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キャンピングカーの発電機は必要か?不必要か?いろいろ議論の尽きないネタだ。そう、キャンピングカーの便利装備でいつも話題上がる筆頭・・・それは「発電機・ジェネレーター」となっている。
装備されていれば超便利。無ければないで、なんとかなるという意見もたくさんあり、まったく結論が出ていない状況です。
さて、キャンピングカーアウトドアジュニアには、その車体からは想像もつかない、とんでもない大きさの発電機が搭載されています。
通常ジェネレーターが乗っている言えば「ホンダ EU16i」「ヤマハ EF1600iS」が中心になるのではないだろうか。
それに対してアウトドアジュニアは「ホンダ EU28is」が搭載されている。この強力な発電機を乗せているアウトドアジュニアに乗っているオレがちょっと考察しよう。
この記事に書いてあるコト
- 1 キャンピングカーに発電機を積むメリットは?
- 2 キャンピングカーの電源
- 3 発電機の種類は2つある
- 4 発電機は必要ですか?不必要ですか?
- 5 キャンピングカーの発電機ってホント使えるの?
- 5.1 アウトドアジュニアの発電機 EU28isとは?
- 5.2 発電機の搭載場所
- 5.3 アワーメーターで運転時間をチェック
- 5.4 スライドレールで引き出すことができる
- 5.5 発電機の燃料を車体タンクより供給
- 5.6 発電機EU28isの燃費は?1時間ガソリン消費量は?
- 5.7 夏・冬・一年中エアコン使い放題
- 5.8 電子レンジ・オーブンを気軽に使える
- 5.9 生ビールサーバー・冷蔵庫の安定稼働
- 5.10 炊飯器・ホームベーカリーをキャンカーで使う
- 5.11 ホットプレートでたこ焼き
- 5.12 テレビ、パソコン、スマホの電力を安定供給
- 5.13 キャンピングカーで寝る前にサブバッテリー満充電
- 5.14 どんなところでも「快適」に車中泊できる
- 5.15 発電機使用時の実際の騒音レベル
- 6 発電機の実用レベルとは?
- 7 発電機を使う場面はどんな状況?
- 8 発電機のトラブルとかあるの?
- 9 発電機のメンテナンスはどうするの?必要?
- 10 なぜみんな発電機を使わない?
- 11 発電機のデメリット
- 12 まとめ
キャンピングカーに発電機を積むメリットは?

発電機はガソリンなどをの燃料でエンジンを回し電気を作る機材です。工事現場などで使われているのをあなたも見たことがあるかと思います。
現代のキャンピングカーは家電製品をたくさん積んでいます。室内照明はもちろん、エアコン、テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、温水器、パソコンなど家にあると同様のものが多数のっているでしょう。
これらの家電製品を動かすために電気が必要になります。発電機をキャンピングカーに積んでおくことでたくさんのメリットがあります。
外部電源確保できないときの電源供給
キャンプ場やRVパークでは外部電源としてAC100Vを確保できることがあります。
しかし辺鄙なところへ行った時や真夏の深夜高速道路サービスエリアでは電源の確保ができません。そんな時に発電機があればキャンピングカーの電気確保ができます。
サブバッテリーの残量を気にすることなく・・真夏の高速道路パーキングでは大型トラックの近くに止めて発電機を回すことがよくあります。
曇りや雨雪の日にソーラーパネルが期待できない時
ソーラーパネルも太陽が出ていなければただの板。発電は全く期待できません。こんな時発電機があれば、その日に必要な電力確保とポータブルバッテリーの充電などができます。
また冬の就寝前に発電機を回しておき、サブバッテリーをある程度充電しておくことで深夜に電気不足でFFヒーターがストップすることも防ぐことができます。
キャンカー車両エンジンよりも小排気量
車のエンジンはかなりの排気量があります。うちのアウトドアJRでも1800cc、ちょっと大きい車であれば3Lや4Lなどザラにあります。
