記事はプロモーションが含まれています
FFヒーターはキャンピングカーにある暖房器具の一つ。
冬のキャンピングカーの快適さを左右する暖房器具の筆頭といえば「FFヒーター」となる。キャンピングカーの旬は実は冬にあるとも思っている。
このFFヒーターがキャンピングカーに付いているか、無いかで、冬期の快適度、スキー場などでの車中泊の安心度が全く違う。
キャンピングカーアウトドアジュニアには暖房器具としてエアコン、そして今回紹介をするFFヒーターがついています。
しかしこのエアコン、もちろんですが発電機を始動しないと使えません。寒い冬のキャンプではやはり役不足。そこで、エアーヒーターです。FF式のエアーヒーターなのでつけっぱなしでも安心です。
いわゆる家庭用のFF式エアヒーターと同様に排気ガスは車外へ、暖かい空気は車内へとなり安全性も抜群!
今日はこのFFヒーターは冬のキャンピングカーに絶対必需品で必要なものと断言をして、その理由などを解説したいと思う。
FFヒーターとはどんなものなのか、どんな感じで使うのか、どのくらい暖かいのかをチェックしてみよう。
この記事に書いてあるコト
FFヒーターとはどんなモノ?
キャンピングカー用のFFファンヒーターに限らず、普通に家庭用FF式ファンヒーターというものもあります。
「FF式」っていうのがForced Flue systemsの略となっている。
「密閉式・強制吸排気式」といわれ外部の空気を吸って燃焼し、燃焼後の排気ガスを外部に排出する方式です。
普通に家庭にあるストーブやファンヒーターは開放式といわれ、室内の空気を燃やして熱を出している。当然のことながら、空気が汚れるので換気などが必要になる。
しかし、FF式のヒーターは空気を温める部分と燃料を燃焼する部分を分離することにより、互いの空気が交じることがないわけだ。ようは換気の必要がないということ。
FFヒーターのメーカー
現在キャンピングカー用のFFヒーターといえば、2社になると考えます。
ベバスト、エバスの両者のヒーターは研修を修了した会社しか取り付けを行うことができない。個人では取り付けできないよ。
なんでFFヒーターを取り付けたの?
最初キャンピングカーアウトドアジュニアを発注した時、FFヒーターの取り付けはしませんでした。
しかし、やっぱFFヒーターです。なんといってもこの暖かさはエアコンではできません。
私はキャンピングカーアウトドアジュニアを購入して、すぐに(2003年お正月)真冬の北海道に行ったのですが、そのときの寒さはすごいものでした。
何がすごいって、キャンピングカーの出入り口のステップに日本酒やビールを置いたのですが、そのビールや日本酒が凍ったのです。
まぁ、ペットボトルに入っている水やお茶ならわかりますが、ビールやお酒ですよ。アルコールが入った飲み物が凍ったのには身の毛も凍りました。マジで。
ビールはカチンコチンでアルミ缶が膨らみました。そして、日本酒はシャーベット状になっていたのは驚異的。キャンカー車内だよ。
そんな寒い場所でもテーブルの上で鍋物をやってエアコンの暖房を全開にすれば、案外とあたたかいものです。しかし、なんといっても足元は全く暖まりませんでした。
キャンピングカーは車高が高いです。キャンピングカーアウトドア中にの車内はかなり高く、室内の高さは2m近くもなるわけです。
そんな高さがある車内を上から下まで暖めるのは、室内の天井に近い場所についたエアコンでは、ちょっと無理かと思う。
オレも、足元をあたためたくて、コンパクトの電気ストーブなどを置いてみたのです。雪の降っていない道の駅辺りなら、これで問題ないのですが、外が雪景色のスキー場や外気温がマイナス10度を超えると足元は全く暖まりません。無理ゲー。
2007年北海道行きには石油ファンヒーターを考えた
出典:アマゾン
2007年の年末年始に、真冬の北海道にいくことになりました。前回の経験があるので、はじめ石油ファンヒーターを持って行こうと思いました。
石油ファンヒーターはあたたかさの問題はありません。また、電子レンジの横のスペースにピッタリと納まります。
