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マイクロロン(Microlon)を購入してウチの12万キロ超えキャンピングカーアウトドアジュニアに投入をしてみたので、その効果、マイクロンの使い方・エンジンへの投入方法、そしてどのように変わったか?燃費はどうなのか?などをレポートしたいと思います。
マイクロロンは、数あるエンジン添加剤の中でも比較的高額な部類になる。通常のエンジン添加剤が2、3千円程度のものに対してマイクロロンは16オンスで1万円近い価格になる。
このくらいの値段ともなると、たしかに購入には躊躇をするし、効果も確認したくなるというものだろう。今回はうちのキャンピングカーにマイクロロン16オンスを購入して投入をしてみたのでその報告をしたいと思います。
この記事に書いてあるコト
マイクロロンとは?
出典:アマゾン
Microlonメタルトリートメントリキッドはエンジン内部の摩擦係数を限りなくゼロに近づける最高級金属表面処理剤との説明がある。
エンジン内部のすべての摺動部分の摩擦を効果的かつ長期間に渡って減少させることを目的に調剤された金属表面処理剤です。マイクロロンは、金属表面にマイクロロン樹脂の極めて薄い膜を形成し、摩擦と金属の磨耗を軽減させます。実際にマイクロロン処理の行われたエンジンのエンジンオイル中には摩擦金属粒子の減少が確認され、カーボンの付着やスラッジの形成を抑えています。また一度の処理で長期間効果が持続することも特長の一つで、オイル交換のたびにマイクロロンを入れる必要はありません。
マイクロロンの主な効果
公式ホームページでは以上のような解説がある。主な効果を箇条書きにしてみよう。
- 摩擦低減によるエンジンや部品寿命の向上
- カーボンの付着やスラッジの形成を抑える
- 圧縮力増大によるパワーのアップ
- 燃費向上、オイル消費量減少、オイルの寿命向上
- エンジンの騒音、異音の低減
- オイル交換ごとの注入は必要ない
- 新しいエンジンには予防的効果、古いエンジンには治療的効果を発揮
- 施工後すぐに30kmほど走行
- 1600kmで施工完了
マイクロロンは金属の表面に定着し、皮膜を形成します。強固に形成された皮膜の効果により摩耗防止をします。
マイクロロンは金属の表面を処理することで効果を発揮するのでオイル交換をしてもその状態は失われない。これがマイクロロンとオイル添加剤との決定的な違い。いわゆるオイル添加剤は単にオイルの潤滑性を高めることにあり、その効果はオイル交換と共に失くなります。
マイクロロン必要量の目安
マイクロロンには8オンス(236cc)と16オンス(473cc)、32オンス(946cc)の3つの容量がある。
4輪車の4サイクルエンジンについては以下の容量が推奨をされている。
- 排気量1,300cc迄 --- 8oz
- 排気量2,800cc迄 --- 16oz
- 排気量6,000cc迄 --- 32oz
マイクロロンの同梱物チェック
マイクロロンのパッケージの同梱品は以下のようになっています。今回は16オンスを購入してみました。
- マイクロロン 8oz(236ml)
- 取扱説明書
- 注入器(250cc入り)
- ノズル30cm
- ステッカー等一式
マイクロロンの使い方と実際のエンジン投入方法
マイクロロンの使い方と実際のエンジンへの投入方法をチェックしてみましょう。
- マイクロロンを添加する前にはエンジンオイル、エレメントの交換を推奨
- 容器(缶)を1-2分くらい振る
- 付属している専用の注入容器に規定量マイクロロンを入れる
- エンジンオイル1Lに対して、マイクロロンは80ccとする
- オイルレベルゲージに注入容器を接続
- アイドリング状態で2-3分かけゆっくりマイクロロンを専用容器から注入していく
- 注入後はエンジンを止めず、すぐに慣らし走行が必要(30km以上)
以上でマイクロロン注入は完了です。
マイクロロンはいつ・どこで投入すると良い?
マイクロロンはエンジンに投入後、必ず30km以上走行するように説明書に記載をされています。また高回転での使用は300km走行後までは控えるようにも注意があります。
以上より、私は旅行からの帰路、それも標高が高いところで高速道路である程度の長距離を走れるような場所を選びました。季節は冬がいいと思う。水温が過度に上がらず、エンジンの負担も少ない。
今回選んだ場所は正月の長野県諏訪サービスエリアです。ここであれば埼玉県に帰るまで約200km、そのほとんどを高速道路の下り勾配となり気温も低い。あまりエンジンに負担をかけず一定走行でそこそこの距離を走れるのです。
あなたももしマイクロロンを投入する際には旅行の帰りのサービスエリアなどを選んでみてはどうだろう。
それでは実際にマイクロロンをエンジンに投入した方法を見ていこう。
マイクロロン実際のエンジン投入方法
エンジンをかけて暖気をします。水温計がきちんと定位置に上がるまであたためる。エンジンフードを上げて、オイルレベルゲージの位置を確認する。
エンジンを暖気中にマイクロロンの缶を振る。説明書には1分以上となっているので、しっかりとタイマーを掛けて振り続ける。
注入器を取り出し、ノズルに延長ノズルを取り付ける。
マイクロロンの缶に注入パイプを取り付け、注入器に必要量のマイクロロン溶剤を移す。
ウチのアウトドアジュニアのエンジン「7K-E」のオイル容量は交換時3.4Lとあるので、まずは3400×0.8=272ccを注入器に入れる。注入器のメモリは250ccまでなので、ざっくり目分量。
注入器にノズルを戻す。
スマホのストップウオッチを起動して、オイル注入口よりマイクロロンを2分以上かけてゆっくりと投入する。
以上でマイクロロンのエンジン投入は完了です。
マイクロロンの効果は?
