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特別転回とは?高速道路で通り過ぎた目的出口ICへ戻る方法

投稿日:2021年3月1日 更新日:

特別転回

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特別転回というものを知っているだろうか?この特別転回は高速道路において目的地の出口インターを通り過ぎてしまった場合など、次のインターで料金を支払うことなく、逆方向へ乗り直すことができるのです。

高速道路で降りるインターをうっかり通り越してしまうことは、あります。しかし、ここで本線上におきバックをしたり逆走することはマジ危険。

高速道路などを走っていて、逆走車の話がこの頃よく出るが、この逆走の理由に高速道路の目的出口インターを下りそこねたというもの。

下り損ねてバックしたり逆走したりするヤツがいるというのは、ウソでしょ・・・という感じだが、実際にいるというのもビックリする。

このように高速で下りそこねた場合は逆走したりバックしたりしないで、次のインターまで行き、そこでUターンするのが正解。その余分に走った文の料金も支払わずに住むのが、この特別転回というものだ。その方法や内容、実際にオレが特別転回をしてしまったレビューも合わせてお伝えしよう。

特別転回とは?通り過ぎは次のICでUターンできる

高速道路の緊急措置「特別転回」というものがあり、間違ってインターなどを下りられなかった場合など、次のインターでUターンができるというもの。

この場合、本来下りたいインターから次のインターまでの往復は計上されません。下りるべきインターまでの料金で済むことがうれしい。

高速道路は本来Uターンができません・・・・が、正当な理由があれば料金所の許可をもらってUターンできるということだ!

通常の考え方だと以下になる

NEXCO東日本:第49条インターチェンジ等の内側での転回

入口発券方式の高速道路において、出口料金所を通過することなくインターチェンジ等の内側で転回し、再度本線に進入した場合の料金は、転回したインター チェンジ等で退出し、再度当該インターチェンジ等から進入したものとみなし、進入したインターチェンジ等から転回したインターチェンジ等までの料金と転回 したインターチェンジ等から退出したインターチェンジ等までの料金の合算額とします。

まー、そりゃそうだよな。通常の場合はこれだ。

内側転回をしているので、どうやって合算額を取るかということは謎だが。

しかし、その下に以下のような記述がある。

NEXCO東日本:第51条インターチェンジ等間での転回

第6節 インターチェンジ等の間での転回

単純支払方式の高速道路において、通行止めその他の理由により当社の指示により本線上で転回する場合は、当社は、退出するインターチェンジ等を指定した上で、利用者に特別転回証明書を交付します。ただし、転回する車両に対して次項の処理を行う場合において他の車両と区別できるときは、交付しません。

通行止め関連でも、「特別転回証明書」を出してくれるようだ。

その下に以下のような記述がある。

利用者が指定されたインターチェンジ等から退出した(前項で特別転回証明書の交付を受けている場合は、当該証明書を提示又は提出した)場合において、当該 利用者がすでに当該通行区間の料金を支払っているときは、払戻しを行います。なお、当該通行区間の料金を支払っていないときは、当該指定された料金所で料金を支払うことなく通過できます。

むずかしい言い回しをしているが、要は乗り過ごしたら次のインターで理由を説明すれば、「特別転回証明書」を発行してくれてインターで料金を払わずにUターンできるということだ。