しかし、石油ファンヒーターは換気の問題があります。つけているときには時間を見て窓を開け換気の必要があります。
また車内で火を使うのはやはり安全上の問題がのこるでしょう。そして、燃料を途中で補給の必要があります。
その程度のこと、と思いましたが、寒い北海道の吹雪のガソリンスタンドで、石油ファンヒーターの燃料タンクを持って店員に5Lお願いします・・・とあたたかいキャンピングカーの中から出て行くというのはとても勇気のいることよね。
もう一つ問題があります。それは石油ファンヒーターの燃料タンクを本体に入れっぱなしでは、走行できないことです。走っていると振動で灯油が漏れてきてしまうんですね。
ということは、キャンピングカー走行中は、石油ファンヒーターの燃料タンクをはずして、どこかに保管しなくてはいけません。考えただけで面倒くさくなりました。
さらに、石油ファンヒーターをつけるには、結局発電機回す必要もある。なんだか、マジで面倒になった。
エバスFFヒーターを取り付けを決心
キャンピングカーアウトドアジュニアのオプションにはFFヒーターがあります。
このエアヒーターはエバスエアヒーターと言うヤツ、FF式のヒーターです。
燃料はうれしいことにガソリンを使用しているので、石油ファンヒーターように燃料タンクがあったり、燃料を給油する必要がありません。
キャンピングカー本体のガソリンタンクからヒーター用のガソリンも供給するので、燃料を気にする必要がありません。
リー社長は発電機とエアコンあればFFヒーターはいらない・・・そー言ってたと思い出すが、やはり冬にキャンカーで出かけ、現地で快適に過ごすにはFFヒーターはかなり重要と考える。
それがスキー場や東北・北海道、そして氷点下10度を下回るなら、絶対に必要よ。
FFヒーターは自分でも設置可能ですか?
キャンピングカーや自動車にFFヒーター設置は自身での取り付けは不可能と思ったほうが良いです。
基本的に日本においてFFヒーター・エアヒーターの取り付けや設置、さらに整備はライセンスが必要になってきます。
車用のFFヒーターは燃料タンクからの燃料取り出しなどを含め、素人には難しい作業も多数ありますので、必ずライセンスを所持しているショップに頼みましょう。FFヒーターのメーカーからトレーニングを修了した専門のショップにて取り付けを行って下さい。
当然ですがFFヒーターはキャンピングカーと同様にメンテナンスも必要です。
FFヒーターの取り付けの費用はどのくらいかかる?
- FFヒーター本体の標準価格は「約20万円弱」
- 各種取付パーツなど約5万円から
- 設置作業工賃が約5万円から(ショップによる)
以上、あくまで目安ですが、キャンピングカーのFFヒーターは約30万円くらいの費用がかかります。
キャンピングカーの設備や使用状況に伴い、配線類や設置箇所の作業や必要パーツも当然変わってくる。
さらに新車時に取り付ける場合とキャンピングカーの後付の場合でもかなり違ってくるだろう。当たり前だけど、後付のほうが大変だし、取り付ける場所などの融通もききにくい。
ショップや取付店、ベンダーさんによっても工賃や見積りは変わります。まずは自身のキャンピングカーを作ってもらったベンダーさんで見てもらうのがベスト。
FFヒーターのメリット
キャンピングカーにはいくつか暖房の設備があります。たとえば・・・
- エンジンかけっぱなしによるヒーター使用
- サブバッテリーで電気毛布
- 湯たんぽ
- ダウンジャケットなどを着込む
たぶんだが、灯油ストーブやカセットガスを使った暖房を使うヤツはいないと思うが、やめたほうがいいぞ。
それに対して、キャンピングカーのFFヒーターは、すばらしいメリットがたくさんある。
FFヒーターは24時間つけっぱなしにできる
FFヒーターは前述のように暖房の空気が汚れないため、寝ている時でも、いつでも、そう・・・24時間つけっぱなしにできるのです。
換気の必要がありません。そのため寝ている時でも、安心してヒーターをつけっぱなしにできるというのは本当に助かります。
まぁ、燃料とサブバッテリーの容量で、その運転時間は決まりますが。
