冬の車中泊は暖房が決め手になる。どのような暖房対策をするかによって冬の車中泊の快適度は格段に差がつく。
どのような車で車中泊をするかにもよるが、基本何もしない車の場合テントで泊まるよりも雨風雪に不安がないだけで防寒という観点からはあまり差はないだろう。そのくらい防寒対策をしない車中泊は寒い。
実際にキャンピングカーでさえ断熱材が入っていたとしても車内は普通にマイナスになる。普通車ならなおさらだろう。
冬の車中泊における暖房対策はどのようにすればよいか、チェックしてみよう。
この記事に書いてあるコト
- 1 冬の車中泊で注意すること
- 2 冬の車中泊にかかせない防寒対策
- 3 冬の車中泊には電源が欠かせない
- 4 車中泊の暖房一覧
- 5 車中泊でもキャンプでも使える暖房グッズ10選!
- 5.1 マルカ 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 0W
- 5.2 タンスのゲン 羽毛布団 シングル 0W
- 5.3 [山善] 電気ひざ掛け ポンチョ USBブランケット 130×80cm
- 5.4 DEYA公式 ポカポカ電気シュラフ 快適温度-5℃〜 暖かい 寝袋 USB給電
- 5.5 MORITA 洗える電気敷毛布 40W
- 5.6 MORITA 洗える電気掛敷毛布 60W
- 5.7 タンスのゲン こたつ 2点セット 正方形 一人用 80-160W
- 5.8 RIBU パネルヒーター 【高温版】 85/75/65℃ デスクヒーター:210W
- 5.9 Dazers 300W セラミックヒーター 足元ヒーター
- 5.10 [山善] ホットカーペット 1.5畳:355W
- 5.11 アイリスオーヤマ ヒーター オイルヒーター足元 暖房器具 デスク 500W
- 6 まとめ
冬の車中泊で注意すること
冬の車中泊で注意することは以下の2点。
- エンジンのかけっぱなしをしない
- 車内は火気厳禁
両方とも車内に排ガスがまわることや火気による一酸化炭素中毒が危険なこととなる。
車中泊車内で石油ファンヒーターや石油ストーブ、薪ストーブという強者もいるがいずれにしても車の中など密閉空間で使用するのは厳禁と心得ておこう。
冬の車中泊にかかせない防寒対策
どんなに断熱材の入っているキャンピングカーでも真冬で暖房なしであれば寒い。かなり寒い。ただ何も施されていない普通車やバンなどに比べれば熱の逃げは少なめという感じだろうか。
冬の車中泊は防寒はもちろん、積極的に暖める暖房も必要です。
冬の車中泊には電源が欠かせない
冬の車中泊の問題を一気に解決するのが「電源」です。家庭用100v電源を一晩使うことができれば、電気毛布に電気ストーブを導入すれば何も考えることはありません。
しかしその家庭用電源が確保できない場合、自分で用意する必要があります。電源を確保する方法は以下の3点。
- サブバッテリー
- ポータブル電源
- 発電機
ちなみにうちのキャンピングカーの場合、日中に走行充電とソーラーでサブバッテリーを充電する。
夕方から夜にかけて温水器や炊飯、ビールサーバーを冷やすエアコン暖房など大容量の電気を使う時に発電機を回し、その時に次の日まで余裕で使うことのできるようにサブバッテリーを充電しておく。
これでキャンピングカー車内はマイナス15度まで下がった北海道でも寒さをほぼ感じることなく短パンTシャツ。朝まで暖かくぐっすり寝ることができる。さらに翌朝から昼ころまでのワーケーションの電気も確保できる。日が昇ればわずかながらもソーラーパネルで補うことも可能。
車中泊の暖房一覧
車中泊で使うことのできる暖房をチェックしてみよう。
エアヒーター・FFヒーター
エアヒーターに代表するFFヒーターはキャンピングカーやバンなどの暖房として一番安全、燃料消費量も少なく暖かい。
ネックは20万円はするだろうその取り付け費用だろう。
エアコン暖房
エアコン暖房も大容量リチウムバッテリーとその容量を充電するシステムが必要になる。もちろん車両へのエアコン取り付けとハードルは高い。
ただこのエアコンが取り付けられれば、1年を通して快適な車中泊を遅れること間違いなし。
エアコン暖房は足元が寒いのもちょっとネック。なのでウチは最初車内を暖める時にエアコンとエアヒーターのダブルで動かすことが多い。
電気ストーブ
安全という意味では電気ストーブもいいが、消費電力が非常に高い。エアコン同等以上と思ってもいいだろう。なので電気ストーブを利用する場合100V家庭用電源が使えるところになる。
ポータブル電源でも使えるが、少々大きいポタ電が必要になるだろう。
電気毛布
寝る時に電気毛布はかなり有効な暖房器具と思う。消費電力も電気敷毛布なら40W、電気掛毛布なら60W程度だろう。
これに羽毛布団を合わせれば、真冬でも暖かく快眠できること間違いなしだ。
湯たんぽ
格安暖房器具のダントツと言えば湯たんぽだろう。寝る前にカセットコンロで5分ほど温めれば2.5Lサイズ湯たんぽなら朝まで暖かい。
湯たんぽは移動することができるので、お腹を温めたり冷たい足を乗せたりと自由に布団内を動かすことができるのもメリット。電源なども必要なく、冬の車中泊には常備したい一品。
ホットカーペット
車内にホットカーペット敷けると足元はいつも暖か。もし家に使っていないホットカーペット1畳とかあるなら、導入してみるのも良いかもしれない。
布団の下に敷いても電気敷毛布代わりになる。汚れとかに強いのもよい。
セラミックファンヒーター
消費電力低めのセラミックファンヒーターを1台持っているとサブの暖房に使える。足元やスポット的に暖めたい時など有効だろう。
ただ消費電力低めでも300w程度はあるので、長時間の使用は電源次第だろう。
こたつ
バンキャンパーや荷室に比較的フラットが作れる方は、このこたつという選択肢はありと思う。
1人用のこたつなら70cm正方形でテーブルにもなる。最悪そのまま寝てしまえるのもメリットかも。ヒーターも弱モードなら100W以下のものも多数あるので、一考する価値はあるだろう。
カセットコンロ
カセットコンロは実はかなり有効な暖房器具。カセットコンロを使い車内お鍋をやるだけで暖房と加湿が両方完了する。
お鍋も汁や具材、そして鍋自体の蓄熱もかなりある。鍋を食べ終われば必ず日を消すのである程度安全。
車中泊でもキャンプでも使える暖房グッズ10選!
