キャンピングカーで生活はできるのだろうか。このところキャンピングカー気ままに暮らしたい、日本中あちこち旅をしたい。そんなことを考えている方は多いと思う。
実際にキャンピングカーで生活はできるのだろうか。寝る場所はどうするのか?住所はどこにすればいいのか?実際にどのような問題が起きるのだろうか・・・
キャンピングカーで生活をするという視点に立ち、その起きるであろう問題点や課題に関してチェックをしてみたいと思う。
この記事に書いてあるコト
ぶっちゃけキャンピングカーで生活できるの?
キャンピングカーで生活はできるのだろうか。ぶっちゃけ話としてキャンピングカーさえあれば1年程度の生活は楽勝とは言えないけど、テントやミニバン車中泊よりは生活はしやすいはず。
オレは学生の時にバイクで日本1周(約2ヶ月)やオーストラリア1周(約2ヶ月)をしている。バイクなので当然ほとんどがテント生活であった。本当に生活必需品も最小限で言ってしまえば底辺近いような生活をしていた。
それでも全く問題なく生きることができたし、楽しかったし、使ったお金もかなり最小限と思う。それを考えれば、衣食住がかなりレベルで揃っているキャンピングカーでの生活は問題ないどころか快適生活も可能ではないだろうか。
まずは1年間、キャンピングカーで生活をするという条件を考えてみよう。
1人のキャンカー生活なら問題はない
キャピングカー生活を考える上で、いちばん重要なのはそのキャンカー生活を何人で行うかということだ。それがあなた1人であれば何も問題はない。
必要最小限、最低限の生活をするという前提であれば、キャンピングカーが軽自動車だろうが、ただのバンであろうが、ほぼ問題はクリアしていると考える。普通車だって行けるかもしれない。
暴言に近い話かもしれないが、バイクや自転車で旅して生活することを考えれば、いきなり屋根と寝ることができるスペースが最初から確保されている車があるのは問題なしと考える。あとはやるかやらないかという世界だろう。
夫婦のキャンカー生活
キャンピングカーで生活・・・ということを考えているかなりの方が、この夫婦、もしくはカップルというパターンが増えているのではないだろうか。近頃では日本一周キャンピングカーカップルというのも散見できるし、憧れる人が多いのもうなずける。
よく軽キャンピングカーのカップル旅ユーチューバーとかよくあるが、大変だと思う。マジで。
一点言えることは若ければ、どうとでもなる。そういうことだ。
若いということは、全て解決をする。マジでそう思っている。逆に熟年夫婦とか引退、定年退職組の夫婦が軽バンキャンカーなんかでキャンピングカー生活は、できればやめたほうがいいと思う。大変だよホント。
女性・カップルのキャンカー生活
女性の場合、運転という観点から軽自動車ベースのキャンピングカーを選ぶ方も多いと思うが、水回りトイレ関連安全の観点から、できればそこそこの装備があるキャンピングカーを選択することをおすすめしたい。
それはカップルも一緒。
旅をしながら生活をすると、宿泊地は基本的に車中泊になることが多いだろう。深夜にトイレに車外にでるのは防犯の面でもおすすめできない。カップルなら2人で行くという前提でいいかもしれないが、これが毎日となるときついと思う。
冷房は無理でもFFヒーターは絶対必需品
キャンピングカーで生活をする上でかなり問題となるのが、日本の気候と考える。夏は40度近い灼熱地獄から冬は東京でも氷点下になる。
こうなると冷暖房完備のキャンピングカーが理想ではある。
100歩ゆずって冷房・エアコンは無しでもいいだろう。日本には夏でもなんとかなりそうな標高1000m以上の場所や北海道という逃げ場がある。
しかし冬はそうは行かない。普通に平地でも氷のはる日本で暖房設備のないキャンピングカーで生活などはきつい。1泊程度の動画撮影ならガマンもできるが、1年というスパンで考えるとキビしすぎる。
特にコストを削り気味になる軽キャンやバンライフ系は考えてもらいたい。車内氷点下で冬用シュラフに毎晩もぐっていては、何をしているのかさっぱりわからない。
