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アウトドアジュニアのレイアウトについて見ていきたい。ご存知のようにアウトドアジュニアは非常にコンパクトな車体にアメリカンCクラス並みのフル装備となっている。
この小さいキャンピングカー車体にコレだけの装備を詰め込むことは並大抵のことではない。
多分この装備を国産に数多くある5m×2mのキャンピングカーに納めるのも難しいのではないかと思う。なぜアウトドアジュニアはこれだけ小さい車体にこんなにたくさんの装備を詰め込むことができたのか。
それはアウトドアジュニアの非常にたぐいまれな車内レイアウトにあると考える。それらをちょっとチェックしてみよう。
この記事に書いてあるコト
アウトドアジュニアのレイアウト

アウトドアジュニアのレイアウトはこのようになっている。ムダなスペースが一切ないことがわかるだろう。特筆するべきはダイネットシート下にほぼすべてのライフラインが収まっているということです。
そしてエントランス前にあるおどり場、この位置に立つことでほぼ全て4方向の車内に移動が出きるという省スペースなのだ。この絶妙な配置により、とても小さい車両スペースにアメリカンキャンピングカー並みの設備を詰め込むことができたのだろう。
国産のちょっと大きいキャブコンにありがちな対面シートや使えるかわからないキッチンや後方2段ベッドなどはリー社長の頭には一切なかったと考えられる。
アウトドアジュニアの豊富な装備
アウトドアジュニアにはたくさんの装備がされている。たぶん他のキャンピングカーでは実現不可能なものまで積まれているのではないだろうか。
- 発電機ホンダEU28is
- トイレ・シャワー
- 清水タンク158L
- 電気温水器
- エアコン・室外機
- 冷蔵庫68L
- 大型シンク
このような大型キャンピングカーにしか積まれないような設備がありながらも、大人4人が普通に座れるダイネット、4人分のベッドがあるのがアウトドアジュニアのマジックであろう。
これらの設備がなぜこのような小さいキャンピングカー車体に積むことができたのかを紐解いていこう。
アウトドアジュニアのレイアウト!ここがすごい5選!

コレだけの装備が充実したキャンピングカーなのに、車両寸法はキャブコンとしては最小クラスというアウトドアジュニア。なぜコレだけのものをこの小さい車体に納めることができたのだろうか。
それにはアウトドアジュニアのレイアウトが非常にすごいということなのだ。それらを確認してみよう。
シャワー・トイレルームが車両のど真ん中
アウトドアジュニアの思い切ったレイアウトで目を引くのがエントランスドアを開けた、その正面にシャワールームがあることだろう。通常は大ネットが広がっているであろうそのキャンピングカーの一等地にシャワー・トイレルームを配置されているのだ。
このレイアウトは非常に秀逸で小さいキャブコンの攻めたレイアウトだろう。このように小さいキャブコンにシャワーとトイレを配置するなら、ここしか無いと考える。
たぶん後方に配置をしたら・・・そもそもトイレ・シャワーなどは設備できないと思う。
そしてここにシャワールームがあることで、バンクベッドエリア、エントランスエリア、ダイネットが非常に良い形で分割できている。
シャワートイレルーム前にある70cm×60cmの四角エリアがアウトドアジュニア唯一のおどりばとなっていて、ココから4方向に無駄なくすべてのスペースにアクセスできるようになっている。
ムダなスペースが一切無い
前述のエントランスエリア前にあるおどり場の4方向にアウトドアジュニア内装全てにアクセスができるという非常ムダのないスペースの使い方で、この小さいクルマの中に沢山の設備が配置できたのだと思う。
前を向けばバンクベッド、運転席へのアクセス穴、水道シンク、電子レンジなどがある。
左を向けばエントランス。右を向けばシャワートイレルーム。
後ろを向けばダイネットがあり、足元には冷蔵庫と足元の収納がある。本当にムダなスペースが無いとともに、その場をぐるっと回ればキャンピングカー内装の全てにアクセスができるのだ。
キッチンを潔く排除した