燃料・ガソリンの場合車体タンクと共有できる
キャンカー用FFヒーターの燃料は大きく分けてガソリンと軽油の場合がほとんど。
なので、FFヒーターを車体に取り付けると、その車両の燃料タンクから取ってくることがおおいので、車体の燃料タンクと共有できる。
そのため、FFヒーター用に燃料を補給する必要がないというのは、かなりのメリット。
ウチのキャンピングカーでんでん号はガソリンなので、ガソリンを燃料としているFFヒーターが搭載されています。
エンジンを切ってもFFヒーターは動く
FFヒーターは車両のエンジンを切っても使うことができます。
燃料は車体の燃料タンクより供給され、電源はサブバッテリーを使います。これにより1晩くらいは余裕でヒーターが使え、冬の車中泊やキャンプでは快適そのもの。
エンジンが動いていないので、騒音も公害も非常に少ない。
ウチは発電機も搭載をしているので、サブバッテリーが弱ってきたら、発電機をちょっと回せばすぐ復活。FFヒーターの燃費の良さもあり、1週間位のスキー場停泊も余裕だ。
FFヒーターは安全で暖かい
汚れていない暖かい暖房空気が送られるので、とにかく安全です。きれいな空気ということで、安心して車内にいることができる。
たまに窓を開けると、外の寒さとキャンピンカー車内の暖かさに驚くばかり。
さらにそのFFヒーターの暖かさはヤバイくらい。氷点下のスキー場駐車場や真冬の北海道でも普通に短パンTシャツで過ごすことができる。
分厚いふとんや羽毛布団の必要がない
冬のキャンプでなんの装備がジャマかといえば、真冬の寒さに耐えるだけの布団やシュラフではないだろうか。
FFヒーターがあれば、そんな必要はありません。氷点下のキャンプ地でもキャンピングカー室内は短パンTシャツはあたりまえ。羽毛布団なんかかけて寝たら、掛け布団を蹴っ飛ばすだけです。
冬でも基本夏のふとん装備と同じでOK。逆に秋口のヒーターを点けるかどうしようか迷う時期が一番寒い。
なので、キャンピングカー車内における冬装備や寒さ対策が一切必要ない。
真冬でも生ビールが飲める・ウマい
キャンピングカーにFFヒーターがあるからこそ、車内ぬくぬくで冬でも生ビールがウマいわけだ。
上記真っ白雪の中の車内で、こんな感じで生ビール飲めるのもFFヒーターのおかげです。
FFヒーターのデメリット・欠点
キャンピングカー用FFヒーターの一番大きなデメリット、そして欠点が、値段・価格の高さと言えるだろう。
どのメーカーのキャンピングカー用FFヒーターを取り付けても、まず間違いなく20万円を超えるはずだ。
メリットだらけのFFヒーターであるが、その価格の高さが唯一のデメリットと言っても過言ではない。いくつかあるFFヒーターのデメリット・欠点を上げてみよう。
- 値段・価格の高さ
- バッテリーがキチンと充電されていないと、着火しない。
- かなり車内が乾燥する
- ウチの吹き出し口の位置だと、リビングに寝る人は送風音がちょっと気になる
- 車内が快適なため、寒い外に出られない・・・w
ウチのキャンピングカーアウトドアジュニアはFFヒーター後付なので、送風口が限られてしまいました。ジュニアのFFヒーター後付の場合は、ほぼ間違いなくこの電子レンジの下になるようです。
当然ですが、送風向の位置を変えたい方は後付では無理です。ぜひ、FFヒーターを考えている方ははじめにつけることをおススメしますよ!
発電機をつけていないので、この送風音は意外と気になりました。しかし、バンクベッドに寝ている方は快適そのものです。下から暖められ一番高いバンクベッドが快適なのですから。
真冬の車内が快適になると、これはかなりの欠点。
外に出るのがイヤになる・・・そんでもって朝も快適で中々起きられないが、まぁどうてもよい。昼から飲めればいいのだ。
外が吹雪で積雪でも車内はTシャツ短パンでビールとなる。
キャンピングカーの楽しさ、恩恵を受けたいのであれば、FFヒーターは取り付けたほうが良いと断言しよう。真冬のキャンピングカー車内でダウンジャケット着て手をこするなんて、オレはイヤだ。
本当に暖かいの?使いやすいの?
