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日本一周に必要な実際の距離は一体どのくらいなのでしょう。日本一周の定義は人によって違うと思います。日本外周を回る場合、47都道府県の県庁をきちんと回る場合を比べても距離の差はあるでしょう。
日本の面積は小さいといいますが、実は海岸線が入り組んでいたり、半島があったり、都道府県が47もあったりして、実際にそれらをトレースするとかなりの距離になります。
たとえば九州南端の佐多岬から北海道北端の宗谷岬まで走るとざっくりと2400kmほどの距離があります。ルートにもよりますが、それは四国や紀伊半島、関東や道東はパスをしています。
それぞれの方の日本一周の定義が変わることで距離も自ずと変わってくるでしょう。
この記事に書いてあるコト
日本一周の距離はどのくらいですか?

日本一周の海岸線や主だった場所、県庁所在地などを回った場合ざっくりと12000kmになります。このあたりの距離が当たらずといえども遠からずというところでしょう。
具体的に細分化してみると、日本は本州・北海道・四国・九州・沖縄と5つの島からなっています。これらのざっくり外周などを回った場合の距離を見てみましょう。
- 北海道:2400km
- 本州:6000km
- 四国:1000km
- 九州:1500km
- 沖縄:300km
こちらの距離は日本の海岸線をトレースした距離になり、5つトータルで約11000kmとなります。ただ、実際には本州の全ての半島、たとえば津軽半島や下北半島をしっかり海岸線を回ることは無いかもしれません。
現実的には下北の大間でフェリーに乗って帰りは青函連絡船などとなり、津軽半島を端折る場合も考えられるでしょう。同様に東京を経由したくないと考えると房総半島や伊豆半島などをパスすることもあるかもしれません。
そのようなことから、海岸線で行った場合の日本一周最短距離は8000-10000km程度になるかと思われます。
すべての都道府県県庁を訪れ、すべての東西南北の岬に立ち、主だった湖や河川、城、神社仏閣、観光地などを訪れると15000-20000kmに達することも考えられます。
ちなみに私がオートバイで日本一周した時の走行距離も12000km程度でした。大学生2ヶ月の夏休み60日間で1日平均200kmの走行距離は高くないハードルと思います。
日本一周にかかる日数はどのくらいですか?
日本一周にかかる距離をざっくり12000kmに定義をして、それらにかかる日数をチェックしてみましょう。
移動手段に寄っては雨の日や疲労、休息などで停滞するこのもあるでしょう。それらの移動手段それぞれで日数を確認してみます。
徒歩で日本一周する場合の日数:約2年

歩きで日本一周をする場合、とにかくその移動をするだけで莫大な時間がかかることが容易に想像できます。空身でランニングをするなら時速8-10km確保できそうですが、日本一周するための装備をすべて人が運ぶとなるとスピードも落ちます。
ザックを背負うにしてもリヤカーを引くにしても時速2-4km程度でしょう。また徒歩は登りツラいのですが自転車みたいに下りの恩恵も少ないこともあります。1日に30-50km歩ければよいですが普通の体力の方が荷物を背負って平均時速3km×8時間となると20-30kmの移動距離と思っていいかもしれません。
そのスピードで12000kmを歩き通すとなると単純に移動時間だけでざっと2年はかかり、その間に観光や休息などもあると3年程度が必要になってくるでしょう。
しかし徒歩での日本一周のいいことは、すぐに止まれること、移動がゆっくりなので思考しながらいろいろとものを見ることができるなどメリットは多いと感じます。また人との出会いが一番多く、ほとんどの人に驚かれるのも徒歩日本一周のいいところではないでしょうか。
自転車で日本一周する場合の日数:半年-1年弱