アウトドアジュニアはその狭いスペースにすべてを配置するということがとても大変だったと思う。そしてそれをクリアするためにキッチンエリアというものを潔く排除したのが良かったと考える。
キャンピングカー設備であのキッチンほどあまり使い勝手が良くなく、使用頻度も少ない割にかなりのスペースを割くというムダとは言わないが、オレはいらないというものの代表だろう。
そもそもキッチンを配置することで、キッチンに立つスペースがが絶対に必要になる。壁にキッチンを配置するとその前に廊下みたいなエリアが必要になり、そこがキャンピングカー前後の導線となる。
これでそのキャンピングカーのレイアウトはほぼ決まったも同然ではないだろうか。逆に言うとキッチン作らないと広くはないけどダイニングだけではムダに広いスペースを消費できないのではないだろうか。
アウトドアジュニアはキッチンという束縛から開放されることで、このムダのないレイアウトが可能になり、前述のシャワートイレルームを車両センターに配置することが可能になったのだろう。
ダイネットがコの字で最後尾に
キャンピングカーのダイエットと言えば、あの車の車両のような電車の対面シートのようなやつが鎮座しているのを思い浮かべる。2m以上の幅のあるキャンピングカーでもあのシートがあったりすると、ワイドな横幅の割には狭いシートだったりするのはどうだろう。
キャンピングカーアウトドアジュニアのシートは、ダイネットを車両最後尾に配置することで左右後方を使った広く大きなコの字型シートを実現している。4人は余裕だし、ちょっと詰めれば6人位で宴会が可能だ。
ここによくキャンピングカーで見るシートの配置は絶対に不可能だし、あのシートはどうしてもアクセスするための廊下みたいなエリアも必要になる。
このコの字シートを作ることで足元を使いシートの奥まで移動が可能だし、約2mあるキャンピングカーの横幅いっぱい広々と使うことが出きるのだ。
ダイネットシート下にすべてのライフラインが配置
そしてこのダイネットのコの字シートいした理由はもう一つある。普通のキャンカーで使われている電車シートでは折りたたみはできるがシート下などの自由度は極端に無い。
それにくらべ壁に張り付いているような掘りごたつ型の居酒屋シートはキャンピングカーではメリットがたくさんある。このようなシートはバンコンや軽キャンなどによく見られる。なんといってもそのシートしたが広大なストレージになるからだ。
そしてアウトドアジュニアもその恩恵を受けている。このシート下にはストレージ、発電機、清水タンク、温水器、冷蔵庫とアウトドアジュニアのライフラインのそのほとんどが収まっているのだ。
従来のキャンピングカーレイアウトやシートなどの束縛を受けずリー社長の柔軟な発想がこのレイアウトに反映されている。本当に素晴らしいレイアウトだし、この配置がなければアウトドアジュニアの設備はこれほど充実をしなかっただろう。
まとめ
アメリカの家やコンドミニアムを見たことがあるだろうか。あっちの家は「ムダな廊下」というものがなかったりする。そもそも玄関を開けるとすぐにリビングということも多い。
それに対して日本の家は小さい部屋やいろいろなものをやたら区切っている。その都度廊下や壁が存在している。広いのか狭いのかよくわからない。日本のキャブコンがコレ。
日本のキャブコンもエントランスをあけると、車体のど真ん中にダイネット、テーブルや椅子が鎮座していることがほとんどだ。そこにダイネットがあると後方や壁にキッチンやトイレ、ベッドが配置され移動するためのスペースが必要になる。あのレイアウトは本当に無駄が多いと思う。
キッチンも本当に必要なのだろうか。キッチンを配置しなければキッチンスペースもそこにたつスペースも必要ない。でもそれ排除するとレイアウトとして成立しないのかもね。すべてを配置するほど広くはないけどベッドだけでは広すぎるスペース。そうなるとあのようなレイアウトになってしまうのだろう。
ぜひ思い切ってセンターにトイレ・シャワー、リアにダイネットというレイアウトを見直してほしい。ちなみにこのレイアウトを採用しているのはアウトドアジュニアとコルドランディだけだと思う。