キャンピングカーブログ

キャンピングカーに住む方法は?生活の方法や住所・納税は?

投稿日:2022年6月2日 更新日:

キャンピングカー 住む

キャンピングカーに住む方法を考えてみたいと思う。このところ家やアパートを断舎離してキャンピングカーで旅をしながら生活をしている人が増えている。ツイッターや各種SNSでもいろいろと情報を発信している方も多い。

キャンピングカーで日本一周などはそのはしりで、半年や1年単位で家を空け、ほぼキャンカーで生活をしていることになる。

1ヶ月程度ならキャンピングカーでの生活は問題ないが、半年や1年となると実際にキャンピングカーで生活するためにいろいろと準備などをしなくてはいけない。

キャンピングカーで衣食住をきちんとして済む方法はどのようなものがあるだろう。住所や郵便、荷物受け渡しや税金などについてもチェックしてみた。

キャンピングカーで生活をする意味は?

キャンピングカーで生活をしたいと考える人は、できるだけ自宅と同じクォリティを保ち、どこでも移動が可能で旅もできるという恩恵を受けたいと思うのが普通だろう。

ただ旅生活をするだけならチャリンコとテントがあればいいわけだし、車中泊なら今持っている車で十分事足りる。

キャンピングカーである意味とは、自宅で生活するクォリティにどのくらい近づけるのかはとても大切と思う。

100人いれば100通りのキャンピングカー生活があるので全員が同じ考えになるとは思わないが、軽バン車中泊車では旅ならいいけど・・生活は苦行以外何者でもないと思うがいかがだろう。

というわけで、ネット上の「キャンピングカーで生活」はなんちゃって記事的には当たり障りない内容になっていると思うが、オレ的にはいかにキャンピングカーを使い自宅に近い生活をおくれるか?ということを念頭にすすめてみたいと思う。

キャンピングカーで生活するには?

キャンピングカーを使い1年単位で生活をするために必要なことがいくつかあります。それらの問題をチェックして解決をしてみましょう。

住所はどうする

日本においてキャンピングカーや車(車中泊)での住民票・住所を取得することはできません。住所不定は、日本では社会的生活が不可能です。

キャンピングカーを所持しているということは、住所や車庫証明、自動車税などの納税が必要でそれがなければ車検も通りません。

一般的に考えられるのが親・親戚・友人宅を住所にすることがあります。親・実家の住所を使うのが一番手っ取り早いでしょう。

その他で考えられる方法は・・・

郵便物・荷物・宅急便

郵便物は、親戚、友人に頼むか、局留めにするかなどの方法になります。

宅急便に関してはこちらも営業所留めにします。アマゾンなどのネットショッピング受け取りなどはコンビニ対応で問題ありません。日本全国何処にでも受け取り指定ができます。

キャンピングカーの車検

キャンピングカーの車検は一部のバンコン(1・4ナンバー)以外は新車3年、通常は2年となります。

県外で車検を受けることは可能ですが自動車税を含め各種納税は住所に送られますので、それらの引取が必要になります。

やはり登録住所の慣れているところでの車検が一番いいと思いますので、一旦そこにもどり車検を含めキャンピングカー生活を見直しリセットとするのは悪くないと考えます。

インターネットの確保

今やキャンピングカーでもWIFIを始めとするインターネット環境は必須となっている。最低でもスマホを持ち、スマホテザリングでタブレットやアンドロイドナビ、アレクサを動かすなどは普通のこととなっている。

キャンピングカー生活の仕事

定年退職や無職、キャンカー生活の資金があるという方は問題ないでしょう。

生活資金をある程度稼ぎながらキャンピングカー生活という方は、働きながら生活を送るということになります。

今であればITをフル活用する必要があります。地方での住み込みバイトとなると、キャンピングカー生活なのかリゾートバイトなのかわからなくなります。

会社員でもフルリモートワークであれば、キャンピングカー生活でもほぼ問題ありません。電気とインターネットとスマホとPCを設備すれば自宅と変わらないオフィス環境が実現できます。

またITを使った仕事はたくさんありますので、キャンピングカーで生活をしながらお金を稼ぐということも夢ではありません。ただハードルは上がりますので下準備は入念にする必要があります。

いまであればクラウドソーシングサービスをチェックするのが一番と思う。

キャンピングカーでの毎日の生活は?

