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冬の車中泊における寒さ対策において電気毛布を導入した。うちのキャンピングカーには冬の暖房としてFFヒーターとエアコンが搭載されている。どちらの設備もリチウムバッテリーによりFFヒーターはもちろんエアコンも発電機稼働無しで動かすことが可能だ。
そのような充実した暖房設備がありながらも電気毛布をいれることにした。電気毛布は冬の車中泊の寒さ対策としては筆頭とも思える。
なぜこのような環境でも電気毛布を入れることにしたのか。電気毛布を入れることで車中泊に対するメリットやデメリットなども合わせてお伝えしたいと思う。
この記事に書いてあるコト
なぜ電気毛布を導入したのか?
一言で言えば暖房器具の冗長化。
実はFFヒーターをあまり信頼していない。よく着火をしなかったり始動時にかなりのバッテリーのちからが必要になる。ついてしまえば安心だけど。またエアコンはリチウムや発電機で動くと言っても、どうしても電気をかなり食う。
ようはどちらの暖房器具もかなりサブバッテリーに依存することになり、相当量の電気を食う。
冬の低温状態で鉛バッテリーもリチウムバッテリーもキビシイ。性能低下も予想される。バッテリー室も零下かもしれない。
そんな中でバッテリーがやばい状態でもある程度期待のできることを考えると、電気毛布はいい選択ではないかと考える。
2023年年始は北海道スキー旅に行く予定もあり、マイナス20度の環境下でサブバッテリーがどの程度性能維持できるか不安なのもその理由になる。
電気毛布のメリット
それでは冬の車中泊における電気毛布を導入するメリットなどを見ていこう。
消費電力が小さい
電気毛布の構造は毛布の中の電熱線を温め、発熱するタイプの暖房器具となっている。
コントローラーの設定温度が「強」の状態でも40W〜60Wと意外と消費電力が少ないことがあげられる。暖まってしまえば弱にするのも良い。就寝するある程度前からスイッチを入れておけば一晩中「弱」運転でも大丈夫だろう。
ちなみに私は電気敷毛布を購入した。
布団が温まっている時間が長い
電気毛布は用途により2種類ある。「電気掛毛布」と「電気敷毛布」です。
「電気掛毛布」なら布団の中から上へ熱が逃げにくく、外気からの寒さを防いでくれる。
「電気敷毛布」ならフロアからの冷たさから守ってくれる。また敷布団が暖かいのはうれしい。そんな感じで電気毛布を使うと起床まで暖かさ長持ちです。
ウチが「電気敷毛布」を導入した理由は、下からの冷気・底冷えを防ぐことを目的にしている。
アウトドアジュニアの寝る場所は基本バンクベッド。なので冬はけっこう寒い。下はタウンエーストラックのキャビンしか無いし。ダイネットの場合であればフロアからかなり高い位置にあるしFFヒーターからも近い。さらにエアコンは目の前。
それに対してバンクベッドはそれらの暖房器具から距離がある。狭いこともあり空気容量も少ない。バンクベッド下も薄いということで「電気敷毛布」を導入した。
価格が比較的安い
電気毛布は安い。3000円以下の毛布もある。
FFヒーターだと20万円。エアコンだと電源も考えなくてはいけないので、こちらも20万円以上するだろう。リチウムバッテリーを設備したらそれ以上かかる。
それに比べ電気毛布の価格は数千円ですむ。導入コストが非常に低いのが電気毛布の特徴だ。
キャンプ、車中泊に電気毛布を一番に考える理由もわかる。
収納スペースを取らない
電気毛布はとにかく省スペース。折りたためばとても小さくなる。
キャンピングカーで寝具を普通の布団を使っている場合であれば、それらの敷布団・掛け布団に入れてしまえば場所も取らない。
こんなに省スペースでしっかり暖を取れる器具は電気毛布以外ないでしょう。
一酸化炭素中毒の心配が無い
冬になると雪中パーキングでエンジンつけっぱなしエアコンでの事故が後を絶たない。これは雪が降りバンパーよりも上まで積もるとマフラーの排気ガスが車両フロア下に充満。
それをエアコンが吸い込んでしまうことによる。
ちなみにマフラーが雪で詰まることはない。熱で雪でとける。
さすがに車中泊で七輪や薪ストーブを持ち込むやつはいないが、カセットガスストーブやカセットコンロで煮炊きあたりは普通にいるだろう。そのような場合でも一酸化炭素中毒の心配がある。
FFヒーターやエアコンなら心配は少ないが、前述のように導入コストが非常に高いのがネックだ。
それに対して電気毛布なら一酸化炭素中毒の心配が無い。自宅で冬に電気毛布を使っている方もいると思うので、持っていればコストは0だ。
掛毛布・敷毛布と用途に応じて使い分けできる
車中泊の車両や状況によって「電気掛毛布」と「電気敷毛布」を使い分けも可能だ。
極寒地では「電気掛毛布」と「電気敷毛布」をダブルで使用すれば、マイナス20度でも天国ではないだろうか。夜のトイレ行けなくなりそうだが・・・
アレクサなどを使い自動オンオフが簡単実現
アマゾンエコーとスマートプラグを使い、音声による電気毛布のオンオフが可能だ。バンクベッドにある電気毛布の電源をいれるのはけっこう億劫。