それに比べ発電機の排気量は50cc-200cc程度。ウチのアウトドアJRに乗っているEU28isの排気量は200ccとなっている。電気を確保したいというのなら車のエンジンをアイドリングするよりも小排気量で発電に特化した発電機を回すほうが排気量的にも発電的にもメリットがあると考える。
キャンピングカーの電源
キャンピングカーの電源は発電機の他にどのようなものがあるかをチェックしてみよう。
キャンピングカーは車ですので通常の車用のバッテリーが積まれています。バッテリーが搭載されているので12V(もしくは24V)が使うことができます。
またキャンピングカーにはサブバッテリーが積まれていることが多く、このサブバッテリーより12V(シガーソケット)やインバーターなどを通して100Vを使えるようになっています。
キャンピングカーの電源はサブバッテリーが主に使われますが、このサブバッテリーへの電源供給は以下のものが上げられます。
走行充電
最初に考えられるサブバッテリーへの電源供給法は走行充電です。車は走ればオルタネーターによりバッテリーの充電がされます。
この電気をサブバッテリーへの充電にも使います。
外部AC100V電源

こちらはRVパークに設置されている100Vの外部電源です。
オートキャンプ場やRVパークなどに設置されたAC100V外部電源をキャンピングカーに供給をします。
ソーラーパネル

キャンピングカーのルーフにソーラーパネルを設置する方法です。
このソーラーパネルを使いサブバッテリーに充電をします。
発電機
発電機によって作られた電気をサブバッテリーの充電、また発電機から出力される100Vの電気を使います。
発電機の種類は2つある
キャンピングカーに使われる発電機は主にポータブルタイプと車載タイプの2種類に分けることができます。
ポータブルタイプ発電機
出典:アマゾン
ポータブルタイプ発電機のメリット
ポータブル発電機はこのようにハンディタイプになっていて取っ手あったりするなど持ち運びにとても便利です。重量も10-20kg程度でトランクなどに載せることができます。
出力は900-2000W程度のタイプが一般的です。
値段も車載に比べ安く場所を取らずに発電機を使うことができる。
メーカーにより様々なタイプや出力、大きさが発売されていてユーザーの好みの発電機を選ぶことができる。
基本的に車体のトランクなどからおろして外部で使うため発電機使用時に車体に振動や音が影響しない等が挙げられます。
ポータブルタイプ発電機のデメリット
車外で使用する必要があるため、置き場所を選ぶということ。雨などが降っていたり、周りの環境などを考えると使えない場面も出てきます。
また燃料タンクが小さいので使用時間が短く随時燃料補給の必要があります。そのため別の燃料携行缶を持っていなくてはいけません。
車載タイプ発電機
出典:アマゾン
車載タイプ発電機はキャンピングカーの車体にあらかじめ搭載されているタイプです。キャンピングカー購入時にオプションで選択することになります。
上記のポータブルタイプよりもはるかに大きく、重量も30-60kgくらいあります。ポータブルのように積み下ろしは不可能です。
大きいので当然出力も高く2400-4000wなど非常に高出力です。
車載タイプ発電機のメリット
キャンピングカー車両にあらかじめ車載されているので、天候に左右されることなく発電機を使用できます。ポータブルに対して、外に出すこともないため目立たないこともメリット。
大型の発電機のため燃料タンクも大きく使用時間も長い。
出力も大容量で小さなマンション程度の出力がある。ちなみにウチのアウトドアJRは上記画像の「ホンダ EU28iS」が搭載されていて2800Wもの出力がある。
エアコン、電気湯沸かし器、電子レンジ、テレビ、冷蔵庫などを同時使用できる。
車載タイプ発電機のデメリット
車載タイプは発電機自体が大きいため車載スペースを大きく取ることです。
また発電機もかなり高額でキャンピングカー車両価格もかなり高くなることや、そもそも車載発電機のオプションがないことも多い。
発電機は必要ですか?不必要ですか?
