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キャンピングカーのサブバッテリーを鉛ディープサイクルバッテリーからリチウムバッテリーに変わるといろいろと劇的に使い勝手が変化する。
2022年7月に鉛バッテリーよりリチウムサブバッテリーに変わり、どのような変化があったか。いろいろとチェックしてみたいと思う。
この記事に書いてあるコト
リチウムバッテリー換装するにはいくらかかる?
搭載するリチウムバッテリーの容量にもよりますが、一般的には200Ahから600Ahくらいでしょうか。
リチウムバッテリー、BMS、バランサーや100Vの充電器、ソーラシステムなど諸々を入れるとパーツや部品だけで50万円くらいは余裕でかかります。
ベンダーさんのオプションだと平気で100万とか超えていくでしょう。
リチウムバッテリーにしてどう変わった?
ウチのアウトドアジュニアは鉛バッテリー(ACDelco M27MF 12V・105Ah)を4本並列にしていた。日中太陽燦々の状態で800Wソーラー使い、ギリギリエアコンが回せる。
夜はテレビやらなんやら使うと・・・冬などは冷蔵庫とFFヒーターが一晩怪しかったりするw
これがリチウムに換装したことで、ほぼなんの心配もなくなった。一番でかいのは発電機を付けなくても、天気が悪くてソーラー発電が期待できなくても、気兼ねなく家電が使えること。
それぞれ見ていきましょう。
エアコン
リチウムバッテリーにして一番良かったと感じたのは、発電機を回すことなくエアコンが動かせることです。コレは本当に便利で快適です。
夏の夜に寝る場合、いつもなら人のいないところや高速道路のトラックうるさめのパーキングエリアで発電機回しながらエアコンをつけていました。
しかし、このリチウムバッテリーがあることで一晩くらいならエアコンが問題なく動きます。次の日のリチウム充電は大変だけど。
日中のソーラーパネルと走行充電、足りない分は発電機を回してリチウムバッテリー満充電で夏の熱帯夜に備えます。
FFヒーター
快適という意味ではエアコンが非常に良いが、リチウムにしてバッテリー的に余裕があると一晩程度のFFヒーターではびくともしないのはとても安心だ。
夏のエアコンが止まるのは暑いですむけど、冬の氷点下でFFヒーターが止まるのはけっこうヤバい。冬の北海道では平気で氷点下10度以下になる。
そんな中バッテリーの充電不足でFFヒーターが深夜に止まるなどは考えたくもない。昔の鉛バッテリーでは2、3回ほど夜や明け方に止まったことがある。
冷蔵庫はずっとつけっぱなし
リチウムバッテリーになって冷蔵庫は本当につけっぱなしになった。旅をしている時に冷蔵庫をとめることはほぼない。
鉛バッテリーの時は、バッテリーの残量によって冷蔵庫の温度を上げ下げしていたが、リチウムになったらそんな必要は一切ない。
本当に助かる。
朝一のコーヒーとワーケーション
朝一ワーケーション。長野県いい天気。ところで長野県って朝一こんなワーケーションしていてもバイクで30分も走ればビーナスとか蓼科とか木曽とかすぐに山の中入れて・・最高かよ。 pic.twitter.com/j4mEkAxVac
— yasu@キャンカーにCB125R乗っけてる (@denden_gogo) April 28, 2023
鉛バッテリーの時、朝一はパソコンモニターはもちろん100Vの電気製品なんて使えなかった。12VやUSBのモノがかろうじて使えた感じ。USBファンとか・・・
それがリチウムになったら、マジで朝が快適である。普通にコーヒーを淹れることができる。いつもはペットボトルだったけど、今は粉コーヒーでドリップして入れている。まじうまい。
さらにパソコンも普通にデスクトップをマルチモニターで仕事できる。自宅とほぼ一緒と言っても過言ではない。朝一で周りを気にしてながら発電機を回す必要がないのは本当にストレスフリーである。
炊飯器でご飯が炊ける
リチウムバッテリーであれば、家庭用の炊飯器で普通にご飯が炊ける。これも非常に助かる。
スーパーの駐車場とかで買い物しながら御飯炊けるのはマジで時短。
電子レンジとオーブン
キャンピングカーに電子レンジを積んでいる方も多いだろう。そのレンジを使う場合外部電源やでかいポータブル電源などが必要になる。
鉛サブバッテリーでは負担はでかい。
ウチらアウトドアジュニアには発電機を積んでいるので、コレを始動すれば電子レンジを使うことは全く問題ない。しかしたかだかお惣菜をチンするだけで発電機回すのはどうよ?となる。
それがリチウムを搭載しれていれば、全く問題ない。すんなり普通に電子レンジも使える。
さらにアウトドアジュニアには電子レンジ・オーブンが搭載されている。ブリカマや揚げ物をこんがりすること、ピザなどのオーブン料理ができる。このオーブンを使う場合もリチウムは大活躍だ。
バッテリーの軽量化と省スペース
鉛バッテリーはデカくて思い。以前搭載をしていた鉛バッテリー(ACDelco M27MF 12V・105Ah)は1個25kgもある。4個積めばその重量は100kgだ。下手すると人間2人分。
さらにかなり大きい。サイズも上から見るとa4サイズと思っていい。それに高さも18cmほどある。バッテリー端子や配線などの上部スペースなども必要になり、サブバッテリーはかなりの空間が必要になる。
それがリチウムになると容量は同じでスペースも重量も3分の1以下になる。重量もそうだがスペースが本当に小さい。大きさが小さくなるとメンテもやりやすくなる。
リチウムしたことによるデメリット
- リチウムバッテリーや設備が高額
- 充電が大変
何と言ってもデメリットは値段が高いこと。リチウムバッテリーだけではダメだ。充電システムやBMS(バッテリーマネジメントシステム)やバランサーなども必要になってくる。
さらに容量が大きくなると充電も大変だ。ソーラーパネルや走行充電、さらには外部電源による充電なども検討する必要がある。
まとめ
リチウムバッテリーは本当に高額です。しかしそのデメリットがあっても鉛バッテリーに戻るかというと・・・絶対に鉛には戻れないということが断言できる。
それほどまでキャンピングカーの電気はリチウムバッテリーでほぼ解決をする。快適さが桁違いだ。
ぜひ機会があればリチウムバッテリーを検討してほしいと思う。