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キャンピングカーのサブバッテリーを鉛バッテリーからリチウムにしました。これにより真夏のキャンピングカー車中泊はどのように変わったのか?
昼夜問わずエアコンなどが使えるのか?普通の家と同様に家電製品を使うことができるのかなどをレポートしたいと思う。
このところキャンピングカーの電源となるサブバッテリーはかなりのスピードでリチウム化されている。車両本体のエンジンを止め、また発電機などを回さなくても一般的な家と同様に家電製品を使いたいというニーズが高まっているのだろう。
家と同様にキャンピングカーでも快適に生活や旅をするためには電気は欠かせない。
これまでサブバッテリーを鉛ディープサイクルバッテリーを4本積んでがんばってきたが、やはり限界は感じる。そこでサブバッテリーをリチウム化してみたところ、これが想像以上に快適であった。
うちのキャンピングカーアウトドアJRにはどのような家電が乗っていて、どのような使い方で、どのくらいエアコンなどが使えるかを報告したいと思う。
この記事に書いてあるコト
サブバッテリーをリチウム化してどのくらいエアコンが使えた?
まず最初に結論を書きます。
2022年7月の3連休で関西オフに行ってきました。前夜祭を含め7月14日から渋滞による静岡SAでの7月19日車中泊までのトータル5日間にわたり、エアコン(と冷蔵庫)は・・ほぼつけっぱなしでした。
その間、サブバッテリーへの充電は以下のようになっています。
- 関西オフ会場への走行充電5時間
- 7月17日にAC100Vによる充電3時間
- 7月18日に発電機による充電3時間
残りはソーラーパネルによる充電ですべて賄うことができました。これによりほぼ5日間エアコンを回しっぱなしということが実現できました。ついでに冷蔵庫に関してもその期間ずっとつけっぱなしでした。リチウムすごい!
キャンピングカーの家電はどんなものを積んでいるの?
うちのキャンピングカーアウトドアジュニアは元祖オール家電キャンピングカーである。もう20年以上前から発電機はもちろん、その当時から唯一家庭用エアコンを搭載していたキャンピングカーである。
- エアコン
- ビールサーバー
- 冷蔵庫
- テレビ・ブルーレイレコーダー
- パソコン
- オーブンレンジ
以上が、通常でも使われている家電製品です。
アウトドアジュニアに使われているエアコンや冷蔵庫などは普通の家電量販店に売っている家庭用の家電製品です。なので非常に安価で手に入るものばかり。
キャンピングカー専用で作られているものは、ほぼ無いので入れ替えもかなり自由度が高い。
サブバッテリーのリチウムはどんな感じ?
リチウムバッテリーはトータルで400Ahとなっています。3.2Vを4直列を2並列ですね。約5kW。
バッテリーはアリエクスプレスでトータル約15万円。もうちょっと安くなってくれるとうれしい。次のバッテリー交換のときにまで10万円以下になってくれることをいのる。
以前のディープサイクル鉛バッテリーはどんな感じ?
以前のディープサイクル鉛バッテリー3本はこんな感じで配置されていました。大きさで半分くらい重量は3分の1くらいになったと思われます。ただバッテリー充電器やらBMS(バッテリーマネジメントシステム)などもあり多少の場所はとっています。
実際にリチウムでエアコンを動かしたレポート
それでは実際に関西オフにおいて3日間エアコンを動かしっぱなしで、どのようにリチウムバッテリーの増減があったかをチェックしてみたいと思う。
7月16日です。というわけでリチウムバッテリーのテストスタート。関西オフ初日午前中。
朝8時スタート。バッテリーはほぼ満タン状態。天気は曇り。エアコンは25度でずっとつけっぱなし。この状態で一昼夜エアコンをつけっぱなしにしていた。
この日は1日中曇天だったのでソーラーパネルからの入力はほぼなかった模様。
7月17日です。関西オフ2日目は朝から天候回復。晴れている。
一晩エアコンをつけっぱなしで約40%の電気を使った模様。今日は晴れているのでソーラーパネルからの充電も期待できると思われる。
しかし、天気が良いことを理由に朝からビールサーバーも稼働をしていた。日中の暑さに耐えられず、エアコンつけっぱなしのウチのジュニアにしぶちょーも逃げ込んでくる。
冷えた車内に生ビール。さらに製氷機まで動かした。あかん。
案の定電気使いすぎ。これでは夜のエアコンが心もとないので3時間ほどAC100Vで充電をした。
日付変わって7月18日の深夜1時。この時点で55%くらいまでバッテリーは持ち直していたので、そのままエアコンをつけっぱなしで寝ました。
最終日夜明け。こんな感じで一晩エアコンつけっぱなしで約30%ほど電気を使ったようです。この日で関西オフ終了。オフ会スタート時点でリチウムサブバッテリー満タンであれば3日間の車中泊なら十分に耐えることができました。
2日目に充電が必要になったのはビールサーバーやテレビや製氷機などを使いすぎたため、夜のエアコン分が多少不安になったのことによるものです。通常の使い方なら全く問題ないでしょう。
まとめ
サブバッテリーをリチウム化したことで、ほぼオフグリッドの車中泊は可能だった。通常の使い方で日中は走行充電などを使えれば、ほぼ電気に関しての心配は無いと思う。
ウチみたいに日中もエアコンや家電をこのように使うのもあまりいないと思う。
ただリチウムはバッテリーが持つのは助かるが、充電はとても大変ということもある。でんでん号は800Wソーラーが載っているので、かなり充電ができるが、これが300W程度だとリチウムバッテリーの回復は大変と思う。
またウチは発電機も搭載しているので、もしもの時でも安心というのもある。リチウムは充電することがとても大変ということもわかったので、そのあたりも今後レポートしてみたい。