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キャンピングカーの冷蔵庫を解説 その電源/構造/おすすめ

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キャンピングカーにはなくてはならない装備の筆頭に「冷蔵庫」がある。今回はキャンピングカーで使われる冷蔵庫の「電源・構造・仕組み」などをチェックしたいと思う。

うちのキャンピングカーアウトドアジュニアには、普通の家庭用冷蔵庫が搭載されている。当然のように家庭用電源AC100Vが必要になる。

キャンピングカーにもいろいろな車種や限られた車格、搭載されている電源によって選ばれる冷蔵庫があると思う。

そもそもキャンプをしに行く車なので、その最大の楽しみである現地での食事や持参する食料をきっちりと保存する冷蔵庫は必須の装備と言っても過言ではない。

そんなキャンピングカーの冷蔵庫を見ていこう。

家庭用冷蔵庫とポータブル(3WAY)冷蔵庫の比較

Elabitax ER-70

キャンピングカーアウトドアジュニアに搭載されている冷蔵庫は、今は廃盤となってしまった68L冷蔵庫「Elabitax ER-70」が乗っている。スペックは以下。

  • Elabitax/吉井電気 ER-70
  • 1ドア冷蔵庫 68L
  • 70W
  • 横約475mm×奥行約445mm×高さ約620mm

この家庭用冷蔵庫と3way冷蔵庫の代表格であるDometicドメティック ACX35Gを比較してみよう。

性能 Elabitax ER-70 ドメティック ACX35G
冷え具合 家庭用なので普通に優れている そこそこ使える
内容量 約70L 31L
サイズ 47cm×45cm×62cm 50cm×44cm×44cm
設置法 基本据え付け 移動できる
重量 21kg 14kg
電源・燃料 AC100V 3way:AC100V・DC12V・カセットガス
温度調整 7段階 ガス操作ダイヤル(強・弱・OFF)
稼働時間 サブバッテリー(ソーラー)など電源次第 サブバッテリー(ソーラー)など電源とカセットガス次第

冷蔵庫:3種類の冷却仕組み

冷蔵庫が冷えるには仕組みがあり、大まかには以下の3種類に分けられる。

家庭用冷蔵庫と同じ「気化圧縮式」

一般的な家庭用冷蔵庫では圧縮と蒸発熱を使った熱サイクルによる冷却方式が主流となっている。

冷媒物質は気体状態において圧縮され凝縮器で放熱されると、少し高い圧力がかかった液体状態になる。この冷媒を蒸発器に送り込むと圧力が下がって液体の沸点が下がり、蒸発する。

気化熱を奪うことで蒸発するため、この熱の分温度が下がることになる。

ペルチェ効果を使った「電子式」

「気化圧縮式」の問題点は冷媒を圧縮するためのコンプレッサーが必要になる。そのためコンプレッサーを確保する部分、コンプレッサーの振動や音がかなり出ること。

キッチンや台所ならこれらはあまり問題にならないがキャンピングカーだとちょっと問題。

そこで、冷蔵庫にはペルチェ効果を用いたペルチェ方式という冷却方式があります。

ペルチェ方式は異なる2つの金属や半導体の接合点に電流が流れる時に一方の接合点で吸収した熱を他方で放出する現象のことを言う。

このペルチェ効果を利用した熱電素子を使うことで振動や音が少ない冷蔵庫がある。

メリットは静かなこと、そして構造が簡単なので小さくでき、さらに安価に作ることができる。デメリットはあまり冷えない・・・ダメじゃんw

温めた気化熱で冷却する「吸熱式」

3WAY冷蔵庫でよく使われる、とても便利なカセットガスを利用した冷蔵庫があります。

カセットガス(やAC100V、DC12V)などでアンモニアを加熱して気化させ、その際に生じる気化熱で庫内を冷却するのが「吸熱方式」と言われる方式。

カセットガス使用時にはDC12Vも必要ですが、その際の消費電力は非常に少ない。

アウトドアJR・冷蔵庫はどんな感じ?