マイクロロンをエンジンに投入している直後、いきなりエンジン音が変わったのにはビックリした。
エンジンフード内のエンジン音、そしてマフラーから出ている排気音が明らかに静かになったのを実感できた。しかし、これはマイクロロン投入によるオイル粘度低下によるものの可能性が高い。
なので、実際の効果というものはマイクロロンがエンジンに定着をする1600kmの走行後になると思われる。
また一番気になるであろう燃費に関してはこれから随時燃費を測っていき、こちらで結果方向をしたいと思います。
マイクロロンで燃費は激変する!!
マイクロロンをエンジンに投入することで、前述のようにエンジン音は入れた直後より静かになった。そしてその後、一番気になるであろう燃費をチェックしてみた。
実はウチのジュニアの燃費計算は結構やりづらい。なぜなら車体燃料タンクより発電機とFFヒーターの燃料を引いているので、毎回正確な燃費を測るのが難しいという理由がある。
それでも帰路につく際満タンにして帰宅後地元ですぐに燃料を入れて計測をしたことが何回かあるのでピックアップしてみよう。
まず、ウチのキャンピングカーアウトドアジュニアのマイクロロンを投入する前の燃費を確認してみる。
2019年12月に272.7km走行をして35.5Lの給油であった。このときの燃費は7.68km/1L。
2020年8月に229.0km走行をして30.5Lの給油であった。このときの燃費は7.5km/1L。
2021年12月に207.2km走行をして26.6Lの給油であった。このときの燃費は7.79km/1L。
3年間に渡ってチェックをしてみたが、だいたいいつもこのくらいである。この3回の燃費チェックの平均は7.66km/1Lとなっている。
マイクロロン燃費チェック1回目:22年1月・8.34km/L
マイクロロン投入した直後、217.9kmを走行して燃費をチェックしてみたのが以下の記録。
2022年1月に217.9km走行をして26.12Lの給油であった。このときの燃費は8.34km/1L。
マイクロロン燃費チェック2回目:22年1月・8.47km/L
その後約1500kmを走行したあとの燃費チェックが以下になる。
2022年1月に330.4km走行をして39.01Lの給油であった。このときの燃費は8.47km/1L。
いままでアウトドアジュニアが高速道路を走るとリッター8kmを超えることはほぼなかった。しかしマイクロロン投入後はコンスタントにリッター8kmを超える燃費を記録するようになっている。これは驚きだ。
さらに200km走行後よりも1500km走行後のほうが若干燃費が良くなっていることも見逃せない。
今回の燃費チェックはその走行内容はほぼ9割高速道路という内容である。たぶんキャンピングカー的には一番燃費の悪い状況であると思われます。
マイクロロン燃費チェック3回目:23年4月・8.89km/L
マイクロロン投入後、久しぶりに燃費をチェックできた。場所は新潟県糸魚川市能生。自宅より中央道経由して白馬を通り能生まで来た。走行距離は347kmであった。
能生でガスを補給すると39Lとなり燃費は8.89km/Lとなかなかの数字。まだマイクロロンの効果が持続しているのだろうか。
ちなみにこの時、オイル交換を怠り5000kmほど走っていた。またリアには水150L満タン、さらにCB125Rを積載しているというおまけ付き。なかなかの燃費ではないだろうか。
今後もできるだけ燃費をチェックしてみたいと思う。
まとめ
マイクロロンは普通のエンジン添加剤に比べ、かなり高額だ。実際にオレも購入はちょこっと躊躇をした。
うちのキャンピングカーも走行距離が10万キロを大きく超えてきていることや、今後できれば燃費の向上、エンジン耐久性が上がることを期待して今回の購入に踏み切った。
マイクロロンの16オンス(473cc)を購入すると、200cc程度残る。これはキャンピングカーの発電機、さらにオートバイなどに投入をする予定だ。それでも少々残るのはガソリンに混ぜて使い切る方法があるそうなので、そちらもチェックしてみたい。
ぜひ今後のレポートも注目してほしいと思う。