キャンピングカーの発電機はウチでは絶対に必要。というか、発電機ないキャンピングカーはかなり制限があると考えてしまう。
ハイエースや軽バンを自身で改造したり、工夫したりするのであれば、搭載も含め事情もあるから無くても納得できるだろう。
しかし、新車で購入するキャンピングカーに発電機が乗っていないなんて・・・辛すぎる。
自ら行くところや行動範囲、いろいろな意味で制限がつくこと間違い無し。
夏の夜の高速サービスエリアで発電機は必要ですよね?
キャンピングカーのメリットである、目的地に対して前日出発、前乗りはアタリマエのこと。そこで、高速道路途中のサービスエリアに入ってみよう。
発電機どころではない。夏の駐車車両のほとんどがアイドリングでエアコンかけて寝ていると思うがいかがだろう?
そこで200cc程度の排気量の発電機が動いているのはダメでしょうか?それでもキャンピングカーの発電機が気になる時があるので、そんな時はトラックが沢山(アイドリング)駐車している近くに止めるんだがダメでしょうか?
発電機は騒音がうるさいんでしょ?
発電機不要論の理由で、けっこう多いのが「発電機の騒音がうるさい」というもの。
ところで、そんなうるさい発電機って、どんな発電機?そもそもそんなうるさい発電機を積んでいる事自体が問題なのではないだろうか。
ちなみにアウトドアジュニアに乗っている「ホンダ EU28is」はメッチャ静かである。稼働をしていても、排気の逆側に回れば、発電機がまわっているかどうかなんてわからない。
風が吹いていたり、そう・・雨なんかが降っていれば、全く聞こえることはない。
あと、発電機の性能以上の家電を使うと、発電機が唸る。エアコンと電子レンジ一緒に使えばかなり唸る。それはうるさいだろう。
性能が低い発電機を使っている場合はうるさいかもね。
発電機は周りに迷惑
一体どこにキャンピングカーをとめて、発電機を使っているの?
休日の日中、人がたくさんいる商業施設の駐車場や道の駅で発電機を使えば、それは周りに迷惑。うるさいと言われて当たり前。
発電機使いたいなら、周りに人はいないところ選ぶのは当然。駐車場やパーキングとめる時は、駐車場の1番端っこ。誰もこないような離れた場所にとめるくらいの気は使うよね?
逆に発電機を使いたいから、迷惑がかからない、目立たない場所を厳選してとめるようにするべき。
いずれにしても、何をやっても発電機回していれば、「迷惑」と言われるのだから。
キャンピングカーの発電機ってホント使えるの?

キャンピングカーアウトドアジュニアには、あのホンダの正弦波インバーター搭載発電機「EU28is」が搭載をされている。
この発電機、車体に搭載されているので、パット見には発電機が乗っていると思われない。またこの「EU28is」はかなりの静粛性があり、発電機が動いていても、発電機とは逆の車体側に立つと・・・動いているかどうかもわからないほど、とても静か。
たとえば、波のある海沿いや雨の日、トラックの止まっている高速道路のパーキングエリア、誰もいない駐車場の一番はじに止めると、発電機が回っているかどうかもわからないほどの静粛性となっている。
あー、発電機を回していいという免罪符ではないので、噛みつかないでね・・・
というわけで、ホントにキャンピングカーの発電機って使えるの?というのをウチのジュニアの発電機を例にとって・・・シュチュエーションを交え自慢してみよう。
アウトドアジュニアの発電機 EU28isとは?