以上、そんな前置きをしてキャンピングカーで生活するに必要なものを確認してみよう。
キャンピングカーで生活する上で必要なもの
これまでで、キャンピングカー生活をすることを思い浮かべてみただろうか。
その上で、具体的にキャンピングカー生活で必要なものや問題点などを洗い出して、それぞれ解決策などをチェックしてみたい。
1年間キャンピングカーで生活・旅をするということを前提にしてみる。
寝る場所・停泊地・車中泊
キャンピングカーで旅をしながら生活をしている人の車中泊地はほぼ間違いなく「道の駅」だと考える。ほぼすべての人がこの「道の駅」より良いか悪いかという基準でいいだろう。
キャンピングカーで車中泊する上で一番重要視をしたいのは治安、そしてトイレの有無だろう。その観点からいくと道の駅が一番ということは間違いない。
次に推薦をしたいのが高速道路のパーキングエリア・サービスエリアもいい。高速道路一区間だけのってパーキングエリア・サービスエリアを使うのは悪くない。道の駅よりも治安がいい。
この2つを基準にその日の行動範囲や予算で決定すればよいだろう。
北海道や地方などは無料のキャンプ場が第一候補になるのは言うまでもない。
またゴミを捨てたいときやダンプ、バッテリー充電など充実サービスが欲しい場合などはオートキャンプ場、RVパークなども積極利用をしたい。地方に行けば安価な場所を確保できる。
シャワー・風呂
キャンピングカー車内にシャワーがあれば理想だが、そうはいかない。水の確保が難しいからだ。
なので現実的には温泉やスーパー銭湯の日帰り入浴の利用がメインになることは間違いない。
さらに入浴料金が500円を超えたり近くにない場合は・・・絞ったタオルで体を拭いて終わりということは、週の3回位あることは普通だと思う。
トイレ
キャンピングカーにトイレがある場合でも、できるだけ公共のトイレを使うことを考えるだろう。そうダンプの問題がつきまとうからだ。
しかし、このキャンピングカー車内にトイレが有ると無いでは大違いだ。深夜の治安問題をはじめ、車中泊場がいつもいい天気とは限らない。大雨台風大雪などはつきもの。
そんな天候でトイレに行くのは危険極まりない。なので、できればキャンピングカー車内にトイレは付いていたほうがベストと考える。
さて、キャンピングカーについているカセットトイレのダンプはどこでやるかということだが、基本的にはRVパークやオートキャンプ場などのダンプステーション。もし出先に知人宅が有るなら、汚水槽に流すのも一案。
洗濯
コインランドリー。以上。公共施設の水道使って洗濯なんか絶対にするなよ。
水の補給
キャンピングカーで生活する上で、非常に問題はこの水の補給と考える。オレのアウトドアジュニアは水タンクが150Lもあるので、満水はむずかしい。
水を補給できるのは・・・
- キャンプ場
- RVパーク
- ガソリンスタンド
- 知人・友人宅
などが考えられる。特にガソリンスタンドで水を補給できるのは一石二鳥だ。ガス補給の前に水補給が可能か聞いてみよう。
またキャンカー車体に直接入れるとアレなので、あらかじめ10L程度のポリタンなどを持っていると、相手も安心して水補給を許可してくれるかもしれない。
温泉やトイレい入った時に小さいペットボトルや水筒を満水にすることもお忘れなく。
冷蔵庫の必要性
キャンピングカー生活が長期になればなるほど、冷蔵庫の必要性は高まる。冷蔵庫があれば食料の保存が可能になるからだ。
真夏の終了間際スーパーで惣菜や揚げ物がよりどりみどりの半額であれば、大量に買い込みたい。しかし冷蔵庫がなければ、今晩の分しか買うことができないだろう。
夕飯で残ったおかずや地元の河岸で買ったお刺身など・・・冷蔵庫があればすべて確保できる。食費を浮かせたいのであればキャンピングカー生活に冷蔵庫は必需品。
車中泊地に車を止め、冷たいビールがなければ、なんのためにキャンピングカー旅生活をしているのかわからないでしょ?
