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500Wソーラーパネル太陽光発電とディープサイクルバッテリー4本でスタンドアロンでエアコンは使えるか、ちょっと実験をしてみた。
うちのキャンピングカーアウトドアジュニアには現在ソーラーパネルが250W×2枚乗っている。
さらに安物ではあるがエーシデルコのディープサイクルバッテリーが合計4本搭載されている。この状態だと、なんとAC100Vのコンセントがなくても、日中であればエアコンが動くのだ。
それがどの程度実用的なのか、ちょっとチェックをしてみよう。
まずはうちのキャンピングカーに乗っているソーラーパネル周りの機材についてチェック。
この記事に書いてあるコト
500Wソーラー+バッテリー4本で家庭用エアコンは使えるか?
自宅でつなげているAC100Vのコンセントを抜く。エアコンをインバーターから来ているコンセントに差し込む。そーするとインバーターから供給される電気でエアコンが立ち上がる。
エアコンリモコンの室温は24度に設定。アウトドアジュニア室内なので、ソフト運転もする。
ちなみにジュニアに搭載されている冷蔵庫(70L、70W位)も同時運転する。当たり前だ。キャンカーに日中いてエアコンだけということはないだろう。室内のLED照明ももちろん点ける。今回は室内に滞在しなかったので、テレビはつけなかった。次回の実験はぜひ同時に稼働をしたい。
第1回実験日:2019年9月12日
埼玉の気温は日中余裕で30度を超えていた。実験した日の状況は以下。
- 12時-16時
- 晴れ時々くもり
- 気温31度
エアコンスタートをして約1時間。室内はしっかり冷えている。これがなんちゃってクーラーなどとは違う、家庭用エアコンの実力だ。
この時点でバッテリー容量は95%。電圧も約12.6Vなのでとりあえず問題はない。
お昼から約3時間ほど冷蔵庫とエアコンを動かし続けた状態。
バッテリー充電量は81%となった。
天気はこんな感じで、先ほどからちょっと雲が出てくる。
太陽は雲から出たり入ったりの状態を続ける。こんな感じで16時ころまで動かしたが、エアコンも冷蔵庫も全く止まることなかった。
バッテリーは最終的に79%で終了。
きちんと太陽が出ていれば、発電機を回すこと無く冷蔵庫とエアコンを稼働することができた。晴天雲無しであればテレビも行けるよう感じる。
第2回実験日:2019年9月15日
500Wソーラー+バッテリー4本を使い、エアコンと冷蔵庫とテレビの同時稼働は可能なのか?
通常キャンピングカー車内で過ごす場合、誰しもがエアコン、冷蔵庫の常時稼働。さらにそこにテレビまで見ることができたら、ほぼ自宅と一緒ではないだろうか。
これだけの家電をしっかりと使おうと思ったら、オレの場合間違いなくジェネレターを回した。普通にバッテリー2本では冷蔵庫とテレビが半日で終了という感じだろう。
これらの機器がソーラーパネルとバッテリーだけで、どのくらい動くのか?再度テストしてみたぞ。
冷蔵庫は常時稼働をしている。この時点でバッテリーは満充電。
外部AC電源を切り離し、インバータースイッチを入れる。エアコンのスイッチをオンにしたのが9時38分。
エアコンの設定温度は24度。ソフトの設定もオンにする。
すぐにバッテリーモニターが下がりだす。
すぐにエアコンの電源を入れる
天気は晴れ時々くもり。
かなりいい日差しが降り注ぐ。
約2時間ほどエアコンを動かしたが、非常に安定したソーラーパネルの電気供給と思える。
この時点でバッテリーは全く減らなかった。すごいぞ。
というわけで、ここからテレビの電源も入れてみよう。
11時過ぎにテレビの電源を入れる
テレビのアンテナを地元に合わせる。時刻は11時14分。
今日はいまいち地デジの入りが悪い。途中よりDVDを入れてツールドフランドなどを見る。
冷蔵庫+エアコン+テレビで1時間稼働
冷蔵庫+エアコン+テレビで1時間ほど稼働をしてみた。
時刻は12時26分。
非常に安定した稼働状況。1時間で2%ほどバッテリーは減った。
