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キャンピングカーのインバーターは純正弦波、家庭用のコンセントと同じ容量である1500W 交流100Vのインバーターにしておくことを絶対におすすめをする。
インバーターに関しては、過去に矩形波インバーターや疑似正弦波の中華製インバーターなどを使ったが、すべてダメだ。痛い目に合っている。
特に中華製インバーターに関しては、冷蔵庫や製氷機が動かなかったり、エアコンやオーブンレンジが壊れた経歴もある。インバーター安く済んでも最悪の結果になった。
そのような本末転倒にならないように、これまでのインバーター経歴や安物インバーターで家電が壊れた経緯なども合わせて紹介したいと思う。
この記事に書いてあるコト
正弦波インバーターでないと使用できない電気機器の例
矩形波インバーターや修正・疑似正弦波を出力する安いヤツや中華製インバーターなどでは使用ができない電気製品をリストアップしてみた。
基本的に精密機器やマイコン制御、医療機器などの電化製品は使用をやめたほうがいいだろう。ほとんどが動かないし、最悪こわれる。
- 家庭用冷蔵庫
- 家庭用エアコン
- マイコン制御の炊飯機
- マイコン制御の電子レンジ
- IH炊飯器
- 電磁調理器
- 電気毛布(位相制御式)
- 電気コタツ(位相制御式)
- 扇風機、ポンプ(動作してもモーターを損傷する可能性が多い)
- パソコン
- ACアダプター
- テレビ・ラジオ(ノイズの発生等)
- 計測機器
- 医療機器
- インバーター式の蛍光灯
- 調光器(位相制御式)
これを見てもらえればわかるように、キャンピングカーで使いたいと思う電気製品のほとんどが矩形波では動かない。
冷蔵庫などは動いてもいきなり壊れる。エアコンも同様。モーターや基盤がやられる。
正弦波インバーターおすすめメーカー
出典:アマゾン
正弦波のインバーターでおすすめのメーカーというのはあるのか。結論を先に行っておくが以下の3社となる。
- 未来社
- 電菱
- コーテック
中華製の2000Wインバーターが1万ちょいとか4000Wが2万円ちょいとかで買うことができることに対して、この3社のインバーターは3倍とかの値段差が、以下のようにある。
このような値段差が何故あるのかということを考えてみてほしい。
キャンピングカー用途別インバーターについて
キャンピングカーや車中泊車、軽キャンパーなどキャンピングカーでもその大きさは違うように使用用途によって使うインバーターも違ってくる。
まずはキャンピングカーを使うシチュエーションによりインバーターの大きさや種類などを確認してみよう。
車中泊車・軽キャンパー
出典:アマゾン
キャンピングカーに限らず、車の中で家庭用電化製品などを使うことが一般化されている。
バンライフの車中泊車や軽キャンピングカーなど比較的小さい車の場合、その使う電化製品や電気の種類も限られてくるだろう。
たとえばスマートフォン充電やタブレット、PC、音楽端末、モニター、照明、ファン、加湿器などの類であれば、そのほとんどがUSBで供給されるものが多い。電気製品の殆どがUSBで統一をされれば、あえてインバーターを用意する必要もない。
なぜならUSB充電であればシガライターソケットなどの12Vでまかなえるから。
それでもたまに家庭用電源100vが必要になることもあるだろう。
そのような場合はシガライターにつなぐインバーターなどが考えられる。
シガライター自体、もし10Aまで取り出せるとしたら12V×10A=120Wあたりが上限となる。この出力だと、本当に使う機器も限られてくるし、矩形波であれば、使えるものも制限される。
であれば、インバーターはあくまで緊急用で、できるだけUSBで揃えてしまうほうが合理的と思う。インバーターを買うよりもAC100V使えるポータブル電源のほうが絶対にいい。
サブバッテリーを1、2本持つキャンピングカー
出典:アマゾン
サブバッテリーを1、2本持っているキャンピングカーであれば、350-700W程度のインバーターを使えるのではないだろうか。
このくらいの出力があれば、家庭用の液晶テレビ、小型冷蔵庫などが使える。当然だがきちんとした正弦波のインバーターをおすすめする。疑似正弦波、矩形波だと電気製品が動かないし、最悪壊れる。
また医療機器関連、たとえばCPAPなどの利用を考えているのであれば、なおさらしっかりしたメーカーの正弦波インバーターはマスト。命にも関わるからな。
サブバッテリーを3本以上・リチウムバッテリー
出典:アマゾン
ウチのキャンピングカーアウトドアジュニアはサブバッテリー4本+800Wソーラーパネル+ホンダEU28is(正弦波インバーター発電機)の組み合わせとなっている。
なので、日中太陽があれば発電機無しでエアコンとテレビと冷蔵庫が余裕で動く。というわけで1500W 交流100Vのインバーターがあれば、普通の家みたいに電気を使える。
このレベルの電気を確保しているキャンピングカーは、有無を言わさず1500W 交流100Vのインバーターで決まりだろう。
安いからと言って中華製4000wインバーターとか使うとオレみたいに泣きを見るのでやめたほうがいいと忠告しておく。
中華製インバーターを使いエアコンが壊れた
オレも安いからと言って中華製のインバーターを買ってみた。1年使ってみたのだが、ものの見事にダメだった。やられた内容を以下に記載する。
- 冷蔵庫動かず
- 製氷機動かず
- オーブンレンジ壊れる
- エアコン壊れる
どんな中華製インバーターを購入したの?