キャンピングカーで生活をするということは、家での生活をキャンピングカーですることになり移動ということを除き衣食住をきちんとする必要がある。

この衣食住をきちんとするということは1週間程度のホリデーキャラバンなら余り考えることはないが半年単位となるとかなりしっかりした準備が必要になる。

食事を全て外食にしたり、毎日AC電源が必要なRVパークやオートキャンプ場に泊まっていては自宅で生活をするよりもお金がかかってしまうこともありえる。

キャンピングカーで生活する上で衣食住を始めとするいろいろなことをチェックしてみよう。

衣類・洗濯について

まずある程度決めることは洗濯をどうするかになりますが、ここはほぼコインランドリー一択になるでしょう。そのコインランドリーにどのくらいの頻度で行くかということで持つ衣類の量によってほぼ決まります。

逆にキャンピングカーの衣類を収納する場所がどのくらいあるかにより衣類の量が決まりランドリー頻度が決まる場合もあります。

コインランドリーは1回洗濯と乾燥機でちょっとした時間がかかります。料金も1回あたり洗濯と乾燥機で1000円くらいかかることを考えると、できるだけ多い量を洗濯したいところ。

キャンプ場や宿に備え付けのランドリーが使える場合は時間ロスがなくていいですが、街中にあるコインランドリーを使う場合はスーパーや商業施設併設のところを選び買い物や仕事などと洗濯を合わせると効率的です。

キャピングカーの食事について

キャンピングカー生活において最も節約できる部分がこの食事と次に紹介をする「住」となるでしょう。

キャンピングカーの生活で節約をするのであれば、この食事を自炊にする他無いことに依存はないと思う。

ただキャンピングカーでの食事をすべて自炊にするといくつか問題が出てきます。それが以下の項目です

  • 食材を保存する冷蔵庫
  • 食材をストックする場所
  • 調理する場所
  • 調理をするコンロの燃料
  • 水の確保
  • 排水の確保
  • 生ゴミ・空き缶・空き瓶などの処理

キャンピングカーの住について

キャンピングカー生活で節約できるもう一つ大きい柱はこの「住」となる。

食事は0にすることはできないが、この宿泊に関しては限りなく0に抑えられる。車中泊一択になる。あとは無料キャンプ場。

その他は安い宿泊施設を合わせてリフレッシュやその土地の観光、洗濯や仕事などにより組み合わせるとよいだろう。

トイレについて

トイレの付いているキャンピングカーはブラックタンクのダンプする場所を考える。それ以上でも以下でもない。ブラックタンクを温存するため日中の観光やランチ、買い物などでトイレを済ませるのは言うまでもない。

車中泊場所もできればトイレが有るところを考慮に入れるが、夜間早朝雨中雪中などに外のトイレに行くなど愚の骨頂。それこそキャンピングカー車内トイレの独壇場といえるだろう。その恩恵を受けるためブラックタンク温存は大切である。

トイレがなければ移動途中や食事中、夜の車中泊場所などトイレのあるところが中心になる。

それ以外無い。なので行動制限が縛られるトイレ無しキャンピングカーはオレ的にはNGと考える。

風呂・シャワーについて

こちらもトイレ同様シャワーがついていれば、そちらを併用しながら節約ができる。後は後述する水の確保が問題になるだけだ。

シャワーがないキャンピングカーがほとんどだろうから、基本的には日帰り温泉やキャンプ場のシャワーを使うことになる。

あとは暑くない季節に旅をするようにして夏季は自宅に戻るという手もある。暑くないシーズンのキャンピングカー生活であればウェットティッシュで体を拭くなどして節約が可能だろう。