アウトドアジュニアの生命線である、ホンダの静音発電機 EU28isです。今となってはキャンピングカーになくてはならないアイテムの一つでしょう。
アウトドアジュニアの魅力のひとつにこの発電機が上げられる。 この世にキャンピングカーはたくさんありますがこれだけ大きい発電機を積んでいるのはなかなかありません。
エアコンつけっぱなし、涼んでいる横でシャワーを浴びながらダイニングでは冷凍食品をレンジでチンしているなんてことが普通にできます。
また家庭用品をそのまま持ち込めるということはホントに便利です。たとえば何か電気製品を買うときにキャンピングカーを意識しなくてすみます。何でも持ち込めるので。
パソコンや冷蔵庫を問題なく使えるのもこの発電機(正弦波)のよさでしょうか
とにかく、国産の発電機の中でも最大級の出力を誇るこのホンダEU28isを搭載されていることによりたくさんのメリットがあります。
キャンピングカーアウトドアジュニアを選んだ方の中にはこの発電機が搭載されていることに魅力を感じた方もたくさんいると思います。
キャブコンの中では本当に小さいサイズのキャンピングカーアウトドアジュニアですが、国産の最大級の発電機を積んでいることが最大の魅力です。
ホンダの発電機をちょっとリストアップしてみよう。
スペック/名前 | EU9i | EU16i | EU24i | EU28is |
---|---|---|---|---|
交流定格出力 | 900VA | 1.6kVA | 2.4kVA | 2.8kVA |
直流出力 | 12V-8A | 12V-8A | 12V-10A | 12V-12A |
連続運転(1/4負荷) | 約7.1時間 | 約8.1時間 | 約22.3時間 | 約17.3時間 |
騒音レベル(1/4負荷) | 78dB | 81dB | 82dB | 84dB |
燃料タンク | 2.1L | 3.6L | 12.7L | 12.7L |
乾燥質量 | 13.0kg | 20.7kg | 55.9kg | 61.2kg |
搭載エンジン | GXH50T | GX100T | GX160K1 | GX200 |
始動方法 | リコイルスターター | リコイルスターター | リコイルスターター | セルスターター |
発電機の搭載場所
キャンピングカーアウトドアジュニア自慢の発電機は、車体の右側後方に搭載されています。
扉を開いた画像を見てもらえるとわかるように発電機は後車軸付近にあります。
ちなみに水タンクもこの発電機の逆側に配置されていて、キャンピングカーの積載物の中でエンジンの次に重たいとされる発電機や水タンクがリアの車軸付近にすべて搭載されています。
キャンピングカーアウトドアジュニアはキャビンが延長されず、すべてのアイテムが二台の上に搭載されているので非常に重量バランスのよい配置になっているのです。
発電機のガソリン注ぎ口は発電機の丈夫に搭載された燃料タンクに入れます。
キャンピングカーの車体のガソリン口も運転席のドアの近くに配置されています。ガソリンスタンドでもガソリン注ぎ口が運転席側に集中しているので迷わずにすみます。
アワーメーターで運転時間をチェック
扉を開けて、発電機搭載室の壁にアワーメーターが取り付けられています。
これは主にオイル交換時にリセットして、じかにオイル交換がわかるようにするためについています。
キャンピングカーアウトドアジュニアの搭載発電機はリーエキスポートより推奨オイルの指定があります。
この推奨オイルを使うことにより、発電機の長時間使用、耐久性が上がるとのことです。
またアワーメーターにはコンセントも取り付けられていて、右側の発電機扉を開けることによりコンセントを使うことができます。こんな小さいことですが、とても便利なアイテムです。
スライドレールで引き出すことができる
キャンピングカーアウトドアジュニアの発電機搭載法はスライドレールによって車体に固定されています。
このスライドレールが非常にスムーズに発電機の引き出し、しまいこみができます。
