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軽キャンピングカーで失敗・後悔しない!メリットとデメリット

投稿日:2021年3月11日 更新日:

軽キャンピングカー 失敗

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軽キャンピングカーを買って失敗したという声が後をたたない。軽のキャンピングカーで失敗しないためにはどうするか。それはきちんとメリット・デメリットを見極めること。軽キャンピングカーで後悔をしないためにはどのような点をチェックして注意をすればよいのだろう。

今、軽自動車キャンピングカーが大人気だ。各メーカー、ベンダーもいろいろな軽キャンピングカーをリリースしている。軽自動車は良くも悪くも車体が小さい。それをきちんと理解していればメリットになるが、当然裏を返せばデメリットにもなる。

現在では軽ワンボックスベースを主流にキャブコン、キャンパーシェルなどいろいろな軽キャンピングカーが登場をしている。

あなたも、いろいろな理由から軽のキャンピングカーを考えているのではないだろうか。

しかし、ちょっとまってもらいたい。その軽キャンピングカーのメリットは裏を返せば欠点となり、デメリットにもなりかねない。

今回はアウトドアジュニアというキャブコンを所持しながら、実際にN-BOXを所有して、軽バンキャンピングカーで四国88箇所遍路を結願したオレが軽キャンピングカーのメリット、デメリットをチェック。軽キャンピングカーで失敗しないためにはどのような点に注意すればいいかを確認した。

軽キャンピングカーで失敗しないためぜひ読んでもらいたい。

軽キャンピングカーのメリットとは?

軽キャンピングカーのメリットはいくつもある。メリットがあるからこそ、これだけ注目もされ、また人気になるのだから。

また、そのメリットや利点もすべてうなずけるものだ。見ていこう。

  • 排気量660cc以下
  • 長さ3.4m以下
  • 幅1.48m以下
  • 高さ2.0m以下
  • 三輪および四輪自動車

本当に小さい。ウチのキャンピングカーアウトドアジュニアに比べ排気量は1000cc、長さは約130cm、幅は約50cm、高さは50cmも少ない。

このサイズであれば、誰でも運転できるし、さらにどこに置くことも困らないだろう。

それがたとえ軽ベースキャブコンであっても軽自動車の規格であれば、どこに停めることも、また運転することも全く困ることはない。

またそのコンパクトな車体、軽量ということもあり、ほぼほとんどの道に入っていけるのではないだろうか。そう、我々ちょっと大きいキャブコンなどが躊躇するようなところでも、すんなり入っていけるのは軽キャンピングカーのいいところであろう。

維持費・値段が(他のキャンカーより)安い

また価格も軽自動車のキャンピングカーであれば非常に安い価格帯に属するであろう。

車両の価格のやすさもそうだが、なんといってもランニングコストは非常に安い。

税金はもちろん、自賠責保険、任意保険、また車検も安いと考える。車両重量が軽いことで、各パーツの痛みも少ないのでパーツ交換頻度も少ない。

またタイヤも小さいので価格も安く、そこそこ距離も持つ。燃費も良い。

間違いなく通常のサイズのキャブコン(5m×2m)のやつに比べると、その価格や諸経費、ランニングコストは雲泥の差になるであろう。

小さいボディにキャンカー最低限の装備がある

軽自動車キャンピングカーはその小さいボディに各ベンダーの腕と技術が詰まっている。あの小さいボディによくこれだけのモノを詰め込んだ!そう思いたくなるアイデアや技術がてんこ盛り。

ホントびっくりするぞ。今の軽キャンカーの設備、装備には。

キッチンが付いているモノもあれば、ループがポップアップして4人就寝を可能にしているキャンカーもある。

こんなマイクロカーに、これだけの装備がつまっていると、やはりワクワクしてしまうだろう。

最低限の装備だからこそ、身軽で軽快な旅ができる。

奥さん・女性・運転初心者でも運転できる

軽自動車キャンピングカーの隠れたメリットがコレ。なんといっても奥さんや女性、さらには免許取り立ての初心者マークのドライバーでも気軽に運転できる車両サイズは魅力だ。

キャンピングカーはかなりデカイ。うちの嫁さんも昔はハイエースロングバンのマニュアル車を普通に運転をしていたが・・・キャンピングカーアウトドアジュニアは運転することはない。

