコンは「東芝RAS-F221M」という機種のようだ。

エアコンベース

エアコンの取り付けベースを壁面にボルト止め。

既存の配管や電源ケーブルなどの長さチェック。片方の配管は既存のまま届きそう。

室外機の電源ケーブルは明らかに短いので延長する。

エアコン配管の長さ問題

電源ケーブルが短いので延長をする。窓横の壁はエアコン関連のサービス用で開けることができる。

そこへ長くなったケーブルの継ぎ足し部を隠すようにした。

エアコン取り付け

エアコン本体の外カバーを外して、各種配管、電源ケーブルを取り付けていく。

エアコンの配管延長はキャンカー外で継ぎ足し、室外機の裏に配置することになった。

エアコン取り付け

配管や電源ケーブルの取り付けを完了して、エアコン本体カバーをもどす。

これで室内のエアコン取り付けは完了。この時点で15時。スタートから1時間半で完了。

キャンピングカーへエアコン室外機取り付け

キャンピングカーへエアコン室外機

キャンピングカーへの室外機取り付けをする問題点は、配管の長さと取り付け位置、そしてなんと言っても大変そうだったのがエアコン室外機の取り付けボルトを外すこと。

OK社長はもし外れなかったらサンダーでなんとかするしかない・・・と言っていた。なので、このボルトがすんなりと外れればエアコン取り付け作業はマジではかどる。

ちなみに作業開始にすぐボルトをCRC吹付けた。2時間おいて、ハンマーで叩くなどしてなんとか2本のボルトを外すまで30分以上かかった。

室外機

新しい室外機。

室外機取り付けボルトの位置が微妙に違う。ボディに付いているステーに室外機を合わせると、左側の既存の穴はそのまま使える。右側の穴を新たに開け直し。

室外機正面の取り付けステーはバンパーからはみ出し、必要ないのでノコで切り落とし。

新しい室外機

取り付けボルトはステンレスがいいだろう・・・そう言ってOK社長はドイトまで買い出しに行った。まつこと30分ほど。室外機の位置も決まる。

既存で使っていたゴムプレートを室外機とバンパーの間に入れステンレスボルトで締める。

片方の太い配管は延長せずに取り付けできた。細い方のパイプは延長して室外機後ろにて1周とぐろ。電源ケーブルは既存のままで大丈夫であった。

室外機のステー穴に合わせてドリルで穴あけしてタッピングで固定。配管とボディの隙間をパテ埋めして室外機設置完了。

真空引きを行う

配管が完了をしたら、接続した配管内を真空状態にする真空引き。完了をしたらバルブを開けてガスを開放する。

エアコン設置完了

電源を引いて、エアコンの動作確認。問題なく暖房が出力されている。作業完了は18時となっていた。

エアコン取り付けスタートが1時半過ぎで終了が18時。途中に休憩30分とボルト買い出し30分あったので、賞味取り付け時間は3時間半であった。

たぶん、作業状況や取り付け方、配管が既存を使えるかなどで作業時間はかなり変わってくるものと思われる。

特にキャンピングカーの場合、室内カスタマイズなどが施されエアコン周りに余裕がないなどがあると、取り付けに困難を極める場合があることも付け加える。

とりあえず、エアコンが新品になった。またこれで10年は乗ることができるだろう!

構造装置の軽微な変更時の取扱い(抜粋)

ところで、キャンピングカーのバンパーよりほんのちょいだが室外機が飛び出ていてコンニチハしている。これは大丈夫なのか?というわけでチェックをしてみたところ・・・

国土交通省の以下URLより引用しております。

使用過程における自動車について、軽微な変更となる自動車部品の取り付けについては、構造等変更に係わる諸手続きを簡素化し、平成7年11月22日から実施しました。この場合の軽微な変更とは、

1:自動車部品を装着したときに寸法(長さ、幅及び高さ)及び車両重量が一定範囲内である場合。

車両・数値 長さ 高さ 車両重量
小型自動車
軽自動車
±3cm ±2cm ±4cm ±50kg
普通自動車
大型特殊自動車
±3cm ±2cm ±4cm ±100kg

2:指定する自動車部品(以下「指定部品」という。)を溶接またはリベット以外の取り付け方法により装着した場合

が該当し、この場合には、諸手続きが不要となります。

というわけで、長さは3cm程は構造変更の手続きをせずに大丈夫のようだ。ちょっと安心した。

まとめ

ちなみにエアコン取り付けはエアコン本体と工賃で約10万円ほどでした。OK社長いわく・・・「やりたくない工事」と申しておりました。

そりゃそーだ。オレも見ていて、マジで大変そうだったもの。最初の方のアウトドアジュニアはエアコン配管が外にむき出しでカバーがあったはず。アレのほうがメンテナス性は抜群であろう。

ただ、作業的には家庭エアコン設置と何ら変わることがない。

問題なのは配管が内蔵されているので、既存のものを使うため延長の面倒さ、取り付ける場所が狭くタイトなので、取り付けの難しさ。そしてなんと言っても室外機が外れないこと。

室内をカスタマイズして「壁収納」追加や大型化などでエアコン周りに色々あるヤツは大変かもよ。

室外機取り付けはボルト位置さえ確認できればOK。バンパー上にドリルで穴開けるだけなので、こちらは比較的簡単そうだった。

またこれからエアコン交換を考えているヤツは、とにかく取り付けボルトが錆びて外すのが困難。ここを定期的にCRC等を吹いておくのはマストよ。

電気の知識とエアコン交換の道具・工具を持っている方は自分でできるかもしれない。以下のエアコンが今回取り付けたエアコンだ。

というわけで、キャンピングカーアウトドアジュニアのエアコン取り付け、交換のレポートでした。

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