またその固定法がすごくシンプルで、またがっちりと固定されます。
発電機単体で、60kgくらいあり普通の大人の人間ほどの重さがあります。この重い発電機がバタバタと暴れては大変です。
そして、位置的にクルマの恥の方になるのでなおさらキチンと取り付けなくてはならないでしょう。
またガソリンスタンドなどで、その発電機の重さを感じてしまうようではガソリンの給油も大変な作業になってしまいます。この発電機のスライドレールは発電機の重さをまったく感じさせません。
しかし、一つだけ気をつけることがあります。それは発電機をしまうと時にこのストッパーをかけ忘れてしまうことです。とにかく私も気をつけたいものです。
発電機の燃料を車体タンクより供給
でんでん号が納車されてはじめての長い旅行が冬の北海道でした。
これでちょっと困ったことがありました。年末年始の北海道のガスステーションは営業時間が異様に短いのです。
小さい町では持ち回りで1軒が営業、それもだいたい3時頃で終わり・・・下手したらお昼で終わりという。何回かガスを入れそこなうとこでした。
冬の北海道で発電機のガソリンがなかったら命にかかわる問題です。
そして発電機のタンク満タンで16時間くらいしか持ちません。そう次の日のガスステーションまで持たないのです。しかたなく昼までにガソリン満タン、夕方5時まで発電機は使わないようにしていました。
早朝に発電機がガス欠だけはさけたかったので・・・(マジで死ぬから
帰ってきてリー社長にこのことを話したら改造してくれました。現在でんでん号の発電機は車体の燃料タンクから引っ張っています。車体タンクから燃料を引っ張る燃料ポンプが車体後方発電機近くに取り付けてあります。
使い勝手は最高です。
燃料ポンプのスイッチはON、最初に燃料コックをONにして発電機始動、すぐに燃料コックをOFFするだけあとは車体の燃料タンクから35Lまで使えます。それ以上は走れなくなるので使えません。
車体から取れなくなったらコックをONにして発電機のタンクから運転できるので2日間以上連続運転できます。またガスステーションで発電機の燃料を使っていなければ車体タンクだけの給油だけで済みます。
発電機EU28isの燃費は?1時間ガソリン消費量は?
ホンダ発電機EU28isの燃費をチェックしてみよう。ホンダのウェブサイトでのデーターとしては・・・
- 連続運転可能時間(h)(1/4負荷エコスロットル作動〜定格負荷):約17.3H~約7.0H
- 燃料タンク容量:12.7
となっている。
通常、発電機を回している場合の一般的な(オレの)使い方としては、エアコンは常時回しっぱなし、電気温水器をつけて容量いっぱいの湯を沸かす、テレビはつけっぱなし、室内のLED電気つけっぱなし、パソコンつけっぱなしという状態が続く。
さらに、夜になり車内宴会へ移動をすると、そこにホットプレートなどの家電を持ち込む。炊飯器もつけっぱなしの場合が多い。
このような、ほぼ自宅にいる状態と変わらない使い方をしていると、フルタンク12.7Lで約10時間持つというところであろうか。
昼過ぎに発電機をかけると、深夜宴会が終了をする0時過ぎに発電機が止まるというイメージで当たらずとも遠からず。
もしRVパークなどで電気が使えるところであれば、1000円以下なら迷わず借りると間違いなし。冬場などエアコンが必要ない場合であれば、微妙となる。
ただ、電気が使えるところでも使えるアンペア数が少ない場合など、やはりホンダ発電機EU28is恩恵は受ける。なんといってもエアコンつけっぱなしで、電気温水器と電子レンジを同時使用できるのだから。
夏・冬・一年中エアコン使い放題

発電機、ジェネレーターを導入するか、使うかということの分岐点が、このエアコンを使うかどうかということだろう。
他のモノ、たとえばテレビやパソコンなど普通のデスクにあるような電気器具ならサブバッテリーとインバーターでまかなえる。
また電子レンジや湯沸かし、炊飯器を使いたいから発電機を導入したいなどという理由はあまり聞いたことがない。
発電機を導入したい最大の理由はこのエアコンでほぼ間違いないだろう。