車中泊でもキャンプでも大活躍する暖房グッズをチェックしてみよう。消費電力の低いもの順にしてみた。
マルカ 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 0W
出典:アマゾン
- 本体サイズ:約W29.5×D21.6×H7.4cm、トタン板厚:約0.5mm
- 本体重量:0.61kg
- 素材・材質:【本体】溶融亜鉛メッキ鋼板 / 【口金】しんちゅう / 【パッキン】合成ゴム
- 容量:約2.5L
- 空気調整弁付キャップ。安定の良いフラット底
タンスのゲン 羽毛布団 シングル 0W
出典:アマゾン
- 150x210cm(シングルロングサイズ)
- 重量:約1.8kg (充填量1.0kg)
- 生地:綿15%、ポリエステル85%・詰め物:ホワイトダックダウン90%、フェザー10%
- 梱包サイズ:18x18x44cm
[山善] 電気ひざ掛け ポンチョ USBブランケット 130×80cm
出典:アマゾン
- 本体サイズ:ヨコ130×タテ80cm
- 本体重量:500g
- 電源:DC 5V/1A(USB TYPE-A)、消費電力:5W
- 表面温度:強=約45度/中=約40度/弱=約35度、タイマー:2時間自動OFFタイマー
DEYA公式 ポカポカ電気シュラフ 快適温度-5℃〜 暖かい 寝袋 USB給電
出典:アマゾン
- USB給電式
- 20000mAhのモバイルバッテリーを使用した場合、高、中、低温でそれぞれ7時間、9時間、11時間
- 肩、腰、足の計3枚の加熱ヒーター
- 快適使用温度 : -5℃以上
- 重さ : 1.8kg サイズ : (190 + 30)×80cm
- 収納サイズ : 41×24×24cm
MORITA 洗える電気敷毛布 40W
出典:アマゾン
- ポリエステル100%
- サイズ :約140×80cm
- 重量 :約0.89kg
- 消費電力:40W
- 材質 :ポリエステル100%
MORITA 洗える電気掛敷毛布 60W
出典:アマゾン
- サイズ :約190×130cm
- 重量 :約1.49kg
- 消費電力:60W
- 材質 :ポリエステル100%
- 機能 :温度調節、頭寒足熱配線、室温センサー、ダニ退治、ウォッシャブル
タンスのゲン こたつ 2点セット 正方形 一人用 80-160W
出典:アマゾン
- こたつ2点セット( こたつ本体:ブラウン + 掛布団:ビターブラウン )
- 【テーブル】サイズ:外寸:約幅69x奥行69x高さ35.5cm 天板厚:約1cm
- 重量:約11.5kg 耐荷重:約20kg
- 【掛布団】サイズ:約170×170cm 素材:ポリエステル100%
- U字形石英管ヒーター □コード長:約3m □消費電力: 弱モード…約80W、強モード…約160W
RIBU パネルヒーター 【高温版】 85/75/65℃ デスクヒーター:210W
出典:アマゾン
- 高温モードで10秒くらい速熱
- 52.2 x 40.6 x 5.8 cm
- 3kg
- 210W
Dazers 300W セラミックヒーター 足元ヒーター
出典:アマゾン
- 静音機能も搭載し、モード1(300w)での運転は静か
- 転倒防止機能も搭載
- サイズは162*125*95mm
- 重量はわずか560g
[山善] ホットカーペット 1.5畳:355W
出典:アマゾン
- 本体サイズ:タテ180×ヨコ125cm
- 本体重量:2.1kg
- 消費電力:355W
- 切り忘れ自動OFF:約6時間後に自動的に通電が切れる安心機能
アイリスオーヤマ ヒーター オイルヒーター足元 暖房器具 デスク 500W
出典:アマゾン
- 風や火を使わないクリーンな暖房のオイルヒーター
- 天井・床・壁などお部屋全体を暖めるふく射熱
- 3.4kg
- 500W
まとめ
冬の車中泊で暖房問題を一気に解決するのは電源確保に尽きる。電源やたっぷり容量のバッテリーがあれば問題ない。
しかし格安に収めようと思うなら、夕飯に鍋物してカセットコンロで車内を暖め電気毛布と羽毛系の布団やシュラフで寝るのが一番だろう。もしかしたら家にあるものですべて揃う可能性も高い。
オレは真冬の車中泊でも短パンTシャツで快適に過ごしたいので、エアヒーター、エアコン、鍋物、電気毛布などすべての機材を投入して暖かく過ごすのだ。