日本には名湯といわれる温泉がいくつもあるので、ぜひこのような日本を代表するような温泉には浸かりたい。このようなことを節約するのはナンセンスではないだろうか。

電気・電気製品の確保

キャンピングカーの生活において電気の確保は最重要課題の一つと思って間違いないし、ここをおろそかにするととんでもなく不快な生活を強いられる。

キャンピングカー車体の大きい小さいではなく、搭載されているサブバッテリーの大きさ、本数は吟味しよう。2泊3日の週末旅行ではない。

本気でキャンピングカーで生活をすると考えているのであれば電気は大きければ大きいほどよいと心に留めておこう。

具体的には鉛バッテリー100AH程度1本ではかなりヤバい。何もできないし夜は長いツラい暗い時間を過ごすことになる。

キャンピングカーの大きさに関わっては来るが、一体どのくらいの大きさのサブバッテリーが必要なのかを考察してみよう。

さて一番の問題になるのが冷蔵庫とエアコンとテレビだろう。

冷蔵庫

食事のところでも言及をしたが、自炊で節約するためには冷蔵庫が必須となる。冷凍があればベストだが狭い室内のトレードオフとなると冷凍は諦めるべきだろう。

冷蔵庫も熱源は電気やガスなど様々なものがある。こちらも自身のキャンカーエネルギー周りで考えると良い。

ガスはかなりいい選択だが、そのガスを旅先で補充できるか、どのくらい持つかがポイント。カセットガスは論外。コストもかかるしそもそも空き缶を捨てる場所がない。

やはり普通の電気の冷蔵庫が良いと思う。ざっくり計算をすると

鉛バッテリーが・・12V×100Ah=1200Wh

冷蔵庫を100Wとすると1200Wh÷100W=12時間となる。多分そんな動かない。半分以下、へたすると3、4時間程度で当たらずとも遠からずだろう。

なので小型冷蔵庫を鉛サブバッテリーで夜通し安心して動かすなら100Ahを3本必要だろう。

エアコン

キャンピングカー生活で夏季も過ごすとなるとエアコンが絶対必需品。毎日1000m以上の場所へ移動するのは効率悪いこと極まりない。もしくは夏季は北海道に逃げるのも一案。夜はぎりぎり寝られると思う。

現実的にはエアコンが必需品になるが、こちらも電気が必要。

エアコンを動かすにはサブバッテリーはリチウムにする必要がある。鉛では動かないと思っていい。

最低でもリチウム300Ah、できれば600Ahあると安心。

しかしリチウムにしてさらにバッテリーを大容量にすれば別の問題が出てくる。それが充電の問題です。

サブバッテリー充電

サブバッテリーを大容量化すれば次に出てくる問題がバッテリー充電です。

走行充電でいいじゃないかというが、いつもそんなに5時間とか6時間とか走行をしますか?キャンピングカーで生活をすると考えると、もしかしたら移動をすること自体少なくなるのではないでしょうか。1日中仕事とか絶景見ながら呑んでいるとか。

そうなると充電は「外部充電」「発電機」「ソーラーパネル」の3択しかありません。

外部充電につなげるRVパークやオートキャンプ場に毎回利用するのであれば大容量のリチウム自体必要なくなります。

発電機を回すと大きめのやつをフルに回すと1時間1Lのガソリンを使い、これも効率が非常に悪い。そもそも発電機をフルに回せる場所も限られてきます。

そう考えると大容量のソーラーパネルを装備するのが一番でしょう。もしキャンピングカーで生活をするのであれば最低でも300Wのソーラーパネルが必要と考えます。

ちなみにウチのでんでん号は800W乗っています。メインはソーラーを使い、曇やソーラーが使えない時には発電機をサブにしている。

水の確保

キャンピングカーの生活のキモは基本的に電気と水の確保に尽きるのではないだろうか。

その前にそのキャンピングカーには清水タンクと排水タンク容量がどのくらいあるかというのが非常に問題だ。ポリタン20Lの清水タンクではキャンピングカー生活をするという前提では心もとない。避難所じゃないんだから。

ちなみにウチのアウトドアジュニアの清水タンクは158Lでグレータンクは50Lある。

そしてどちらもタンクを持ち出すこと無くキャンカー車外よりワンタッチで給水・排水ができる。これは地味に大切で給水・排水に車内よりポリタンクを取り外し運ぶのは非常に大変だということは少し考えればわかる。

週末旅行ならそれも我慢できるが1年単位で生活するとなると給水排水という毎日の作業は苦行となる。なので生活をするキャンピングカー(の購入)を考えるなら、この給水排水はキャンカー車外においてワンタッチで出きるということは念頭に置いておくとよいだろう。

さてキャンカー生活においての水の確保だが、一般的には以下で考える

  • ガソリンスタンドでガソリン補給時
  • RVパークや(無料)キャンプ場
  • トイレなどにおいてペットボトルでこまめに補給

特にガソリンスタンドは清水タンクを満タンに出来るチャンスだ。給水ができるか(排水も兼ねて)を事前交渉するのは言うまでもない。

また道の駅やちょっとした施設、買い物時にペットボトルを持っていき給水チャンスが有ればこちらもこまめに水を補給するとよいだろう。2Lペットボトル1本給水できれば皿洗い、歯磨き、洗顔などまかなえる。

まとめ

キャンピングカーで生活を快適に充実させるのであればキャブコンが一番と考える。

間違ってもバンコンや軽自動車系を選んではいけない。かなり大変と思っていいだろう。バンライフに憧れる方もいるが、毎日ダイネットをこわしてベッドを作るのは本当に大変な作業になる。たぶんトイレもないし。

また生活をする上でベッドがあることは当然として、その上で電気と水は最重要項目と思って間違いない。

旅をする人数を確認して快適にキャンピングカーで生活をしたいのなら、車両選びは慎重にする必要がある。

雨風が防ぐことができ車中泊に毛の生えた程度の快適性でいいのなら、どんなキャンピングカーでも車でもいいだろうと思う。

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