というわけで、寒かろうが暑かろうが一年中エアコンが使い放題ができる発電機は、本当に助かる。特に夏。
毎年、とんでもない暑さになる日本の夏にエアコン無しでキャンプや車中泊は標高1000m以上登らないと不可能に近い。
扇風機だけでしのぐなんて、かなりキビしい。
さらにこの頃は5月や10月でも夏日があったりして、エアコンは大活躍だ。ちょっと気温のある雨の日の除湿などはエアコンでないとできないコト。とにかくエアコンがほしいなら発電機は必須となる。
電子レンジ・オーブンを気軽に使える
キャンピングカーアウトドアジュニアにはオーブン電子レンジが備えついている。このオーブン、アウトドアではかなり使えるアイテム。
ピザや焼き物系の料理はもちろん、シナシナになった惣菜揚げ物が、揚げたてのおいしさによみがえる。
そしてなんといってもアウトドアであると超便利な電子レンジ。この電子レンジがいつでも気軽に使えるのは発電機があってこそ。
生ビールサーバー・冷蔵庫の安定稼働
まぁ、冷蔵庫を動かしたくて発電機回すヤツもそうはいないが、ウチラには生ビールサーバーを動かすという、まさにコレのために導入しているというアイテムがある。
日中であればソーラーでなんとか動く(しぶちょーの)ビールサーバーも夕方や曇天の日はダメだ。やはり発電機のお世話になるのだ。
ウチラは集まると1台だけ発電機を動かして、そこから分岐して使うというやりかた。
ちなみにホンダ発電機EU28isであれば、1台で2台のエアコンを余裕で動かすことができるし、同時にビールサーバーも冷え冷えね。
炊飯器・ホームベーカリーをキャンカーで使う
キャンプや車中泊で炊飯器でホカホカご飯、焼き立てパンをいただけるのは発電機あってのもの。
特に新米炊きたてなどは炊飯器があるということにマジで感謝をする。
無洗米を使って炊飯器でご飯を炊けば、家にいるのと変わらずお腹を満たせるというもの。
さらに飲み終わったときにご飯がたけていれば、シメの雑炊はもちろん、ご飯のアテはそこらにあるのだから最高である。
あと、ぜひともやってもらいたいのはホームベーカリーで焼き立てパンをおやつに食べることだ。これは病みつきになる。
ウチラは焼き立てパンに切込みを入れ、バターとはちみつをかけオーブンでこんがり焼き上げる悪魔のハニーバータートーストが定番となっている。すべて発電機あってのモノ。
ホットプレートでたこ焼き
ホットプレートはキャンピングカーでダラダラ飲んでいる時、最高に重宝するキッチンアイテムだ。
ホットプレートの焼き肉網にして、保温状態で惣菜や揚げ物、ソーセージ、かまぼこ、チキンナゲットなどを置いておけば、焦げないし、いつまでも温かいアテがつまめるわけだ。
さらにたこ焼きはホットプレートの安定火力により、非常にキレイでカリッとしたたこ焼きもいただける。
やはりキャンピングカー車内のキッチンアイテムは安定の電気調理器と、いつも思うぞ。
テレビ、パソコン、スマホの電力を安定供給
家庭はもちろん、キャンピングカーの車内も電気器具でかなりしめられている。それらの電気器具、デバイス類を安定稼働するためにサブバッテリーだけでは心もとない。
第一、冬の寒い日などエアヒーター全開でテレビつけっぱなし、暖かい車内で生ビールとなると・・・サブバッテリーなんてすぐ空っぽだ。
安心してキャンピングカーの夜を過ごすためにも発電機はなくてはならないアイテムとなっている。
キャンピングカーで寝る前にサブバッテリー満充電
真夏のエアコンつけっぱなしの夜以外、発電機は止めることになる。しかし、この寝る前に発電機を止めると、サブバッテリーはきちんと満充電されている。
夜、寝ているとはいえ、深夜にはスマホやタブレット、各種バッテリーの充電。冬であればエアヒーターが動いているし、換気のためベンチレーターや車内の空調のため扇風機なども回っているだろう。
それらの電気機器や充電器を動かすためのサブバッテリーが寝る前に満充電というのはこころ強い。この時点で電圧計がギリギリでは、深夜にインバーターのアラームが鳴って安眠も妨げる。
寝る前にはサババッテリーはニコニコ満充電!約束な!