このところ多い高速逆走車の理由

で、この逆走車の理由なんですが、いろいろあって、そのうちの一つに降りるインターチェンジを通り越してしまったというもの。

1区間分くらい払えよ・・・と思いますが、逆走するんですね。なんて身勝手な行動だ。

NEXCO東日本の「高速道路における逆走の発生状況」を見てみると驚くべきデーターだ。

全207件中の逆走で「故意の逆走 57件(28%)」もあり、その半分近くの理由が・・・

  • 流出する出口オフランプを通り過ぎたもの:20件
  • IC・JCT等において分岐を間違えたもの:8件

となっていて驚愕した。さらに2018年の逆走した運転者の70%が65歳以上となっている。本当に大迷惑である。

そんな自分勝手な方々に「特別転回」の実際を以下にご紹介いたします。

「特別転回」をしてみた。その実際

オレの場合なんだけど、ちょっと前の関東から関西オフへ行くとき・・・夜の中央道を走っていたんですよ。

そん時、諏訪あたりで、そろそろ今日の寝る場所決めなくちゃなー、とか、今日は何を飲もうかなー、とか・・・思っていたら岡谷JCTでやらかしちゃったんですよ。

名古屋方面と長野方面のジャンクションで・・・うっかり長野方面へ行ってしまったんですよ。関西オフなので、亀山インターから名阪国道行かなくちゃいけないのに長野方面だよ。

あっ・・・と、思ったらもう遅し。路肩止まってハザード出してバックするか・・・と、一瞬思ったほどですから。このときはマジでジャンクションバックしようかと思った・・・けどやらないだろう。ふつー。

結局、その先の長野自動車道みどり湖PAで一晩過ごし、その先の塩尻で降りて、乗りなおしたということがありました。

塩尻

平日に出ていたので、みどり湖で一晩あかし深夜割引。次の日、土曜日で入りなおして休日割引を使ったわけ。

しかし、こんな場合でも救済措置があることを知りました。こんな時こそ特別転回が使えるのだ。

次のインターで「特別転回」ができる。それも無料!

塩尻インター

2019年オフ会へ行く時にインターを降りそこねて、生まれてはじめて特別転回を使ったことがある。その流れをお伝えしたい。また塩尻インターだったw

状況としては中央自動車道を走っていて、「諏訪IC」を下りる予定だったが・・・通り越した。で、次の岡谷ICで下りようと思ったら・・・工事通行止め。マジか。仕方なく塩尻ICまで行って特別転回をはじめて経験をした。

まず特別転回をやるうえで、非常に大切なことは・・・・

「ETCカードを抜いて」「一般レーン」に行くのだ。

もう一度言う。大切なのでよく覚えておいてくれ!

「ETCカードを抜いて」「一般レーン」に行くのだ。

大事なので2回言わせてもらった。

一般レーン

一般レーンに行ったら、「呼び出しボタン」を押す。係員がいれば「間違ってしまって、特別転回をしたいのですけど・・・」などといえばOKだ。

誘導される

その後ナンバーを控えられたりする。

出口ゲートのバーが開き、「一般」入り口に回るように指示される。係員がゲートを開いてくれて、無事に逆方向へ戻ることができる。

高速道路本線に戻ったらETCカードを戻すこと忘れないようにする。

諏訪インター

これで無事に特別転回にて、本来下りるべきインターに戻ることができた。

ETCではなく「通行券」の場合

ETCではなく高速道路通行券の場合は、もっと簡単だ。ETCの場合はカードを抜いたり刺したりする操作があるが、通行券の場合はそのまま「一般レーン」に行く。

そして係員がいれば、特別転回の許可を得る。係員がいなければ支払い機についている「呼び出し」ボタンを押して係の方に事情を説明しよう。

これで逆方向に引き返すことが可能だ。

まとめ

特別転回は特に難しいものでもないし、普通に高速道路的にも通常のことだ。そして特別転回で大事なことは

  • 有人レーン、もしくは一般レーンへ行く
  • ETCカードは抜いておく
  • ETC専用出口ではできない(SAの出口など)

しかし、オレでも「特別転回」のことをずっと知らなかったし、周知もされていなことも事実だ。これだけ逆走が多いのだから、何らかの方法で「特別転回」を周知させることも必要だろうと思うよ。

高速道路あたりはSNSあたりなどを使い、盆暮れ正月など長い休み前には告知してもいいかな。SNS使っている若い世代には届くだろう。

まー、でも高齢者の逆走は「特別転回」で解決できないものも多いから微妙ね。

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