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ハブベアリングの寿命がきてキャンピングカー走行中に壊れた。ハブベアリング壊れるとどのようになってしまうのだろうか。走ることは出来るのか?またハブベアリングの交換や修理はできるのか?一体どのくらいの交換費用がかかるのかの実際をレポートしたいと思う。
先日高速道路(圏央道)を走っていて、ステアリングなどや音に非常に違和感を感じた。その後ABS警告ランプが点灯する。
一気に帰宅をしたいところだったが、さすがにABSランプ点灯するとまずい。すぐに最寄りのパーキングエリアに止まった。外に出ると油の焦げたような匂いが漂う。すぐに下廻りを見るとリアホイールからオイルが垂れているではないか。
この状態がハブベアリングが壊れたとは、この時は思わなかった。というわけで、キャピングカーのハブベアリング損壊という事の顛末を時系列で追っていきたいと思う。
この記事に書いてあるコト
はじめはサイドブレーキを引いたまま走ったと思った

リアホイールから油が漏れているので、最初はサイドブレーキを引きっぱなしで走ってしまい、フェードしてブレーキフルードが漏れたのかと思った。しかし、オレはこの時清水ICからノンストップで圏央道まで走ってきたのだ。
改めてサイドブレーキをチェックしてみると少し引くだけで、上記画像のようにサイドブレーキ警告ランプが点灯する。ABSランプ点いたのをすぐに気がついているのでサイドブレーキ引きっぱなしで3時間近く気が付かないということは考えられない。
原因わからず、ゆっくり走って帰宅。すぐにいつもの馴染みの自動車工場へ入庫。原因究明と修理となる。
ハブベアリングが壊れた
自動車工場担当の方が油まみれになっているリアホイール周り、リアブレーキとばらしていくと、かなり深刻な状況になっていると連絡を受ける。
当初は油まみれのブレーキ周り、ブレーキシューの交換ですむかと思っていたが、なんとリアアクスルシャフトがガタガタになっているとのこと。
さらにばらしていくとハブベアリングが損壊している状況との報告を聞く。マジか。
どんな感じで壊れていたのか?

こちらが壊れていない状態のハブベアリングである。

右ハブベアリングはこのように外輪が真っ二つに損壊してベアリング保持ができなくなっていた。デフケースのベアリングハウジング内でバラバラになっていた。

さらにアクスルシャフト内にベアリングボールが入り込みシャフトにも相当な傷が入っている。

このベアリングボールがシャフト内にはいったのだろう。球形になっていないベアリングボール・・・デフケースも壊れたら修理代金は相当な値段になり、修理期間もかなり延びたと思われる。
ハブベアリングが壊れて走行すると被害が大きい
ハブベアリングが損壊して走行を続けると、被害が広がる。そうすると修理はもちろん、いろいろな部品が壊れ損害額が大きくなる。
走行距離でハブベアリング寿命を考え、壊れる前に交換をすればベアリングだけですむが、今回キャンピングカーのリアハブベアリング損壊、さらにその後走行をしてしまうとどのような部分に損傷が及ぶのかを確認してみよう。
リアアクスルシャフト:21,400円

ハブベアリング損壊によりリアアクスルシャフトにガタが出る。
今回うちの場合、ベアリングボールが暴れボールが原型をとどめないほど変形した。そのためシャフトにかなりの傷が入ってしまった。
このためシャフトも交換となってしまった。画像は損傷のない左アクスルシャフト。
リアブレーキシューセット:10,800円

アクスルシャフトにガタが出ることで、オイルシールも損傷。その隙間からデフオイルが漏れリアブレーキドラム、ブレーキシューが油だらけになった。
このため当然ブレーキシューは使い物にならず全て交換となった。ブレーキシューは左右同梱なのでコレも痛い。
被害のない左ブレーキシューも新品である。
ABSセンサー:19,800円

ABS車輪速センサーも頭が削れて無くなっていた。車速センサーの損傷でABS警告ランプが点いた。
この部品・・・以外に高額。
ホイールシリンダー:5,300円

リアブレーキホイールシリンダーもアウト。
ハブベアリング×2個(4,200円×2=8,400円)

ハブベアリングは損壊していない左ベアリングも当然交換。
壊れていない状態であれば、ベアリング代と交換工賃だけですむ・・・
デフオイル・ブレーキフルード
デフオイル、ブレーキフルードも全交換。
これもベアリング損壊しなければ交換する必要はない。
このようにハブベアリングが損壊するとパーツはもちろん、交換パーツ代、交換工賃も甚大になる。
ハブベアリング損壊した時の問題

ハブベアリングの壊れ方も色々あるが、今回の場合外輪が真っ二つ。

ベアリング外輪の割れた半分がデフケースのベアリングハウジングに残るという事態。ベアリングはハウジングに圧入されているはずなので、この残った半かけ外輪を取り外すのに相当苦労したとのことだ。
修理費用はどのくらいかかった?
今回のハブベアリング損壊によるトータルの修理費用は14万円を余裕で超えてしまった・・
本当に大損害です。
ハブベアリングのみの交換なら費用は?
ハブベアリングの単価は4,200円なので2個で8,400円。それに工賃のみですむはずなので5万円も行かないということでした。
ハブベアリング損壊により修理費用は3倍。さらに修理期間もかなり延びました。
ベアリング壊れる予兆はあった?
今思い出すと、実は数ヶ月前くらいからブレーキに違和感がありました。
具体的にはブレーキペダルを踏み込んでいくと、奥の方でABSが作動したようなキックバック感がありました。多分これが具体的な予兆だったと思う。
ベアリング損壊直前などにおいて運転していて違和感はほぼ無し。またベアリング損壊時の音などは特に無かった。
ちなみにブレーキ踏んで奥の方でABSが作動したようなキックバック感は・・・修理後にバッチリ無くなりました。
まとめ
キャンピングカーのリア荷重は思っているよりも大きい。オレのアウトドアジュニアのハブベアリングが壊れた時の走行距離は12万キロ弱。
やはりキャンピングカーなどの重量がある車のハブベアリングは10万キロを一つの目安として交換すると良いと思う。
アウトドアジュニアの仲間でリアハブベアリングが損壊したのはオレが初めてである。なので周りではハブベアリング交換をやる人が増えるようだ。
悪いことは言わない。あなたのキャンピングカーの走行距離が10万を超えているのであれば、ぜひともハブベアリング交換をしてほしいと思う。
実際にベアリング損傷してホイールから煙が上がっているところを見て炎上しなくてよかったとマジで思っている。
とりあえずブレーキを踏み込んで、奥の方で違和感、ABSキックバック感ある場合はベアリングなどの寿命が秒読みと思っていいと思うが、そんな状況になる前に強制的に保守交換をオススメしたい。
走っていてベアリングがゴーッ・・・とか唸っているのは論外だぞw