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日本一周を本気で考えていて、一歩を踏み出すかどうかを考えている方の背中を押してみたいと思う。もしあなたが若ければ若いほど、ぜひとも日本一周に行ってみてほしい。
私は大学生のときにオートバイで日本一周を約2ヶ月で走りきった。その後車で自転車でレンタカーで日本中、そして世界中を走って旅行をしている。あの時に日本一周に行ったことが糧になっているのは間違いない。
今、ネットやYoutubeの影響などでたくさんの方が日本一周の旅に出ている。そしてこれから旅立とうという方もたくさんいるだろう。もちろん日本一周に躊躇している方もいる。
この記事では日本一周をおすすめする理由や、何のために日本一周に行くのかその目的なども見ていきたいと思う。
この記事に書いてあるコト
若い人ほど日本一周に行ってみてほしい
実はわたしはもう還暦間近である。こんな私が言うのも何だが、もしあなたが二十歳前後で旅が好きで人が好きで自然が好きで出会いが好きであるなら、ぜひとも日本一周に行ってもらいたいと本当に思う。
私が今もし行く日本一周と、若いあなたが行く日本一周ではその感じ方がかなり違うと思うからだ。私が初めて日本一周に旅立ったのは1984年大学生の夏休み2ヶ月をまるまる使って行ってきました。
今までスポットで行った日本の観光地や知らない自然、そこで出会う人々を一気に体験できた、若い私には本当に貴重な体験でした。大学生のアルバイトでためた貯金の数十万円程度の予算ですので、当然貧乏旅行。食べるものも飲むものもかなり貧相でした。しかし毎日がとても楽しかった。
たぶん今の自分がやれるかというと、絶対に無理と思う。そう若いということは、貧乏旅行なども楽しみに変えてしまうパワーがあります。そして行く先々での物事の吸収力がかなり違います。
これが30歳とか40歳になると、お金もそこそこあったり、物事に対する新鮮味が薄れたりして純粋に日本一周を楽しむことができないとも考えます。
さらに若いときほど日本一周をおすすめしたい理由を並べてみよう。
大学生とかなら長い休みを取りやすい
日本一周をする上で数ヶ月から移動方法よっては年単位の休みが必要になります。こんな長い休みは社会人では取れません。それが高校生、大学生ならかなり長い期間の夏休みというものがあります。
また学生であれば休学という方法も取りやすいでしょう。
夏休みの2ヶ月はかなり長く、たとえば大学の1-3年生の夏休みをフルに使えば半年の自由な時間を確保することができ、自転車で日本一周も分割すれば十分可能な期間を確保することができます。
私も大学生の夏休み2ヶ月を使い250ccバイクで日本一周をしました。とても楽しかった思い出が蘇ります。
親のすねをかじりやすい
貧乏旅行の日本一周といえども2ヶ月から半年の期間があれば数十万円から百万円ほどの資金が必要となるでしょう。この資金をアルバイトでなんとかしようと言おうものならかなりの期間が必要になります。
そこで、学生ならではの親からの借金という脛をかじるのはそんな悪いことではないと思います。社会人になりきちんと返せばいいでしょう。この親のすねをかじることができるのはかなりのアドバンテージで、帰るところがあるという事も含め、使えるならぜひ使ってみてはどうでしょう。
何事でも楽しめる若いパワーが有る
日本一周は楽しいかといえば、かなり「つまらない」「退屈」「ヒマ」「ツラい」ことのほうが多いように感じます。
移動手段にもよりますが人力系の歩きや自転車ではツラく、エンジン付きのオートバイや車での日本一周はヒマとの戦いとなります。そんな大変なことも若さというパワーは打ち消してくれます。
ツラいことを逆に楽しめたりつまらないことを笑いに変えることも若さの特権。
とてもじゃないですが還暦近い身ではツラいことから全て逃げてしまい、楽をすることばかり考えるのが事実です。
日本一周というかなり長い期間待ち受けるであろう大変な時間をも楽しめるパワーが有る若いうちに旅立つことをすすめたいと思います。
ほとんど初めて見るもので新鮮な感動を得やすい
私も二十歳くらいのときは日本国内でも見ること聞くこと初めてなものが多いことを思い出します。今みたいにインターネットなどの情報がないときでしたので、実際に足を運ばないとそのものが見られない時代でした。
ただいま令和の時代でも百聞は一見に如かず。年齢が若いほどいろいろなものを触れることに感動を得やすいでしょう。
家庭や社会的責任の無い気楽さ
学生は家庭を持っていない、結婚をしていないということや社会人ではないという責任がないことが日本一周というに旅立ちやすい有利な立場にいます。
結婚して奥さんがいる場合や独身でも社会人であれば、日本一周というかなりの自由な時間を確保することがいかに難しいかということは、ちょっと考えればわかります。
特に男性の場合、このヤバい時代にせっかく就いている仕事を「日本一周程度」でやめるなど愚の骨頂といっても過言ではありません。
もしやるのであればたくさんの休みを比較的簡単に影響なく確保できる学生の時に行くべきと思います。
若い時の出会いはマジで貴重
日本一周で出会えた人とのつながりは本当に貴重な体験です。これは実際に行ってみないとわかりません。
よく日本一周に限らず旅先の出会いを薄っぺらいと表現する方がいますが、大体が30とか40歳代の中年で物事を斜に構えて見る方が多いように感じます。ようはいろいろと(ムダな)経験を積んでいるために出会いという感動が薄れている、損得で物事を考える人がこのように表現するのかもしれません。