出典:アマゾン
IpowerBingoというベンダーのインバーターで「正弦波 12V 2000W 最大 4000W」という規格のヤツ。
出力電圧がAC100V ±5%と記載されているが、上の画像では113Vの出力となっている。だめじゃん。しかも下の方の説明では・・・アウトプット電圧:AC110V±5% 、無負荷時にAC120Vになり、運転時AC100V-110Vになり、電圧が低下しますって・・・あかん
インバーター内部にボリュームが有り電圧を下げられる
この手の中華製インバーターは内部にボリュームが有り、電圧を下げることができる。実はこのやり方を使って、電圧を104Vあたりに下げて使用をしていた。
1年ほどは、とりあえず使えていた。エアコンやオーブンレンジなどもとりあえず問題なく使うことができていた。このまま使うことができれば、問題はなかった。
しかし、ある日突然とんでもないことが起こった。
インバーターの電圧が突然130Vになる
使い始めて1年位たったある日、キャンプにいた時に・・・冷蔵庫が冷えず、製氷機が動かずという事が起こった。
いろいろとチェックしてなんと電圧が急激に上がっていることが発覚した。
モニターは116Vとなっているのも驚きだが、別の電圧計を指してみると驚愕の131Vなのよ。
このあとテスターを突っ込んでチェックしても同様に130Vを示していた。だめぢやん。
製氷機と冷蔵庫が壊れなかったのはラッキーだったけど、この時点でオーブンレンジとエアコン(オレのじゃないけど)が壊れた。
以上より中華製は正弦波のインバーターといえども、いつ何時暴走をするかわからない。オレの場合もとりあえず1年ほどはなんとか使えたが、ある日突然暴走を起こした。
タイミングなどもわからないので、高価な電気製品が壊れるのは本当に困る。いいインバーターとの値段差が5万円あっても、キャンピングカーの電化製品が壊れ、それらの新品入れ替えや新しいきちんとしたインバーター購入を考えるのなら、絶対に最初からいいインバーターを使ったほうがいい。
このくらいの電圧になっても、今の電気製品はワールドワイド対応(100-240V)になっている。スペインやロシア、ベルギー、インドネシアが127Vを使っているので、それら対応電気製品のみを使うのであれば問題はないかもしれないね。
基本、日本の電気製品はダメっぽい。特にエアコン、冷蔵庫、電子レンジという一番キャンピングカーで動いてほしいやつが全部ダメ。
本当にいい勉強になった。
おすすめインバーター
おすすめのインバーターを最後にリストアップしたいと思う。
コーテック 正弦波インバーター 出力300W/12V S300-112-50Hz
出典:アマゾン
- 純正な正弦波出力(歪率6%以下)。
- 入力電圧 10.5~15VDC
- 出力電圧 100VAC
- 連続出力 300W
- サージ出力 400W
- 出力波形 正弦波(ひずみ率:THD<6%)
- 出力周波数 50Hz
- 寸法 (mm) 237(L)×155(W)×72(H) 重量 (kg) 3.5
電菱 正弦波インバータ TS-400-112A 400W/12V
出典:アマゾン
- 連続出力 400W
- 最大出力460W(3分間)/600W(10秒)/800W(30サイクル)
- サージ電力 800W
- 定格入力電圧 12Vdc
コーテック 正弦波インバーター 出力1500W/12V SK1500-112
出典:アマゾン
- 3000Wの高いサージ電力 純正な正弦波出力(歪率3%以下)
- 入力電圧 10.5~15VDC
- 出力電圧 100VAC
- 連続出力 1500W
- サージ出力 3000W
- 出力波形 正弦波(ひずみ率:THD<3%)
- 出力周波数 50Hz/60Hz(SW切換)
電菱 リモートコントローラー CR-6
出典:アマゾン
- 入力電圧範囲 10.5~30Vdc ●動作温度範囲 0~40℃
- 保存温度範囲 -30~70℃ ●待機電流 80mA未満
- 適用機種 SK700/SK1000/SK1500/SK2000/SK3000 ST1000/ST1500/ST2000/ST2500
- 寸法 130×120×31(mm)
まとめ
キャンピングカーのインバーターをケチると、マジで痛い目にあう。だいたい壊れるのは旅先とか、壊れてほしくないときと相場は決まっている。
冷蔵庫やエアコンは真夏の日中に壊れるし、暖房もスキー場で壊れるのだ。
なので、絶対に電気はケチってはいけない。大切な高価な電気機器が壊れたら目も当たれられない。
なので、インバーターを導入する場合は・・・
- 未来社
- 電菱
- コーテック
のメーカーのものを入れてほしいと思う。そうでないと、おれが人柱になった意味もない。あなたはオレのような愚行を行わないでほしい。
用途が限っている場合を除き、中華製インバーターは絶対に買わないでほしい。