どんなところでも「快適」に車中泊できる
これはトイレなどにも言えることだが、発電機があることにより、どんなところでも、とんでもない場所でも車中泊ができる。
駐車場やパーキングエリアではトイレや電灯、サービスから一番遠く、だれも停めていない場所を好んで足を運ぶわけだ。
とにかくキャンピングカーを停めるところを選ぶ必要がなく、逆に人のいないところを選択することになる。
そして夏だろうが冬だろうが、雨だろうが、湿度が高かろうが、どのような環境や天候でも、それらに左右されることなく、人のいないところや、他の人が不便で停めないようなところを選んで、さらに快適に車中泊やP泊ができる。
ホントに発電機は無くてはならないアイテムとなっている。
発電機使用時の実際の騒音レベル
アウトドアジュニアは車体にバカでかい「ホンダ EU28is」が搭載されているので当然振動はする。
騒音レベルは、車内に関してはテレビを付ければ排気音は気にならない・・・というレベル。
アウトドアジュニアの発電機搭載場所はちょうど右リアタイヤ上付近でリビング左端になる。リビングで睡眠取る時でも、オレは平気で発電機の上で寝ています。
外に関しては、ガソリンエンジンのアイドリングよりは気になるがディーゼルエンジンのアイドリングよりは静かというレベル。
しかし、「ホンダ EU28is」は排気量に余裕があるので、ヤマハのジェネや「ホンダ EU16i」よりも間違いなく静か。
この余裕があると発電機を本当に実用レベルで使えるという感じがする。
発電機の実用レベルとは?
発電機の実用レベルについてだが・・・「ホンダ EU28is」という通常キャンピングカーに乗るはずのない発電機が搭載されているウチのアウトドアジュニアに限っての話なので、他では通用しないことを事前に言っておく。
「ホンダ EU28is」はその名の通り定格出力が2.8kVAある。ちょっとした小さいマンションレベルだろうか。
前述の通り、普通に「電気温水器」「テレビ」「エアコン」「電子レンジ」「ホットプレート」などをあまり考えず使っている。他のキャンカーで、これらを複数同時使用できるヤツあるか?
そこに炊飯器やホームベーカリーも動いていたりする。なので、自宅にいる時と、ほとんどかわらない電気使用感覚。
さらに「ホンダ EU28is」の燃料タンクは12.7Lある。エコスロットル使うと17時間持つとの事だが、通常使用で1Lで1時間と思って間違いない。
なので、本体タンクのみであれば約12時間の使用が可能。
さらにウチのでんでん号は切り替えスイッチで発電機に、車両タンクからガソリン供給ができるようにしてある。
これにより車両タンクの約35Lを使える。トータル約50Lのガソリンを利用することができ、普通に2日間(48時間)の連続運転が可能となっている。
(故)リー社長の教えで某社オイルを使えば150時間オイル交換は大丈夫。
というわけで、節約をすればスタンドアロン1週間はビバークできる。なんか質問ある?
発電機を使う場面はどんな状況?
ウチの発電機の使用状況だが、前述のキャンピングカーの泊める場所を選び、ほぼ毎回間違いなく動かしている。
つーか、せっかく遊びに来ているのに、あれ使え無い、これ動かない、さらに暑い、寒いはイヤでしょ?
場所選んで、10Lの燃料があれば、ほぼ自宅と変わらない環境と便利さを1晩手に入れられるのであれば、動かさない理由が見つからない。
サブバッテリーなんてあやしい電源なんて、それこそ冬の夜、動かすのはFFヒーターのみ・・・そんなときだけですよ。頼るのは。
あとは、ほぼすべて発電機です。ウチは。
発電機のトラブルとかあるの?
発電機のトラブルはたまにあります。というか、きちんと整備をしていればトラブルというトラブルは起こりません。
うちの発電機トラブルは以下の記事にまとめましたので、目を通していただければと思います。
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発電機のエンジンがかからない・動かない時の対処方法8選!
発電機を使っているとエンジンのかからないことが起こる。ポータブル発電機はもちろん、ウチのような大型のインバーター発電機でもエンジンが動かないかからないということは何度となく起こった。 発電機と言うと、 ...
発電機のメンテナンスはどうするの?必要?