DVDを交換して、一旦買い物へ行く。モニターアプリのあるスマホはキャンピングカー車内に残しモニタリングを続ける。
14時過ぎバッテリーが残量62%に
安定稼働をしていた12時半ころから約2時間弱経過。
バッテリーモニターをチェックすると赤くなっている・・・あかん。
バッテリーの残量を食いつぶして残り62%になっている。この約2時間でいきなり電気が減った。もしかして太陽が陰ったのだろうか。
ただ、この時点でも冷蔵庫、エアコン、テレビは問題なく稼働をしていた。
エアコンを切りバッテリーが充電されるか
バッテリーの負担をかけてはいけないので、この時点でエアコンを一旦切ってみる。ソーラーパネルオンリーで、どのくらいの時間でバッテリーが復活するかのテスト
エアコンの電源を切るとすぐに電圧が上がってくる。バッテリーが充電OKになる80%以上になるまで待ってみよう。
あっ、テレビの電源も落としました。動いているのは冷蔵庫のみ。
1時間でバッテリーは80%以上に復活
15時過ぎにはバッテリーの状態が88%に復活。バッテリーOKの表示に変わっていた。
天気は非常にいい天気で雲もない状態。
15時からエアコンを稼働
バッテリーが復活したので、ここからエアコン稼働をスタートした。
ウチのキャンピングカーソーラーパネルはこの時期14時をすぎると、かなり陽がかげってくる。
隣の家の影に陽がさえぎられるのだ。
17時過ぎにはバッテリーがアウト
約2時間ほど冷蔵庫とエアコンを動かし続けた。
17時過ぎにキャンピングカーに行ってみると、完全に日差しは陰っていた。この時点でバッテリーはカラカラ状態。
エアコンと冷蔵庫は止まらずに動いていた。
17時15分にテスト終了。エアコンを切って外部AC電源につないでバッテリー充電をした。
今日1日のバッテリーモニターグラフ
今日1日のバッテリーモニターグラフ。
- 9時半過ぎ:エアコンスタート
- 11時過ぎ:エアコン、テレビスタート
- 14時過ぎ:エアコン、テレビストップ
- 15時過ぎ:バッテリー充電88%に復活したのでエアコンスタート
- 17時過ぎ:バッテリー残量2%になったのでエアコンストップ
- 17時過ぎ:外部電源につなぐ
すべての時間において冷蔵庫は常時稼働をしていた。
500Wとバッテリー4本あると、かなりの電気製品が使える。特に発電機を回さずエアコンが稼働するのはかなりいいのではないだろうか。
冷蔵庫とエアコンだけであれば、天気が良ければほぼ日中ずっと使える。ただテレビを付けると、やはりバッテリーに負担がかかるようだ。
うちのテレビはかなり古い。チェックをしてみたら2010年に購入をしている「ORION(オリオン) DVDプレーヤー内蔵地上波デジタルハイビジョン液晶テレビ LTD22V-EW1」というやつ。消費電力は53wとなっている。
今の液晶テレビ(22-24インチ)なら20w台の消費電力となっているので、バッテリーも温存でき、ソーラーだけで冷蔵庫、エアコン、テレビの日中稼働も可能かと思われる。
まとめ
ソーラーパネルとバッテリーのみで冷蔵庫とエアコンを動かしてみたが、全く問題なく4時間ほど稼働できた。これなら非常に実用的であると思う。
走りながら、キャンピングカーの室内を冷やすことも可能だろう。
これから9月10月11月の秋口は日中けっこう暑くなるはず。そうするとこのようにエアコンをつける場面も出てくるかもしれない。
夕方になって電気が少なくなりバッテリー容量も心配になるが、シャワーの湯を沸かすため発電機を1時間ほど回せば、夜用のバッテリー満充電は確保できるだろう。
これで夜は心配なし。夜間寒くなってのFFヒーターも問題ないと考える。
今後も、このようなテストをしてソーラーパネルの実用的な容量とバッテリーの適切な本数をチェックしていきたいぞ。次回はぜひともパワーアップした800Wソーラーの運転テストをしてみたいと思う。乞うご期待!
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