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冬の北海道にキャンピングカーで行ったことがあります。その時、本州の冬では味わえないような、そして考えられないようなことがたくさんあった。マジで。
北海道の真冬を車中泊したことを、あなたはあるだろうか?オレは厳冬の北海道をこれまでキャンピングカーアウトドアジュニアで2回ほど周ったことがある。そのほとんどを誰もいない道の駅で車中泊・P泊の真冬の北海道ドライブであった。
というわけで、冬の北海道をキャンピングカーで車中泊しながら走ったことをお話しよう。
両方とも北海道滞在は1週間ほどだった。そして、その2回とも年末年始である。その冬の北海道をキャンピングカーで行ってビックリしたことがいくつかある。それをシェアしようと思う。生暖かい心で聞いてもらえればうれしい。
この記事に書いてあるコト
冬の北海道でキャンピングカー車中泊をしたら驚愕!
冬の北海道はマジで寒いです。極寒です。とんでもない寒さです。覚悟をしていきましたが、想像以上・・・かなりの寒さでした。
どのくらい寒かったかというと・・・
阿寒湖湖畔はこの日道内最低気温マイナス25度
その朝・・・北海道の阿寒湖畔にウチラはいた。近くの駐車場。
朝、ラジオから流れてくる天気予報で「今日の道内最低気温は阿寒湖・・・マイナス25度」とのこと。
えっ?ココ?寒いっす。まじで北海道。
湖が凍って駐車場になる
阿寒湖の湖畔は全て凍っていて、湖面の一部が駐車場になっていた。マジか。
ステップに置いた日本酒が凍る
キャンピングカーは縦にも長いので、寒さがずいぶんと違う。当然だが、ステップ付近は寒い。ドアに近いし。
ここに日本酒を一晩置いておいたら、なんと日本酒がシャーベット状になっていた。マジか。そんなに寒いの?
ちなみにアルコール度数が15度程度の日本酒は-7℃から-10℃で凍る。たぶん、そのくらいの温度になっているのだろう。冬の北海道の車内は。マジか。
空気が冷たく車内で水が凍る
信じられるか?これキャンピングカー車内よ。
小腹が減ってうどんでも茹でようと思い、煮込みうどんの上に水を注いだところ・・・凍った。マジでビビった。暖房がついているが、たしかに空気は冷たいのよ。
キャンカーの水道は全て凍る
キャンカーの水回りは、すべて凍った。水タンクは凍っていなかったが、水の配管が凍って、どうにもならなかった。暖房つけっぱなしにすると、一旦は溶けるのだけど、やっぱり夜間で凍ってしまう。
特に初めて行った北海道、この時はエアヒーターがなかったので、夜間は凍った。
あと、トイレの水。これも凍った・・・まぁ、こちらはペットボトル常備でしのいだ。 キャンピングカーの水回り凍結防止についてどのような対策があるかを考えてみよう。冬になるとスキー場に行くキャンピングカー増える。さらにモノ好きはわざわざ雪深いところや北海道なんかにも行ったりする。 室内 ...
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運転席は冷凍庫
運転席はカーテンで仕切るので、外気にさらされている。冬の北海道を一晩超すと、運転席は冷凍庫。すべて凍っている。窓枠には霜が降りている。マジか。
で、朝出発する時、この霜落とし、氷落としがすごい大変。
当然だが、生物系は運転席に置いておけば大丈夫。冬の北海道は冷蔵庫はいらない。外は全て冷凍庫だ。
ガソリンスタンドが少ない・閉まる時間が早い
ガソリンスタンドはかなりヤバイ。生死に関わる。
なので、冬の北海道のガソリン確保は必ず明るいうちに行っておく。また冬のガスステーションは営業時間も短め。札幌などの大都市ならいいが、ちょっと街を外れるとかなりヤバイ。
必ず、明るいウチ、少なくとも15時までにはガソリン確保を行ってくれ。約束だぞ!
とんでもなく日が短い
冬の北海道の日は短い。マジで15時ころに暗くなる。すごい1日が短い。冬の北海道で夜走るのはけっこう怖い。アイスバーンなんて、マジ恐ろしい。
夕方になると、ホント気温が落ちる。周りがどんどん凍ってくる。そして、日が暮れると、一気に冷え込む。楽しいぞー。
この日の短さもあり、前述のガソリン確保と食料確保は必須となってくる。明るいうちに目処はきちんとたてておこう。
日本海・オホーツク海側はすべてアイスバーン
2回目の北海道は暖冬の冬だった。函館などは雪がなく雨が降っていた。
しかし、北に行くに連れ、北海道は牙をむく。場所にすると留萌あたりから道路がアイスバーンとなる。もちろん日中もだ。
そのアイスバーンは日本海、宗谷岬を超えオホーツクも続き、太平洋側に出るまですべてアイスバーンであった。
この冬の北海道を2WDで行くのは結構覚悟が必要かも。ウチは4WDスタッドレスで問題なしであったこと付け加えておく。
冬の道の駅は誰もいない
冬の道の駅は、本当に車がいない。この道の駅なんて車が多いほうだ。オレ1台だけ・・ということも、まったく珍しくない。ちょっと心細くなるくらい。ホント大丈夫だよね・・?って。
隣のバジェロは知らんが、横の軽と後ろの車は車中泊ではない。そう、前夜この道の駅、泊まっているのはオレだけだった。
そんな感じの冬の北海道の道の駅なので、とりあえず車中泊で困ることは全く無いだろう。ただ、暴風雪系の場合、道の通行止めや除雪も含め、車中泊の際は天気予報や道路情報など最新の注意と情報収集は怠らないようにするべきだ。
店はけっこう閉まっている・物が少ない
冬の北海道は店が結構閉まっている。お土産物屋さんはもちろん、食料品店も若干品物少なめ。年末年始は多少覚悟したほうがいい。居酒屋の仕入れもかなり少なめ。
道の駅の店は開店休業状態が多かった。
街に入ったら食料確保は必須。とりあえず、アイスボックスを車外にくくりつけておけば冷蔵庫はいらない。
冬の宗谷岬は寒かった
冬の宗谷岬は寒かった。とうか、風がヤバイ。10分も外にいるとマジで凍る。
この日の気温はマイナス5度位だったが・・・
日本最北の郵便局である宗谷岬郵便局員によると・・・今日は暖かいよ・・・だって。マジか。
太平洋側は案外雪が少ない
意外と思われるかもしれないが、冬の北海道でも太平洋側はあんがいと積雪はない。
これはお正月の襟裳岬。まったく雪はない。風めっちゃ強くて寒いけどね。
道路にも全く雪はなく、心配なく走ることができる。もしあなたが冬の北海道を行ってみたいと思うなら、最初は太平洋側で計画をしてみてはどうだろう。
ただ、屈斜路湖、阿寒湖など内陸に入ると、めっちゃ雪があることはもちろんよ。
まとめ
暑くなってきたこの時期に、冬の北海道の話題もアレだが・・・もし年末や冬にキャンピングカーの北海道ツァーを考えているなら、ぜひとも今ころから計画をするとよいだろう。
夏の北海道へ行くのとワケが違う。マジで。
いろいろなものが凍り、またモノも手に入りにくくなる。
普通の人が行くとなると、多分年末年始となるだろう。それでも納沙布岬で初日の出を見るなんて、日本で一番早い初日の出を拝めるなんて、なんて贅沢!
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