なんといっても自分の乗っているキャビンよりも後ろの居住スペースが出ていることが、運転しずらさを助長しているのだろう。

なので、奥さんや初心者ドライバーが運転する可能性があるなら、軽キャンピングカーはかなりいいのではないだろうか。

軽キャンピングカーのデメリット

軽自動車ベースのキャンピングカーのデメリットはその車体サイズの小ささにすべて集約される。その小ささを受け入れられるかどうかということだ。

軽ワンボックスであれば多少広めだが、それでもキャンピングカーと言うには小さすぎる。当然だが軽ワゴンベースとなると、フロントにエンジンがあり、さらに車内は狭くなる。

ご夫婦2人で軽キャンパーできままにキャンピングカー旅・・・とは言うが、マジで2人で使うには狭い。トラキャンタイプやキャブコン、ルーフがポップアップすれば多少はマシかも知れないが、それでも床面積は、しょせん軽自動車。

キャンピングカーと言うには、あまりにも狭いと言わざるをえない。

運転する分には問題ない

現在の軽自動車は本当に高性能だ。ウチも家族全員でN-BOXを運転するがマジで動力性能はすばらしい。軽自動車とは思えないほどだ。静粛性も抜群。乗り心地も良ければ、車内も本当に広い。

はっきりというが、現在売られている軽自動車であれば、普通に運転をする分には、全く問題ないと断言をする。

しかし、それが軽自動車のキャンピングカーとなるとどうだろう。

ベッドサイズがあまりにも狭い

しかし、それは自動車として走っているときだけの話だ。この軽自動車がキャンピングカーとなり、それで宿泊をするとなると話は全く違ってくるだろう。

いくつかの軽自動車キャンピングカーのベッドサイズをチェックしてみよう。

  • インディ727:メインベッド1,960x1,150/1,000mm・バンクベッドサイズ2,120x1,180 mm
  • テントむし:メインベッド1840×1100mm

かなり大きく広いと言われる、キャブコンタイプでポップアップルーフのある2車種のベッドサイズをチェックしてみた。車両にあるメインメッドサイズは大体、長さは1900mm、横幅は1100mmというところであろう。

畳1枚、1畳が1.62m²(以上)となっているので、概ね1畳半というところだろう。高さ方向はポップアップがなければ軽自動車の天井いっぱい、ポップアップがあると約2mほどあるようだ。

そこで、考えてみてほしい。夫婦2人が畳・約1.5畳のスペースで快適に寝ることができるだろうか?またそのくらいしか無い車内スペースで楽しく過ごすことができるだろうか?・・・ということだ。

軽キャンピングカーを購入しようとしている方が、オートキャンプ場へ行って、サイトを広々使いキャンプを楽しむという使い方を想定しているのだろうか。

たぶんだが、そのほとんどが道の駅や地方の駐車場などでP泊、車中泊を快適に過ごしたいというものではないだろうか。

畳・約1.5畳のスペースで・・・

  • 1週間の車中泊旅行ができそうですか?
  • 毎日そのスペースで2人が並んで寝られそうですか?
  • そのスペースで毎晩、夕飯を楽しく取れそうですか?

まぁ、1人で使うには問題ないと思うが、大人2人が快適に毎日過ごせるかと言うと、多少の疑問もあることも確かだ。

車体が小さいので荷物スペースが無い

軽自動車は荷物を積むにはほんとにスペースが無い。キャンピングカーとなると、いろいろな設備や装備があり、実は収納スペースがかなり少ないと考える。

普通サイズのキャブコンでも意外と荷物スペースがなく、バンクベッドやリアベッドの1つは荷物置き場となっているのは間違いない。

その1つのスペースを荷物置き場として潰すことができる大きめキャブコンならいいが、軽自動車となるとそれも難しい。

リビングスペースがすべてベッドスペースになるため、持ってきた荷物は一旦どこかへ移動する必要もある。

ポップアップルールがあれば、かなり広いスペースが確保できるかもしれないが、それはポップアップルーフを開ける環境があってこそ。

まさか、そのポップアップルーフを道の駅とか公共の場所で開きます?雨風の強い日にポップアップあけます?

