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キャンピングカーの水回り凍結防止についてどのような対策があるかを考えてみよう。冬になるとスキー場に行くキャンピングカー増える。さらにモノ好きはわざわざ雪深いところや北海道なんかにも行ったりする。
室内はFFヒーターがあれば楽園だが、水回りが凍るとけっこうヤバくなる。パイプの破裂はもちろん、一回水回り凍ると暖かいところへ帰ってくるまで水道使えないのよ。初めて行った北海道で経験済み。
通常キャンピングカーの水回り(清水タンク・グレータンク)はシンク下に備わっているので、室内が暖かければ水道周りが凍ることはないかもしれない。
しかし・・・水タンクが巨大(清水タンク150L)であるキャンピングカーアウトドアジュニアは、ここはけっこう凍結ウィークポイントなのだ。
この記事に書いてあるコト
アウトドアジュニアの清水タンク位置
キャンピングカー車両の一番後方、シート下にどでかい清水タンクが鎮座している。
車両左側にある物入れ、メンテナンス用扉を開けると清水タンクがある。ちなみに真冬で最低気温マイナス20度以下の北海道でも、さすがにこの清水タンク内の水は凍らなかった。
で、ドコが凍るかといえば、この清水タンク横に走っている水道のパイプが凍るのよ。ここはキャビン内の室温と言うよりは屋外の気温よりとなっているから。
エア循環ファンの取り付け経緯
なんで冷蔵庫後ろにファンを取り付けようと思ったかと言うと・・・まずは真夏などの冷蔵庫後ろに貯まる熱気を逃がすというもの(しぶちょーアイデア)。
アウトドアジュニアの冷蔵庫はかなり稼動をする。それも年中だ。オレも含めソーラーパネルを設置しているやつは、ツァー中はほぼ動いていると行っても過言ではない。さらにウチは駐車場で屋外電源で常時つないでいるので、冷蔵庫は1年中動いている。
アウトドアジュニアの冷蔵庫はダイネットシート下にピッタリと収まっているため、熱気が非常に溜まりやすい。冷蔵庫の後ろに熱気がたまると冷却効率低下はもちろん、熱による故障の原因にもなる。
なので、この熱を後方の温水器の方へ逃してあげる、「冷蔵庫の排熱」というのが元の発想(のようだ)。
さらにその空気を後方へ送ることで、清水タンクやパイプ類の凍結防止にも役立つというもの。
どんなファンを取り付けたの?
- 回転数 : 600rpm +/-10%
- 最大風量 : 38.58CFM
- ノイズレベル : 7dB(A)
- 定格入力 : DC12V 1.2W
- サイズ : 140 x 140 x 25 (mm) / リブ有
- 期待寿命 : 50,000h (25℃)
- 軸受 : 2ボールベアリング使用
140mm×140mmという大口径のファン。だけどめっちゃ静か。ファンが回っていても全く音がしない。回転数も低めなことも影響している。常時送風させるにはこのくらいが良い。
深夜ファンだけ回しても、冷蔵庫・温水器後ろに位置しているため、ほぼ無音となっている。軸受は2ボールベアリングで耐久性もありそう。
エア循環ファンの取り付け位置
ファンの取り付け位置はこちら。アウトドアジュニアの人ならわかるだろう。リアの扉を開ける。
温水器の壁のところに穴開けて取り付けた。
ファンスイッチの位置
ファンのスイッチは冷蔵庫横ね。
ファンスイッチと空気の流れ
ファンスイッチ(通気ファンスイッチ)をオンにする。
通常はこのようにファンは止まっている。
ファンスイッチオンでファンが回りだす。
画像下側にある冷蔵庫周辺の空気が温水器横を通り、ファンの奥にある清水タンクや清水タンクのホースがある室内に流れる。
ついでに温水器内の空気も流れる。
清水タンク前にあるファンが空気を吸い出す。冷蔵庫脇より空気が入り温水器を通り清水タンク室に流れる。
最終的に清水タンク室上にある荷室にあいた丸穴よりリビングへ空気は排出される。
最後は清水タンク上の荷物エリアに開けた穴より、室内へ排出をされる空気の流れになっている。
先日の雪の降った伊那スキー場でも、まったく水ラインが凍ることはなかったよ。
凍結防止ファンを付けられない場合の凍結防止対策法
凍結防止ファンを取り付けるには、かなりの作業が必要になる。
なので、もっと簡単に水道周りの凍結防止は、こんな感じになるだろう。以下の水道凍結防止帯は以前、実際にパイプに巻いていてある程度凍結防止には効果があった。
水道凍結防止帯 給湯・給水管兼用
- ヒーターの長さ:3m
- 定格電圧:100V
- 消費電力:35W
3mほどヒーター帯の長さがあれば、アウトドアジュニアの水回りは保護できる。ただ100V使用なので、発電機の使用、もしくはサブバッテリーにけっこう負荷がかかる。
Tengcong 車載ファンヒーター 12V
- 電圧:DC 12V
- 出力:150W
- サイズ:7.5x13x11cm
- ケーブル長:1.4M
ヒーター帯使用に合わせて小型ヒーターを清水タンク内に入れておくのも一手。
何らかで水回りが凍ってしまった場合、清水タンク室を暖める必要があるからね。
デジタル温度コントローラー DC12V 120W
ヒーターやヒータ帯を温度センサースイッチで自動オン・オフすればよいかもしれない。バッテリー温存もできるかも。
まとめ
真冬のスキー場やキャンプ場で水回りが凍結すると、マジで困り果てる。なので水回り凍結防止は、確認する必要がある。
あと、緊急用に水タンクやペットボトルの飲料水は常時確保する必要があると思うよ。冬シーズンをむかえるにあたりぜひとも準備とチェックをしてほしいと思う。