発電機のメンテナンスは必ず必要です。発電機の使用状況や保管方法、またガソリンの使い方などけっこう適当になることが多い。あなたも発電機を使ってそのままキャンピングカーのトランクやガレージにそのまま入れっぱなしということがあるかもしれない。
発電機のメンテナンスをきちんとやることで、いつも快適に使えるというもの。以下の記事に発電機のメンテナンスについてまとめました。
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発電機メンテナンス|プラグ/フィルター/オイル交換の方法
発電機のメンテナンスをしてみる。ウチのキャンピングカーには発電機が搭載されている。これが超便利で出先に行くとかなりの確率で使っている。また災害対策にもなる。 キャンピングカーアウトドアジュニアにはホン ...
なぜみんな発電機を使わない?
なぜみんな発電機を使わない?なぜ発電機に否定的?なぜ発電機を使わない・不必要という理由をさがす?
そもそも付いていないのは別として・・・それは発電機の使い勝手が悪いことと、発電機の性能(振動・騒音も含め)が悪いのでは?
その発電機は、手軽にエンジン始動できます?ウチのアウトドアジュニアは室内からエンジンの始動・停止が手軽にできます。
セルモーターがついているので女性でも簡単に始動ができます。キーを回せば車のように簡単にエンジン始動できます。
その発電機は、手軽にガソリンを入れることができます?うちのアウトドアジュニアは車両からガスを引いているので、キャンピングカー車両本体に入れれば発電機にもガスが行きます。半年に一回、発電機燃料タンクのガスを使い切ることがマストね。
車両から発電機を取り外して、燃料を入れるなんて・・・オレにはちょっと無理。
そう、発電機を使う上で、何も考えることはありません。考えるとすればエンジン始動時にチョークを引くことくらいだろうか。
発電機のかわりに、でかいソーラーパネルや、面倒くさそうなバッテリーシステム・・・そっちのほうがえらいコストも掛かるし、大変じゃないですか?
発電機を考える場合、一番最初に思いつくのがポータブル発電機ではないだろうか。以下でオススメ発電機や選び方についてチェックをしてみました。
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発電機の選び方!メーカーは?燃料はどうする?オススメ10選!
アウトドアにおいての発電機の役割は電力を作り出すことにあり、電力を生み出すことで何ができるのか、という点が発電機の重要な役割になります。 そのうえで、発電機は、どのようなものを主な発電エネルギーにする ...
発電機のデメリット
そんなものあるのですか?ついてないデメリットのほうが大きいですよね?
あっ、一つだけありました。そう、「ホンダ EU28is」の重量は60kg以上ある・・・人間一人分の重量がデメリットかな。なので、5年位に一度ある発電機用バッテリー交換がマジで大変。
まとめ

発電機があれば、どこでもキャンピングカーを停めることができる。ちなみにコレは佐渡の日本海側、人気のない海岸。周囲に民家も皆無。こんなところでも電気があれば、快適に車中泊できる。
キャンピングカーの発電機、使わない方は、ほとんど使わないと聞く。それはそれでいいのではないだろうか。ようはキャンピングカーに対する姿勢なのだから。
オレ的に発電機がないことで、選択肢がなくなったり停(泊)まる場所を選ばなくてはいけないことのほうが、困る。
人がごった返している場所で発電機動かせないなら、誰もいないヘンピなところを選ぶよ。
もしあなたが初めてキャンピングカーを考えている時、発電機やその他の設備に疑問を持ったら、絶対にショップやベンダーに聞いてはいけない。
だって、発電機あれば便利だと言うし、無ければ必要ないですと言うから。
必ず、キャンピングカーの実車を借りて車中泊なり、キャンプなりをして、自分のスタイルをきちんと確認すること、絶対オススメする。発電機が有るとか無いとかというコトに正解はないのだから。
特に真夏と真冬のキャンピングカーで出かけること強くすすめる。極限状態こそ、必要なものが見えてくる。春と秋だけ出かける方にはいらないかもね。
そう言えば・・・今思い出したが(故)リー社長は次期ジュニアに「EU55is」を乗せようとしていた。さすがにそれはキチガイレベルと思ったが、今考えれば、実現してほしいプロジェクトだったと感じている。