製氷機のすすめ
実は冷蔵庫と並んで、この製氷機をキャンピングカーに設備することはマジでおすすめをしている。
日中の走行充電でもかまわないので、そこそこの氷を確保しておくのは生活をする上でとても大切。残った氷はペットボトルを切ってそこに入れておき、冷蔵庫の冷媒にも使える。
キャンピングカー生活を充実するに、ぜひとも製氷機をのせること考えてほしいと思う。
テレビの設備
キャンピングカーで生活をすると、車が止まったその時点で日常生活と何ら変わらない。であれば、ぜひともテレビを設置したいと考える。
テレビはヒマつぶしの究極だろう。あまりテレビを見ないオレでもキャンカー生活ではよくテレビをつけている。
さらにブルーレイレコーダーと地デジ+BSアンテナを駆使してお気に入り番組を録画しておく。テレビ受信できない、BS番組がつまらないところなど録画を見ることができるのだ。
だいたいキャンピングカーの生活と言っても、1日のうちヘタすると12時間以上はキャンカー車内、ダイニングにいることになるのだよ。
電気の確保
キャンピングカーの生活で電気の確保は本当に大切だ。上記の冷蔵庫、テレビ、製氷機などは電気あってのもの。
冬季一晩FFヒーターを付けるという前提であれば、ディープサイクルバッテリー2本は必要。
これに冷蔵庫一晩中と各種充電、仕事用PCの駆動、寝るまでテレビを見たいとなると最低3本、オレはディープサイクルバッテリー4本積んでいる。
ソーラーパネルによるバッテリーの充電は長期に渡るキャンピングカー生活においては必需品と断言をしよう。最低でも200Wあると助かる。50Wとか100Wとかではバッテリーの充電レベルが上がるのに相当時間がかかる。
真夏の日中にソーラーでエアコンを動かすのであれば、500Wは必要と考える。これで27度の弱運転ギリギリ行ける。
ちなみにオレのアウトドアジュニアは現在800Wのソーラーパネルを載せている。屋根はほとんどソーラーで埋められた。ベンチレーターの蓋もソーラーの下で少ししか開かないw
そのくらい長期のキャンピングカー生活で電気確保は重要ということ。
火の確保
カセットガスでOK。以上。
カセットコンロは大きさ別で複数持っていると便利である。
住所・郵便
自宅を売り払ってキャンピングカー生活をする方は少ないと思うが、ユーチューバー系や若いカップルなどは、今後の生活の場を探すために旅に出るという目的もありえる。
そんな場合は、両親や実家などに住所を移す必要があるだろう。必要な郵便物はどこかに転送。アマゾンは今やキャンプ場にも届くので心配なし。
いずれにしても税金や車の購入、車検や各種手続きを考えると住所なくてはどうにもならないので何らかで確保する必要はある。
ネット環境
キャンピングカー生活でなくてはならないものにネット環境がある。これは必ず必要なものと考える。
ネット環境確保はポケットWifi、スマホのテザリング、各商業施設のフリーWifiなどが考えられるだろう。
ゴミの問題
キャンピングカー生活で地味に大変なのが、このゴミ問題。
一番ゴミが出るのは食事関連だ。スーパーなどで分別されている場合、できるだけ捨てていくのはいい方法。またリサイクル系はきちんと車内で分別をしておこう。
小さいゴミなどはコンビニで買い物をした際など、こまめに出していくのは(グレーではあるが)いたしかたない。
多めのゴミはキャンプ場、RVパークなどで有料ゴミ袋を購入するのはよいだろう。紙系などの燃えるゴミは焚き火で燃やしてしまうのもありかな。
車検
キャンピングカーでも車検は避けて通れない。キャンピングカー生活をスタートする場合、満車検で行くことおすすめ。さらに車検時期になったら、自宅や実家に一旦戻るのはありと思う。
いずれにしても車検が切れていてはキャンピングカーも走ることはできないので、計画に入れておく必要がある。
仕事
キャンピングカーで生活するので、ユーチューバーでしょ?w
という冗談はおいておいて、基本キャンピングカーでは仕事はやりやすいはずだ。前述の電気とネット環境があればPCに絡んだ仕事やリモートワークであれば、全く問題ない。
海や富士山の見えるところで仕事できるという夢のような事が可能だ。
そのような仕事を確保できるかという問題は大いにあるが、キャンピングカーで生活をしたいというのであれば、合わせて解決するものと考える。
定年退職組は退職金と年金を食いつぶさないようにしよう。
まとめ
キャンピングカーで生活というお題で好き勝手につづってみた。自分で書いてみて、オレの場合、現状で1年くらいならすぐにでもキャンピングカー生活できる状況にあることが確認できた。
アウトドアジュニアは長期キャンピングカー生活にはうってつけだし、おれはIT系自営業だしな。
若い連中は、ぜひともトライをしてほしいと思うが失うものもけっこうあるので、まずはレンタカーバンなどかりて1週間位車中泊旅をすることをおすすめする。いきなり新車のキャンピングカーなんて契約するなよ。
もしかして、このキャンピングカー生活を実行する上で一番の問題は親の介護かもしれないね。