普通の人が日本一周を考える時、一番最初に思いつくのがこの自転車ではないでしょうか。理由は免許がいらないから。そして車両価格も安く、ある程度の移動距離も確保できるため日本一周を具現化する最適解と思います。
そんな自転車の日本一周ですが前後4バッグのキャンプ用品満載するといくら自転車といえどもトータル30-40kgの車両重量になります。この装備だと1日の移動距離は50km-100kmが現実的でしょう。
平均60km-80km程度とすると12000kmにかかる日数は約150-200日。観光や休息などを含めると自転車での日本一周は6ヶ月から1年というのがほとんどではないでしょうか。これにしっかりと日本を回り切る、シーズンオフなどにどこかでアルバイトをするとなると多くても2年が上限と考えていいでしょう。
春スタートで夏に北海道にわたり暑い時期を北で過ごし紅葉や秋の足音とともに南下して、寒い時期を雪の降らない九州・四国南部や沖縄で過ごすと良いかと思います。
また大学生の3回ある2ヶ月の夏休みで分割日本一周するのにも自転車は好都合ではないでしょうか。
ちなみに私は鹿児島から九州本州縦断2100kmを約10日で走破しました。軽量ロードバイクに大型サドルバッグというスタイルで1日平均200km走りました。夜はビジネスホテルや安い民宿などを使い距離を走れるスタイルなら必要日数も少なくなります。
朝8時スタート夕方18時には宿に入り走行時間10時間確保、平均速度20km/hを目指せばランチや観光を入れても1日に120-150kmは実現可能で、この距離を稼げれば3ヶ月程度の日程でロードバイク日本一周は難しくないと考えます。多少のトレーニングは必要になりますが。
分割にすればなお挑戦はしやすく、大きな休みが必要なくなるので高校生、大学生の春夏冬休みを使った日本一周は十分可能と思われます。
↓2人の友人も無事に日本一周を完走しました!!
遂に本日20時にご実家到着しました!
毎日大変で、毎日しんどくて
でもその分笑って、ちょっとのことで感動して楽しい250日間人に支えてもらってばっかりの旅
一人旅やけど一人やないのよね
旅は人を好きになれる
旅に出て良かった
またきっと旅に出る
それまでは少し休憩\(^^)/#自転車旅 pic.twitter.com/zNna61gONc— つじい🚴♀️自転車日本一周したよ (@megum_tj) November 27, 2022
【日本一周旅達成‼️】
日数:255日
総距離:16'000.95kmたくさんの旅人をはじめ
出逢った方々
声をかけて頂いた方々
SNSで繋がることができた方々
家族や友人、みんなに感謝します!!こんなに素敵な旅になるとは想ってませんでした。一生の宝物です。
ありがとうございました🥰"#日本一周 pic.twitter.com/yeLzfsn0Tw— ichita@福岡発🚴♂️自転車旅(日本一周完'22)//しれっと九州二週目中 (@ichita_cycle) February 3, 2023
オートバイで日本一周する場合の日数:2ヶ月-1年

オートバイで日本一周はさらに楽になります。移動距離が徒歩や人力に比べ格段に上がり1日に300kmや500kmなど普通に走っている方も多いでしょう。雨の日やただの移動日などは距離を稼ぐ日にして、観光休息と切り分ければ効率的に日本一周を達成できます。
1日に200km平均移動できれば12000kmには2ヶ月で完了をします。300-400km走る日などを混ぜればさらに短縮可能だったり、観光する日を増やすこともできます。
自転車に比べ地図上の距離をそのまま時間で考えることができ、高低差や峠のスピードダウンを考える必要がないメリットは大きいです。
私も大学生の夏休み2ヶ月であまり苦労をすることなくオートバイで日本一周をすることができました。荷物も比較的大量に積むことができ重量増加によるスピードダウンもないオートバイは日本一周というハードルをかなり下げると考えます。
もし免許証とオートバイを持っている、もしくは買うことができるのであれば一番に考えて良い手段と考えます。時間的なリスクを背負うことが少ないと思います。
車で日本一周する場合の日数:1ヶ月-好きなだけ

実は車で日本一周もかなり現実的にそして安全に行くことができる手段ではないかと思っています。
そのメリットは車中泊と雨の日の行動制限の少なさに集約されると思います。また移動時の疲労度の少なさはダントツです。
これらのことを考えると車での日本一周は1ヶ月程度で終わらせることも余裕で可能です。軽バンなどで車中泊が簡単にできればテントの撤収などのタイムロスがほぼなく、起床してすぐにスタートできます。
また運転をしながら普通に飲食ができることや、エアコンなどの空調により日中移動時間の疲労度も格段に少ないことが距離を稼ぐことを可能にします。汗をかかないことで風呂回数も減らすことが可能。
逆にキャンピングカーやバンライフなどをうたい制限なしに旅をしている方もいるでしょう。すべては天候により左右をされない快適さと、どこでも車中泊できる自由度がなせる術です。
寒い時期に九州などに滞在、桜前線とともに北上をして夏には北海道で過ごすなんてことをしている方もいるでしょう。ヒーターがあることで冬や雪の中でも過ごせることはおおきなアドバンテージです。
なので車の日本一周に関しては1ヶ月程度から、あとはお好きなだけという結論になるでしょう。
まとめ
日本一周に必要な距離と日数に関して考察をしてみました。普通に日本一周をすれば、ざっくりとこの程度になるのではないでしょうか。
日本一周ざっと約12000km程度。この距離をあなたの使える時間や用意できる日数と突き合わせれば、移動距離が出てきます。逆に使う移動手段が決まっていれば必要な休日日数がでてくる。そこに乗ってくる予算も重要です。
私的に一番効率の良いそして一番低予算で行ける日本一周手段は軽バン車中泊ではないかと考える。
その次は125cc-250ccなどの小排気量寄りバイクの日本一周だろう。普通に流れに乗れてコスト安く自動車専用道を使わないなら燃費の良い4スト原付き2種(125cc)がベスト。原チャリは遅いし制限速度を含めデメリットがあるので、免許がないとかもしくは好きもの以外パスしたほうが無難。
自転車日本一周は体力よりも中途半端に途方もない時間が必要なのこと、また耐える時間が多いのがツラい。それが楽しめれば一番いい手段ではないだろうか。ただコストは安くないと思った方がいい。
いずれにしてもそこそこ日数がかかるので、もし融通がきくならその時はラストチャンスかもしれない。