キャンピングカー 冷蔵庫

キャンピングカーアウトドアジュニアの冷蔵庫を見てみよう。ウチのキャンカーには普通の家庭用小型冷蔵庫が搭載をされている。

もちろん電源はAC100Vオンリー。通常はソーラーパネルで発電された電気をサブバッテリーに供給。そこからインバーターを経由して冷蔵庫が動いている。

発電機が動いているときは直接100Vが供給されている。

設置場所

キャピングカーサイドのエントランスドアを開くと玄関ステップの横にある。ここに冷蔵庫があると、買い物からすぐに冷蔵庫に食料を入れることができ、とても便利な場所だ。

冷蔵庫内容量

アウトドアJRに乗っている冷蔵庫の容量は約70Lでキャンピングカーとしては、かなりの容量を確保されている。

ドアポケットには2Lのペットボトルや2L紙パックの酒パックが3本はいるし、その上には350mlの缶ビールがかなりの数並ぶ。

冷蔵庫内も相当量はいり、通常の3泊4日程度の食材であれば、全く問題なく飲み込んでくれる。

冷蔵・冷凍の感じ

冷蔵庫の冷蔵機能については家庭用100Vの製品なので、全く問題なし。家にいるときと同じ感覚で扱える。

ビールや缶酎ハイも普通に入れておけば、普通に冷える。ドアポケットに凍らせたペットボトルを1本入れておくだけで、冷えはかなり早い。このあたりは小型冷蔵庫の利点であろう。

冷凍庫は必要最小限の広さしか無い。500MLのペットボトル4本分程度。ただ、ここにも水の入った氷トレーやペットボトルなどを入れておけば、普通にきちんと製氷できる。

このあたりの使いかってはさすが家庭用家電だ。

電源について

キャンピングカーアウトドアジュニアの冷蔵庫は家庭用冷蔵庫なので、電源はAC100Vオンリーになっている。

サブバッテリー・ソーラーでの稼働時間は?

サブバッテリーの容量を考えてみる。冷蔵庫(70W)とインバーターのロス分を考えるとだいたい100Wです。

夏場で24時間フル稼働したと仮定して2400Whの電力が必要になる。12Vのバッテリーで換算すると200Ah。

ブライトスターSMF 27MS-730が105Ahですから2個でギリギリの容量。実際にバッテリーの劣化とかを考えると3個ほしいところ。

これだけの電源をソーラーまかなう場合。

日中ソーラーが十分に発電できる時間はお昼前後の4時間ぐらいです。この4時間の間に2400Whの電力を発電しなければならないので1時間あたり600Wh発電が必要。

うちのソーラーパネルはとりあえず500Wが乗っている。

それとジュニアのように水平に近い設置方法だと発電効率も落ちますので定格の80%くらい。ソーラーを500Wとして考えてみると80%で400W。

400W×4時間=1600Whで必要電力の2/3です。

これで判断すると一度バッテリーが空になってからは一日16時間稼動ができるので、なんとかなるかという感じ。

キャンピングカー冷蔵庫の賢い使い方

キャンピングカーで冷蔵庫を使う場合、出発前などに準備をしておくと、効率よく食材を冷やすことができ、また中の食料もいい感じで冷やし、保存することができる。

そんなキャンピングカー冷蔵庫の賢い使い方Tipsをいくつか。

出発前日にスイッチを入れる

キャンピングカーが自宅で外部電源(AC100V)につながっている場合など、出発前日などにスイッチを入れて、きっちりと冷蔵庫を冷やしておくとよいだろう。

キャンカーがスタートしてから、12Vやカセットガスなどで冷やすよりも、間違いなく効率よく食材が冷えるだろう。

ペットボトルを凍らせて入れる

予めペットボトルを凍らせておいて、冷蔵庫の冷媒としていれておくと良い。冷蔵庫内が冷媒によって冷えることで、電気はもちろんガスを使っている場合のカセットガス節約にもなる。

ウチがよくやるのだが、2Lペットボトルを凍らせドアポケットと冷蔵庫内奥にそれぞれ1本ずつおいておくと、ホント食材がよく冷える。

出発間際の缶ビールや冷酒なども、現地到着することは冷え冷え。ヘタすると冷蔵庫の電源を入れなくても大丈夫なほどよ。

食材を凍らせておく

冷蔵庫に入れる食材を予め購入しておいて、自宅の冷蔵庫の冷凍庫で凍らせておくのは良い方法。

特に腐りやすいであろう、肉や魚系は冷凍庫できっちり凍らせておき、キャンピングカーの冷蔵庫を冷やしながら解凍をするのはいい方法だろう。

あと途中の買い物でも冷凍枝豆などを買って、冷蔵庫に入れておけば冷媒はもちろん、冷蔵庫を冷やしながら解凍もできると一石二鳥だ。

今晩のキャンカー宴会のアテは一部冷凍食品を考えてみてはどうだろう。

できるだけ涼しいところへ置く

移動ができるような冷蔵庫やポータブル系であれば、できるだけ冷蔵庫は涼しい所に置くとよいだろう。

ちなみにうちのアウトドアジュニアの冷蔵庫はFFファンヒーター吹出口前という、けっこう最悪な環境になっているw

で、ぶっちゃけ冷蔵庫ってどうよ?