暖かいです。冬の北海道、スキー場でもぬくぬくです。ちなみにウチのFFヒーター吐出口はエントランス近くのこの1箇所になっています。基本的に方向は上向きのトイレ・シャワールーム方向に向けています。
アウトドアジュニアの車内はそんなに広くないので、この1箇所で全く問題ありません。
急速暖房したいときは、発電機を回して、FFヒーターとエアコン暖房のダブルで車内を暖めると、一瞬にして室内はホカホカになります。
夜寝るときは、ヒーターを弱にしておくと、布団かぶってホントに暖かく寝ることができます。
うちのヒーター吹出口はエントランス、トイレ前にあるので、夜はトイレ・シャワーのドアは開けっ放しにしておきます。そうすると、夜のトイレもとてもあたたかく、マジで快適。
キャンピングカー車内、隅々まで暖かく、冬には無くてはならないアイテムです。
操作はボタン一つ。強弱はダイヤルを回すだけで誰でも操作できます。
スイッチは一番上がヒータオン、真ん中がヒータオフ、下がファンのみ。ダイヤルがヒーターの強弱。
FFヒーター実際の使用感
このエアヒーターシステムはドイツイーベルスペッヒャー社製のエアヒーターシステムです。車両のエンジンとは独立したヒーティングシステムによりエンジンを止めた状態で車両室内を暖めるシステムとなっています。
電源はサブバッテリーから取っています。
特筆すべきは発電機を回さなくても、このヒーターは使えることです。これにより、冬の寒い夜のキャンプをしている時に、発電機を回さずに夜をすごすことができます。
そして、もう一つの利点は燃費が非常によいこと。
説明書によると、エアヒーター燃費はエアヒーターの種類によりますが、一番小型のガソリンタイプで、一時間に0.12リットルから0.3リットルです。軽油だと0.1リットルから0.27リットルです。4段階の調整がありますのでそれにより異なります。
参考までに、キャンピングカーアウトドアジュニアに搭載されている発電機は通常1/4負荷時で0.6Lほどです(カタログ値)。ちなみに車のアイドリングは車種により差はありますが、2000ccクラスで一時間1リットル弱です。
このようにエアヒーターは燃費的にもかなりすぐれているようです。
そして何よりも一晩中つけっぱなしにしても、全く問題ないということです。排ガスはマフラーにより車外へGOだからね。
エアーヒーターのヒータースイッチはシンクの横、コンセントの隣りにあります。ここにあれば、バンクベッドに寝ていても手を伸ばせば届く位置です。ただ、いまいちバンクからもリビングからも遠目で便利な位置ではない。ワイヤレスリモコンがほしいトコ。
スイッチは非常にシンプルでヒーターのオンオフのボタンと外気を取り入れるfanのスイッチの計3つのボタン。そしてヒーターの強弱をかえる回転式のボリュームがついています。
使い方は簡単でヒーターのオンスイッチを押すだけです。時間にして2、3分でヒーターに着火して温風が出てきます。
真冬の北海道で1週間使いましたが、もう満足です。真冬の吹雪の北海道の夜で、リビングのベッドもバンクベッドもフトン一枚で快適に寝ることができました。オレは暑がりなので、コールマンの3シーズンシュラフ一枚で全く問題なく寝ていました。
そして、朝おきてトイレに行くとトイレがあたたかいのですよ。これは感動的。オレの人生で寝床から一番近いトイレは一晩中暖かいのだよ。キャンピングカーに限らず暖房は足元が大事ということを、あらためて感じた。
エアーヒーターの使うときの注意
エアーヒーターは着火してしまえば、あまり電気を使わないとのことですが、着火する時に電気をたくさん使う。
バッテリーが弱っている時は中々着火しない。これは私も北海道で経験した。しかし、発電機を回し、しっかりとバッテリーを充電すれば全く問題なく着火します。
メンテナンスはほとんどしなくてもいいようだ・・・が、夏場やヒーターを使わないときにも1ヶ月に1回ほど、ヒーターを動作させる必要はある。毎月1日はヒーター作動の日にするとよいかもしれません。
燃料はガソリンです。キャンピングカー本体の燃料タンクから引っ張ってくるので、燃料も気にすることはありません。これは本当にありがたいです。
エアーヒーター本体は防水ではないようだ。しかしリー社長、車外に取り付けてあります。ちょうどステップの下辺りに取り付けてありました。大丈夫って言っていた記憶が・・・
まー、車外にヒーター本体があるので、車内換気に関してはとても安心できるというトコが利点と言える。
またヒーター本体が車外にあるので、燃焼音も車内につけるよりも静かでしょう。たまにヒーター本体の空気取り入れ口に何か詰まっていないかを確認するとよい。
ちなみにウチのキャンカーFFヒーター空気取り入れ口はエントラスステップにある。なので、ゴミチリを吸い込まないよう、ステップ周りはいつもきれいにしておくと良い。
ヒーターのマフラーはバンパーの下に出してあります。FF式(Forced Draught Balanced Flue Type)のヒーターなので、車内の換気の必要は全くありません。
またヒーターのマフラーはキャンピングカー本体のマフラーよりも上についています。ここまで雪が積もるところに行く方はちょっと注意する必要がありね。
車本体のアイドリングより排気ガスは微量ですが車内に戻ることもあるかもしれませんので注意が必要だね。もちろん、車のアイドリングで暖を取るよりは、はるかに安全だが。
FFヒーターの燃費は?