それが「アレクサ電気毛布つけてー」と言えば自動で電気を入れることができる。これはかなりのメリットではないだろうか。
電気毛布のデメリット
導入ハードルが非常に低く価格も安い電気毛布だが欠点はあるのだろうか。
電気が必要
電気毛布を使用する際は、電源を取るのに「サブバッテリー」もしくは「ポータブル電源(バッテリー)」が必要になります。
シガライターから電源取ってUSB電気毛布という手もありますが、それでなくてもバッテリーに厳しい冬期に車両メインバッテリーに負担をかけるのはよくない。
電気毛布を使う際は必ずサブバッテリーやポータブルバッテリーを用意することが望ましい。
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人数分必要
電気毛布は基本的に人数分必要になる。ベッドが3つあれば毛布も3枚必要になる。1個で全員暖かいストーブとは違う。
暖まるまで遅い
電気毛布は消費電力が低い分毛布自体も、またその布団自体も暖まるまで時間がかかる。タイムラグが有り即効性はない。
なので寝る1時間前くらいには電源を入れて温めておく必要がある。スイッチ入れ忘れるとマジ冷たい布団だ。
電気毛布の選び方
電気毛布には「敷毛布」と「掛毛布」がある。もしどちらかを選ぶのであれば、まよわず「敷毛布」にするとよいだろう。
敷毛布にする理由は以下になる。
- サイズが小さいので敷と掛両方で使える
- サイズが小さいので消費電力が小さい
- サイズが小さいので値段が安いことが多い
- サイズが小さいのでコンパクトに収納できる
敷毛布のほうが掛毛布よりもサイズ的に小さい。一般的に140cm×80cmとシングルサイズより2回りほど小さい。この手のものを購入する場合は大は小を兼ねない。だいたいデメリットになる。
特にキャンピングカーなどという色々限られた空間で使う場合、小さくコンパクトなもののほうが使い勝手が良い。なので購入する場合は「掛毛布」よりも「敷毛布」を断然おすすめしたい。
電気毛布おすすめ
それでは以上を踏まえて電気毛布を見ていこう。
MORITA 洗える電気敷毛布 140×80cm 室温センサー付 TMB-S14KS
出典:アマゾン
- 毛布本体は手洗いも可能
- 清潔安心のダニ退治機能付き
- 頭寒足熱を配慮した配線のため、足元を中心に暖めます
- 材質 :ポリエステル100%
- 消費電力:40W
- 140×80cm
Sugiyama 電気敷き毛布 140×82cm 日本製 NA-023S
出典:アマゾン
- サイズ:幅140×長さ80cm
- 素材・材質:ポリエステル70%、アクリル30%
- 原産国:日本
- 電源:AC100V(50/60Hz)
- 定格消費電力:55W
- 消費電力量(1時間あたり):(強)約31Wh、(中)約18Wh、(弱)約3Wh
コイズミ 電気毛布 敷き毛布 KDS-4061
出典:アマゾン
- サイズ:130×80cm
- 電源:AC100 50/60Hz
- 消費電力:40W
- 保証期間:1年
アイリスオーヤマ 敷き電気毛布 EHB-1408-T
出典:アマゾン
- 材質:ポリエステル100%
- 電源:AC100V 50/60Hz共用
- 消費電力:40W
- 本体サイズ(cm):幅約140×奥行約80
[山善] 電気毛布 電気敷毛布 YMS-16
出典:アマゾン
- 電気毛布 敷きタイプ 丸洗い可能
- 本体サイズ:ヨコ130×タテ80cm
- 消費電力:40W
- 温度調節:弱~強までスライド式で無段階
モフア 電気毛布 敷き コンパクト MCS402P
出典:アマゾン
- ポリエステル
- 120×60cm
- 消費電力:40W
パナソニック 電気しき毛布 シングル
出典:アマゾン
- 天然由来「キトサン」採用で抗菌防臭
- 丸洗いOK/ダニ対策
- 140×80cm
- 消費電力:54W
椙山紡織 電気掛敷兼用毛布
出典:アマゾン
- 【サイズ】188×130cm
- 丸洗いOK
- 【消費電力量】(1時間当たり)強:約50Wh、中:約27Wh、弱:約5Wh
フリーダン 電気毛布 かけ敷き兼用
出典:アマゾン
- 188×130cmサイズの電気かけ敷き毛布
- 株式会社フリーダムは日本のメーカー
- コントローラーを外せば、縦型洗濯機で洗えます
- 消費電力:55W
まとめ
車中泊、それも冬の車中泊するにあたり最強の暖房器具は電気毛布と思う。消費電力の少なさや持ち運びしやすさ、布団カバーの中に入れるだけの簡単さ、そして壊れにくいなどメリットがたくさんある。
ポータブル電源や脆弱な電源システムでもそこそこ動く信頼性も助かる。ウチなどはエアヒーターやエアコンなどの暖房器具があるにも関わらず電気毛布を持っている。バックアップ的要素も高いのではないだろうか。
冬の車中泊では暖房器具を複数用意して、何があっても良いようにしておくことも大切と考える。ぜひ電気毛布をチェックして見てはどうだろう。