キャンピングカーに冷蔵庫はなくてはならないアイテムだ。キャンピングカーに乗って何をやるのかによって、その冷蔵庫の形態や容量は変わると思うが、キャンカーに冷蔵庫がないなんて・・・考えたくないw

今晩泊まるところが、P泊だろうが車中泊だろうが、キャンプ場だろうが・・・到着をして冷えたビールが無いなんて、無理すぎるだろう。

さらに冷蔵庫の容量がウチの70L程度の容量があれば、3泊4日程度のツァーでも全く不自由しない。

毎日、きっちりと酒のアテを用意できる。ただ、それ相応の電源確保は言うまでもない。

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キャンピングカーに積みたいポータブル冷蔵庫5選

キャンピングカーにぜひとも使ってみたい、ポータブル冷蔵庫をチェックしてみよう。

ウチのキャンカーには冷蔵庫があるが、コノくらいのポータブル冷蔵庫を1台酒のアテ、冷やす必要のある調味料、冷酒を冷やすためにほしいと、マジで思っている。

F40C4TMP 車載冷蔵庫 -22℃~10℃:2WAY・18L

F40C4TMP 車載冷蔵庫 -22℃~10℃:2WAY・18L

  • ドイツのコンプレッサーテクノロジーを採用
  • 22℃~10℃調整でき、1℃単位で温度設定が可能で、40分間で-22℃まで冷凍
  • 【18L大容量】500mlのペットボトルは縦に入ります。350ml缶が約30本、500mlペットボトルが縦に約18本、2Lペットボトルが4本
  • 【2Way電源対応】①車載DC12V・24V、家庭用AC100V-240V電源対応

Hypowell 車載家庭両用 ポータブル冷蔵庫:2WAY・26L

Hypowell 車載家庭両用 ポータブル冷蔵庫 2WAY

  • ドイツのコンプレッサーテクノロジーを採用
  • -20℃~10℃まで1℃単位で温度設定ができる優れた冷蔵・冷凍性能
  • シガーソケットケーブル(DC12/24V対応)とACアダプター2種類のケーブルを付属
  • 保護レベルはHI(高)/NE(中)/LO(低)、3段階

ENGEL エンゲル 冷凍冷蔵庫 MT27F:2WAY・21L

ENGEL エンゲル 冷凍冷蔵庫 MT27F:2WAY・21L

  • 【有効内容(L)】21L
  • 【使用電源(V)】AC100V・DC12V/24V共通
  • 【定格消費電力(W)】AC100V:42DC12V:2.5ADC24V:1.2A
  • 圧縮機:スイングモータ(冷媒ガス圧縮方式)
  • 温度調節器:ダイヤル可変式自動温度調整

Terzo 車載冷蔵・冷凍庫:1WAY・30L

Terzo 車載冷蔵・冷凍庫:1WAY・30L

  • [収容容量] 30L
  • タップリ収納 :500ml/2000mlペットボトルの縦置きも可能
  • 10℃から-22℃の温度調整可能な車載用クーラーボックス
  • 自動車供給電源:DC12V・24V

Dometicドメティック ACX35G COMBICOOL コンビクール:3WAY・31L

Dometicドメティック ACX35G COMBICOOL コンビクール:3WAY・31L

  • 【重さ】約14kg
  • 【定格内容積】31L
  • 【定格電圧】AC100V 50/60Hz
  • 【定格消費電力】75W (AC100V/DC12V)
  • 【パッケージ】化粧箱 56×51×49.5cm
  • 【冷却方式】アブソープションシステム(アンモニア吸収方式)
  • 【ガス消費量】12.3g/h(カセットガス250g 1本で約20時間稼動)

まとめ

キャンピングカーに冷蔵庫は絶対に必須アイテムとして君臨していると思う。キャンカーに冷蔵庫がなかったら、アテのない宴会になってしまうではないか。

さらにビールも冷えていない、酎ハイの氷もなければ冷酒もヌルいという惨劇を招く。

なので、みなさんもキャンピングカーの冷蔵庫には吟味を重ね選択してほしいと思っているぞ。

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