一晩つけっぱなしで2-4Lと言われています。エンジンや発電機つけっぱなしよりは、遥かに燃費がいいです。
ただ、バッテリーは一晩使うと、かなり厳しくなりますので、何らかで充電は必要です。FFヒーターの運転中はあまり電気を食わないのですが、ヒーターの着火時にかなり電気を使うため、その時点でバッテリーの残容量が必要になります。
北海道などの氷点下20度などの低温でFFヒーター全開にして一晩使うと・・・かなり燃料を使います。4-5Lくらいは無くなっているような気もする。
FFヒーターのケア、日常のメンテナンスは?
FFヒーターのメンテは基本的にありません。ただ、ヒーターは夏場や使わない時でも1ヶ月に1回は必ず運転することが必要。
ウチはオフ会無い時の、毎月1日に発電機とともにFFヒーターを運転しています。
あと、うちのヒーターエア吸入口はキャンピングカー車体エントランスにあります。
前述していますが、ホコリ等がヒーター内に入るとよくありません。なので、エントランスはキレイにしておくことを心がけています。
またバッテリーのケアはきちんとしておく必要があります。FFヒーター着火時にはかなりの電力を必要とします。バッテリーが弱っていると着火しないこともあり、それが続くとヒーターにススがたまるとのこと。バッテリーはしっかり満充電状態でヒーター運転開始がよいでしょう。
FFヒーターって壊れるの?寿命は?
うちのエアヒーターは2006年の末に取り付けをした。その後ノートラブルで冬場は毎年のようにエアヒーターを使ってきた。
それまでのトラブルは2017年の1回だけ。燃料パイプの劣化交換が1回のみ。
エアヒーターがつかないのでキャンカー車体下をのぞいたら、燃料パイプが劣化でスっぽ抜けていた。これはパーツ交換をしていただき、事なきを得た。10年たつと燃料パイプも劣化するようだ。
しかし、その時は突然に来た。2018年、年末も迫った11月の終わり・・・いつものキャンカービールオフ会で起こった。
11月末ともなれば、ちょっと夜は寒い。朝方、ちょっと寒くなった車内を暖めたくなるのは世の常。スイッチオンして再び布団にもぐる。
しかし、つかなかったのよね・・・エアヒーター。電圧計見ると、きっちりと12.5Vの電圧がある。その後発電機を回してエアヒーター付けてもダメ。着火しない。
つーか、ファンが回らない。うんともすんとも言わない。これは完全アウトだろ。
ちなみにエバスエアヒーターは取り付けはもちろん修理や分解も有資格者しかできない。
帰宅後、阿部自動車さんに点検修理をお願いした。
点検チェックの結果、ヒーターの不良個所はファンモーターの故障でファンAssyの交換が必要とのこと。マジか。
しかし、ファンモーターを交換、オーバーホールなどすることを考えると新品交換がベストよね。ということで、まるごと新品交換となりました。
というわけで、ウチのエアヒーターは11年がんばって動いてくれました。
新しいヒーターも、なんとか最低でも10年持ってほしいものだ。
コレは危ない・・・安い中華製FFヒーター
出典:アマゾン
アマゾンなどでかなり安いFFヒーターが販売されている。値段も10分の1以下となっている。で自分で取り付ければ、相当格安でヒーターがつけられる・・・
レビューを見ると動かなかったり、調子が良かったりとあまり一定はしていない。いずれにしても燃料に火をつけて燃焼をされるものだ。値段が安いものはちょっと怖い気はする。
ただ、一覧を見てみるとFFヒーター本体と燃料タンク一体型で取っ手のついていハンディ型もある。これなら排気だけきちんと外に出せば、車中泊のバンなどでもつけやすいのではないだろうか。
- エアヒータ一覧(アマゾン)
まとめ
キャンピングカーで冬のキャンプ、スキー場、車中泊にFFヒーターは絶対に必需品。
値段はマジで高いが、つけないと後悔をする。なぜなら、冬のキャンピングカー恩恵を全く受けられないから。あの広い車内を車両のヒーターで暖めるのは現実的ではない。当然燃費も悪い。
よく、燃料費とヒーター価格を比較するヤツがいるが、そういう問題ではない。
冬の寒さは、ほんとツライ。またキャンカー車内で厚着なんてナンセンス。FFヒーターは必要経費ともおもっているぞ。
またFFヒーターの後付は、キビしい。ヒーター吐出口の自由度や設備はオーダーの時にやるほうが絶対にいい。後付だと制限ありすぎだろう。
外の雪景色を見ながら、短パンTシャツで雪見酒、雪見ビールのウマさを味わったらあともどりはできない。冬のキャンピングカーで快適に過ごしたいならFFヒーターは必須と考える。