料理・調理をするのには向かない

キャンピングカーは車内で料理できることが魅力の一つと思う。地方の食材や海鮮などを買ってキャンピングカー車内調理でいただくのはとても楽しい。

しかし軽キャンピングカーはその車内の狭さより、ほとんどの車両でキッチンスペースや料理器具が揃っていないことが多い。

いいところカセットコンロをおける台がある程度かもしれない。また立って料理するスペースもないことがほとんどであろう。

軽キャンピングカー車内で料理をするのか、ぜひその車内やダイネットなどを確認してみてほしい。

キャンピングカーとしての設備が十分ではない

キャンピングカーは手足を伸ばせて寝られればいい・・・そのように考えているなら、わざわざキャンピングカーである必要はない。

なにもない軽バンや小型バンのリアスペースにイレクターでベッドでも組めば、それでOK。イレクターの下は広大な空間になるので、荷物の収納も完璧だ。

にもかかわらず、キャンピングカーを選ぶということは、寝られるという他のプラスアルファを期待、夢見てると思う。

キャンピングカーの快適設備といえば、のんびりできるリビング、しっかりとした照明、テレビ、そこそこの調理ができるキッチンなどがある。もちろんシャワー・トイレと言う設備もあるが軽キャンには無理だろう。

それら快適設備を快適に使うためにはある程度の電源が必要となる。具体的にはサブバッテリー。ソーラーパネルなどがなければ、そのバッテリーは走行充電でまかなう必要があるだろう。

さらにキッチンになるシンクを快適に使うには、そこそこ容量の清水タンクや排水タンクが必要になる。たぶん軽キャンカーであれば、その容量は10Lほど。多くても20L程度が上限。

そのバッテリーと水容量で十分の設備かを確認する必要がある。

やはり長距離運転は疲れる

性能が良くなっても、やはりベースは軽自動車。長距離の運転となると、やはり車格やエンジンパワーにより疲れることは避けられないだろう。

さらにまっさらなベース車にいろいろな設備などを乗せているので、さらに重くなっている。とくにポップアップルーフなどを乗せると、重心がかなり高くなり、山道や強風下ではフラフラすることも念頭に置きたい。

そもそも、長距離運転をあまり想定されていない軽自動車にキャンピングカー装備をして、さらに重く、高重心になった車は長距離には向かないと思ったほうがよいだろう。

軽キャンピングカーに向いている人は?

このような軽自動車ベースのキャンピングカーは誰にメリットがあるのだろう。誰が使うと、その使用用途にはまるのだろうか。

なんといっても、軽自動車はその大きさによる気軽さ、そしてどこにでも入っていける機動性にある。

たとえば、「釣り」「写真撮影」「スキー・スノボ」「自転車」「お遍路」などはいい例であろう。キャンプという目的は二の次。一番メインとなる(キャンプ以外の)目的があり、その目的を遂行するのにキャンピングカーだと都合が良い・・・というものだ。

キャンピングカーの衣食住よりも軽の機動性

軽自動車は長距離の運転はちょっと疲れる。しかし軽自動車という車体の小ささはとにかく機動力は抜群である。

見知らぬ道や地方の農道など普通のキャブコンでははいっていくのが躊躇しそうなところでもお構いなしにはいっていける。また切り返しやバックも楽なので、本当に気兼ねなく旅ができる。

この機動力の高さは他のキャンピングカーではマネのできないところだろう。

1人キャンプ・アウトドアをする人

軽キャンピングカーは2人で寝るのはけっこう狭さを感じる。バンクベッドとダイネットベッドで分かれることができればいいが、普通の軽キャンピングカーではこれもむずかしい。

逆に1人で使うのであれば、まったく問題なく使えると思う。1人でキャンプやアウトドアを楽しみたいのであれば、軽キャンピングカーはかなりいいと思う。

また今流行りのユーチューブネタにするにも軽キャンピングカーはうってつけであると考える。

スポーツ・レジャーの前泊専用

スキーやロードバイク、レジャーなどに行く場合、目的地に前泊専用とするのであれば、軽キャンピングカーは適していると考える。

ミニバンのシートを倒す簡易ベッドよりも、多少狭くてもしっかりとフラットになるベッドであれば快適な睡眠を取れる。キャンプではなく前泊の仮眠目的であれば苦にならない。