はっきりと断言をします。旅先や日本一周に限らず若い時の人との出会いは本当に大切です。
私はたくさんの尊敬できる人や今でも付き合いのある方、そして人生の伴侶となる嫁さんも旅先の出会いからなのです。
日本一周へ行く7つの目的
日本一周に行く目的はたくさんあると思います。全ての47都道府県を回ることや県庁に全て行くこと、東西南北の岬へ行くことなど多種多様。
私はこれまで日本一周、オーストラリア・ニュージーランド南島をオートバイで一周しました。今では世界中をレンタカーや自転車で訪れています。日本国内はキャンピングカーであらゆるところを行っています。そんな私が20歳の頃日本一周をした目的がありますので、かいつまんでみましょう。
日本の大きさを知ることができる
世界から見ると日本は小さい島国と思われますが、なかなかその規模は大きく、南北に2500kmほどあります。
この日本を何らかの形で日本一周をすると通常で1万キロから2万キロほど走ることになるでしょう。そんな日本の大きさを自分で実感するために日本一周は良い手段と思います。
日本の絶景・自然を見に行くことができる
日本という国は海に囲まれたくさんの山があり、水が豊富なことで河川や湖も多くあります。そして自然に恵まれているので国内にたくさんの絶景があります。
本やネットでしか見たことのない日本の自然や絶景を見ることができたのは日本一周の醍醐味です。
全国各地の食べ物を味わう
日本一周をしても毎日の食事はとても大切ですが・・・学生の貧乏日本一周じゃ飲食店にも入れないだろうというのは想像力がとぼしすぎます。
私は現状でも大名旅行をするつもりはありません。それよりその土地の食べ物を探しに地元のスーパーに行くのが毎日の楽しみです。今では道の駅などの施設も多数あり、その地方の農産物をたくさん見ることができます。
旅行中の食費の節約は大切ですが、それ以上に全国各地の食材をこの目で見て、手にとり料理するのがとても楽しいと感じます。
コッフェルでご飯を炊き、地元スーパーで手に入れた魚を煮付け、その土地のコップ酒を飲むというのは至福の贅沢と思います。
自分の旅スタイルを見つける
日本一周をする場合、移動手段を決定する必要があります。徒歩なのか、自転車なのか、車なのか。そしてその旅スタイルをかなりの時間貫き通します。
その旅スタイルが自分にあっているのか、楽しいのかを見つめることができ、自分の旅スタイル確立ができます。
実は私はこの20歳の時の日本一周は次の年のオートバイでオーストラリア一周をするために、何が必要でどんなスキルがいるのかなど実験的テスト的要素が非常に強かったのです。
野宿をすることや何をどのように調理して食べるのか、旅行中のルーチンなどの確立などこの日本一周は後々とても役に立ちました。
生活する大変さを実感できる
一人で日本一周をすることは一人で衣食住を確立すること他ありません。そして日々きちんと起床をして身支度整え整理整頓をして旅立ちます。毎日の食事を考え、今日寝る場所を探し、太陽とともに行動をします。
毎日ホテルに泊まり、飲食店で食事ができるような日本一周であれば世話ないでしょうが、そんな旅をしている人は一握りでしょう。ほとんどの日本一周旅人は切り詰めながら進んでいるはずです。
お金の使い方はもちろん、無駄使いはしない、ものを大切にする、指差し確認をするなど日々いろいろなチェックや生きるための業務をこなすことになります。
屋根がないことも含め生活の大変さをとても実感できるのではないでしょうか
けっこう壮絶な孤独を体験できる
日本一周は長期に渡り、移動時間や野宿をしているときなどほぼ一人である。一人が好きな私でもかなりの孤独を感じた。北海道を走っている時毎日雨だったのでこっちがびしょ濡れのため、人と話すことが殆どなかった。野宿をずっと続けていたので、夜はマジで孤独を感じた。
この時孤独を体験できたことで、孤独も楽しめる。そして人との交流も楽しいとどちらも楽しめるようになった。
友達が少なくても気にならないし、ひとり飯も何の気にもしない。人があっちに行くからといって一緒に行く必要もないと考えるし、人に合わせることはほぼ無くなった。
逆に出会いなどは大切にするようになる。特に壮絶な孤独を知っているため本当に家族を大事にしている。孤独を経験するのは大切なのかもしれない。
人の出会いがある
日本一周でけっこう大切なのがこの人との出会いとも思っている。住んでいる街にとまっていては絶対に会うことができない人に会える可能性が大幅に増える。もちろん運も大切だけど。
人力系の歩きや自転車日本一周のほうが人との出会いは格段に上がるが、オートバイを使って日本一周した私でもたくさんの出会いがあった。
前述のように私はたくさんの尊敬できる人や今でも付き合いのある方、そして人生の伴侶となる嫁さんも旅先の出会いからなのです。
もし今も日本一周へ行く選択肢があり、その目的を聞かれたら人と会うためと答えることができる。
まとめ
日本一周をしていた後半戦の九州はけっこう雨が降っていた。そんなある夜私は串間市という小さい町の潰れたパチンコ屋の軒先にテントを張って野宿していた。今なら建造物侵入とか不法侵入とかの案件になりそうだ。
そして次の朝、テントの前に缶コーヒーが2つ置いてあった。不審に思ったけど普通にきれいな缶だったので誰かの差し入れと思いありがたく飲んでいたところ・・・小学生くらいの女の子がおはようと挨拶しに来た。
住所交換をして、それ以来かなり長い期間その子と文通をした。ちょっと遠い目をしてしまう思い出です。
ちなみに50歳からはじめたロードバイク趣味で現在まで九州を3周していて串間市を通るたびほろ苦めに思い出します。
↓まずは日本の道路地図をながめてみるのは楽しいかもしれない!