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発電機を使っているとエンジンのかからないことが起こる。ポータブル発電機はもちろん、ウチのような大型のインバーター発電機でもエンジンが動かないかからないということは何度となく起こった。
発電機と言うと、その扱いはけっこう雑だったり適当だったりする。言い方は悪いが使いっぱなしでしまわれることも多々ある。これが作業現場であれば頻繁に発電機も使われるからガソリンは新しいし、調子が悪くなればすぐわかる。
キャンプやキャンピングカーの発電機は1ヶ月に何回使うだろう。そう考えると前回エンジンを掛けたのはいつだっけ?そう思うこともしばしば。
今回はポータブル発電機、インバーター発電機などエンジンが掛からない時の対処法などをチェックしてみよう。
この記事に書いてあるコト
アウトドアジュニアの発電機はホンダEU28is
キャンピングカーアウトドアジュニアにはとても大きな発電機が乗っている。発電機は「ホンダEU28is」で正弦波インバーター搭載している発電機となっている。
セルスターターも付いている。また車輪がついていたりしてもろ産業・現場用よね。定格出力が2.8kVAもあるので、アウトドアジュニア車内ではエアコンをかけながらテレビ、温水器、シャワー、ヒーター、電子レンジなど普段と変わらない生活をできる余裕がある。
アウトドアジュニアの生命線となっている発電機「ホンダEU28is」ではあるが、ウチも例にもれず運転中にいろいろなトラブルもある。
今まで起こったトラブルを振り返り、その対処法などを確認してみる。
ガソリンは入っているか?燃料コックは開いているか?
発電機のエンジンがかからない一番多い原因がこれだろう。燃料タンクにガソリンは入っているか?
またガソリンは入っているが燃料コックをオンにしているか?発電機のエンジンが掛からない場合、いの一番にチェックをしてみたい。
ガソリンが古くないか?
春や秋などあまり発電機のお世話にならないシーズンがあると、発電機内のガソリンが劣化して古くなっているのもエンジンがかからない原因の一つ。
発電機には使用時間にあったがガソリン量を補給して、できれば使い切って燃料タンクを空にすることを心がけたい。
ガソリンが腐ってキャブが詰まっていないか?
ガソリン入れっぱなしで一冬とか越してしまった発電機でエンジンがかからない原因となるのがこれ。キャブ内に残ったガソリンが劣化してネバネバになり詰まってしまう。
こうなるとキャブレーターのオーバーホールが必要になる。
そこまで行かなくてもキャブレーターの汚れは年月とともに蓄積されていく。そんな時はエンジンを始動して回転数を上下させながらキャブレターに直接スプレーするキャブレータークリーナーを使ってみよう。定期的に洗浄するのはよいだろう。
プラグがダメになりエンジン停止した
正月明けの1月連休。場所は北風吹きまくる富士スピードウェイFISCO。
そこで、発電機は動いていたのだが、いきなり止まる。夜も更けてきた22時ころ。こんな時間、こんな場所で発電機止まったらまずいでしょ?
一緒にいた仲間が発電機ホンダEU28isの予備プラグを持っていて、それを新品に交換したら、何事もなくまた動き出した。まじよかった。
それ以来、キャンピングカーには予備プラグをいつも持っている。発電機を使っている方は必ず予備プラグを持っておこう。またプラグの使用時間や運転時間などもどこかに記録をしておくと良い。
特に発電機のエンジンが掛かっている状態から、いきなりエンジンストップしたらガソリン→オイル→プラグという流れになるだろう。
オイルアラートでエンジンがいきなり止まる
オイルアラートでエンジンがいきなり止まるということを、今回はじめて経験をした。
エンジンオイル不足でオイル警告灯が赤点灯する。その後エンジンは自動的に停止する。助かる機能だ。発電機ホンダEU28isのオイル全容量は0.55Lとあんがい少ない。
今回、発電機使いすぎというのはある。またいつも使っているレッドラインのオイルが1本だと多いが、2回分の交換分はないという絶妙な容量となっている。
前回オイル交換をした時、ちょっと少ないか0.5Lあるか・・・という感じだったのが災い。ただ、アラートで自動停止してくれたので、助かった。
帰宅してオイルを補充したら、全く問題なくエンジンは始動した。
発電機を使う場合、オイル容量のチェックは怠りなくしたい。
回転がしゃっくりになる→エアークリーナ清掃
発電機がしゃっくりをする場合がある。こんな症状が出てきたら、ほぼ間違いなくエアークリーナーがヤバイ。
ホンダEU28isのエアークリーナーは2段構えになっていて、エアークリーナーカバーにろ過部のウレタンが挿入されている。
このろ過部であるウレタンは取り外し洗油、もしくは水で薄めた中性洗剤で洗い汚れを落とす。その後新しいエンジンオイルに浸し絞って清掃完了。
またエアークリーナーカバーを外すと、その中に紙製のろ過部がある。
この紙製のろ過部は交換式となっている。
汚れた場合、清掃して使うことはできない。新品と交換する。これもいつもキャンピングカーに常備している。
使っている発電機のエアクリーナーはどの様になっているのか、また洗って使えるタイプなのか交換タイプなのかは確認をしておこう。
バッテリーがダメになりセルが回らない
出典:アマゾン
発電機ホンダEU28isにはセルモーターが付いている。というわけで、当然バッテリーも取り付けてある。
このバッテリーが忘れた頃にダメになる。大体5年周期くらい。交換バッテリーはいつも決まって同じ「ユアサYTX9-BS」を使う。変なわけわからないバッテリーは使わない。
3,000円台のアイテムが半額になるくらいなら寿命が長い方、ちょっと信頼できるバッテリーのほうがよい。このユアサのバッテリーは間違いなく5年持つ。
しかし、バッテリーもいきなりダメになる。先週動いていたセルが、今回もぷつんと動かなくなった。何も考えず4年毎に交換するのが得策かもしれない。
リコイルスターターのヒモが切れる
発電機ホンダEU28isにはセルスターターのほか、リコイルスターターが装備されている。
これもオフ会で指導用バッテリーが上がるという事件がおこる。ちなみに2002年11月に納車以来、初のバッテリーあがり。なんと初期バッテリーは9年もの長い間持ってくれた。
しかたなく手動始動しようと思った・・・
しかし、なんと始動グリップからヒモが切れて・・・エンジン始動できず。マジか。この時は近くのオートバックスでバッテリーを調達してなんとかなった。後日修理をした。
発電機のオイルは良いオイルを入れよう
出典:アマゾン
リー社長おすすめの発電機エンジンオイルはレッドライン。口すっぱく言われた。
こいつを入れれば、エンジンのコンディションは持つし、さらに交換サイクルは150時間問題なしとお墨付き。
言いつけを守り、必ずレッドラインのオイルを発電機ホンダEU28isには入れている。
発電機のオイルは品質の良いオイルを入れることおすすめしたい。オイル容量は多くないから1本買えば2回分くらい使えるだろう。使用条件がかなり過酷な発電機なので、品質の良いオイルでエンジンをいたわることが寿命も伸びるし、エンジンがかからなくなることも少なくなる。
まとめ
発電機は、思った以上にトラブルがある。マジか。
で、そのトラブルが起こるのは決まって出先であったり、オフ会途中だったり、夏の暑さ真っ盛りのときだったり、冬の極寒のときだったりする。
ホント、のんびりと飲んでいたい時や、キャンピングカー車外に出たくないときなのよね。発電機トラブルは。
というわけで、発電機のトラブルは大体がこの5つに集約されている。ぜひキャンピングカーで出かける際は、これらのチェックを怠りないように!