このような目的であれば、食事も他で済ませてきているだろうし、コンビニで多少の食料買い出しでまかなえるであろう。

子供が小さいうちと割り切る

子供が小学生以下など小さいうちは軽キャンピングカーでと割り切るのであれば、かなり選択肢としてはいいと思う。

大人2人+子供2人で系のキャンピングカーに寝るのはとても大変かと思うが、大人1人+子供1、2人という組み合わせなら行けると思えるベッドスペースだ。

ルーフがポップアップすれば、問題ないだろう。

普段使いが楽にできる軽キャンピングカーであれば、日常の送り迎えなども大活躍間違いなしだ。

低予算でキャンピングカーを手に入れたい

軽キャンピングカーの魅力は何と行っても価格が安いことが挙げられる。理由は車両価格が安いからだ。

ローンを組みたくない、頭金が少ない、手持ち予算がないなどいろいろな理由はあるが、軽キャンピングカーを選ぶ方は車両価格の安さに惹かれている方も多いだろう。

もし、そのようなことを考えているのであれば、軽キャンピングカーは一つの選択肢になるのは間違いない。

さらに、低予算で軽キャンピングカーを手にしたいのであれば、今流行りの軽トラにキャンピングシェルをのせるタイプがおすすめ。このタイプのキャンピングシェルを自作する方もいるので参考にするとよいだろう。


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低予算・一人旅のお供

以前、オレは四国88箇所お遍路を軽自動車で行ったが、このようなお遍路では軽自動車キャンパーは、非常に有効であった。

道は狭いところが多い。さらに朝は早く、お寺は17時には閉まってしまう。身軽軽快にお遍路を行うためには、気軽な軽自動車キャンピングカーはメリットが非常大きかった。またコストも異様に安く済んだことも特筆できる。

四国88箇所お遍路をキャンピングカーアウトドアジュニアで行ったら、コストも日数もさらにかかったこと間違いないだろう。

以上のような理由より、軽自動車キャンピングカーは、目的や目標、やることが(キャンプ旅・車中泊旅以外で)明確に決まっている、さらにそんな時、気軽に車中泊ができると、すごい助かると言う場合にはうってつけと考える。

乗車するのは1人(もしくは、いても小さい子供)。軽自動車キャンピングカーを使い、2人や夫婦でキャンピングカー旅はなかなか大変ということ念頭に置くとよいだろう。

軽キャンをキャンピングカーフェアやショーで見るな

軽自動車キャンピンカーを検討している方が、いきなりキャンピングカーショーなどに行くことは、あまりおすすめできない。

キャンピングカーフェアやショーで、その軽キャンパーは、広がった状態で展示されている。

自分の胸に聞いてもらいたい、目をつぶって想像してもらいたい・・・

  • その状態で軽自動車キャンピングカーを使うか?
  • その状態に持っていくのにどのくらい時間がかかるか?
  • 雨が降っていたらどうなるだろうか?
  • 道の駅や人のいない駐車場でどんな感じか?
  • その状態で荷物はどこに置くか?積めるか?
  • この状態で夫婦2人(家族4人)いたらどうだ?

そのように考えると、フェアやショーでみるキャンピングカーこそ、本来使われるキャンピングカーの状態ではない、ということが理解できるのではないだろうか。

キャンピングカーショーやフェアで展示されているキャンピングカーの状態が一番使われない状態で、一般的ではないキャンカーの状態と思っていいぞ。

ではどうすればいいか?

それは軽キャンピングカーを購入する前に、必ず、絶対に使ってみることだ。レンタルするのが一番。

数百万もするキャンピングカーを購入するのだから、この事前調査とリサーチをおろそかにすると、間違いなく後悔する。自分の胸に聞いてもらいたい、目をつぶって想像してもらいたいぞ。

↓軽キャンピングカー考えているなら必ず軽自動車をレンタルでいいので乗ってみよう。軽のキャンピングカーで人気のN-BOXあたりならバッチリだ。


まとめ

軽自動車キャンピンカーで4人寝られるとうたわれているが、それは可能ということであって、現実的ではないと思う。しかし、1泊2日でディズニーランドに前乗りするとかなら、かなりいい選択と思う。

どう考えても、軽キャンパー家族4人で北海道1周などということは、かなり非現実的。4人分1週間の着替えや荷物をどうするのかを考えればわかると思う。(やるヤツはいると思うが)

↓軽キャピングカーの車中泊についても以下の記事で触れているのであわせてみていただければと思う。

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軽キャンピングカーを考えているご夫婦さんやご家族さんは、必ず軽自動車を乗ってみる。その後で軽キャンピングカーをチェックしてみよう。軽自動車は実際に運転するなりして体験することを絶対にすすめる。

↓最安値チェックして「レンナビ」で借りてみるといいぞ。


お互いが不幸にならないためにも、約束だぞ!

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