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キャンピングカーのタイヤバーストに見舞われた。人生初の出来事。それも高速道路上でキャンピングカーのタイヤがバーストするという危機一髪の出来事をシェアしたいと思う。
ちょいと前の話なんですが、ウチのキャンピングカーアウトドアジュニアのタイヤがバーストした。
場所は「東関東自動車道」を成田空港に向かっている時でした。そんなキャンピングカーのタイヤバーストを回想してみたい。
この記事に書いてあるコト
キャンピングカーバースト一部始終
まずはキャンピングカーのタイヤがバーストをした一部始終の前後をチェックしてみる。
バーストした日も酷暑の熱帯夜だった
酷暑が続いたこの2015年の7月。この夜もすごい暑さの熱帯夜でした。
夜遅くになったにもかかわらず、地面からは昼間の熱気を大気に向かい放出をしているようです。外に出ようものなら、一気に全身汗だくになりそうな感じです。
そんな夜、オレは明日、海外行くため成田空港へキャンピングカーアウトドアジュニアを走らせていました。
今晩は成田空港近くのホテルに泊まるので、あと少しで到着というところまでリーチをしていました。
バーストするタイヤの前兆
実は首都高速中央環状線を走っているころから・・・「コトンコトン」と、本当に小さい、そして規則的な感触をステアリングを通して感じていました。
この規則的な、そして定期的なショックは、間違いなく回転系に何らかの損傷、傷があるということ・・・
あと1時間も走れば目的地成田に到着をします。
場所は首都高速。止まるところもなかなかありません。それこそ路肩に止めることもできません。
やれることはただ一つ。ペースを落とすこと。
できれば、この感触がなくなってほしいと、ちょっと祈りながら。
バーストした瞬間とその後の退避行動
葛西JCTで湾岸道に入り、東関道に入ったころに、その規則的なら感触は、確実な振動となってきたことを実感する。
ヤバそうな気がして、スピードを周りの流れより3割くらい落とし、3車線の一番左に寄っていった。
あと15分も走れば、東関道を降りられる・・・そんな願いにも似た気持ちになった時・・・・
ばぁぁぁんんんーーーーーー!!!!!
ステアリングが右に取られる。できるだけ左側に寄っていた車体が真ん中に吸い寄せられる。
やってしまった。バースト・・・・
気持ちを備えていたこともあり、ビックリはしたけど、意外と対処は冷静にできた。
すぐにハザードを出し、アクセルは戻し、ブレーキはふまず、まずは車体を安定させ車速を落とす。
右後輪がバーストしたようで、右に取られるステアリングを、少しだけ左に当て舵をして、左車線にとどまるように走る。
車速が落ち切ったところで、路肩による・・・・
ハザード出しっぱなし。すぐに三角停止版をだして、タイヤ交換を開始する。
当然のことながら夜間の高速道路上でのタイヤ交換作業ということで、もちろん反射ベストも着用。
路肩での作業は三角版はもちろん、反射ベストを着用していると絶対いいぜ。
路肩でタイヤを交換して、その夜は無事にホテルへ到着をした。
路肩作業をする場合車に備えておくもの
キャンピングカーやタイヤのバーストに限らず、高速道路の路肩に退避する場合やタイヤ交換などの作業をする必要が出てくることが、すべての車にある。
なので、以下のアイテムを常日頃、車に備えておく必要があると考える。
- 三角停止板
- 反射ベスト
- 牽引ロープ
あとは保険付帯のロードサービス電話番号のチェック。
オレはいつもJAF会員証をスマホにアプリで入れてある。保険付帯のサービスよりもJAFのほうが現場に早くつくぞ。
タイヤバーストによる事故を起こさなかった理由
キャンピングカーがバーストを起こしても、事故になることはなかった。もちろんラッキーだったこともあるが、事前に準備しているところもある。
タイヤバーストにより事故を起こさなかった要因のいくつかをチェックしてみよう。
日頃よりキャンピングカーの挙動を感じながら走る
キャンピングカーは、普通自動車に比べ、いろいろな部分で不利なことが多い。加速することはもちろん、巡航スピード、さらにはブレーキなどは非常に劣る部分。
なので、高速道路はもちろん道路を走る際は常日頃からキャンピングカーの挙動や調子に耳を傾けることをしている。
今回もタイヤの状況を感じ取り、ペースを落とすなどをしていたことが良かったと感じる。
ハンドルを取られても無理にこじらない
基本的にキャンピングカーなので左車線を走っていたのも良かった。さらにバーストした寸前に前後左右をまっさきに確認をした。
右後輪がバーストしたためキャンピングカーが右へ右へ進路を変えていったが、ハンドルをこじらずにまずは車速を落とすことに集中。
車速がきちんと落ちてから左側へ寄っていった。
急ブレーキを踏まなかった
バーストした瞬間にブレーキを踏むと本当に危ない。なので、まずはシフトダウンしてエンジンブレーキを最大に使って車速を落とした。オレの車はマニュアル車なのだ。
MT車なのでシフトダウンする時は、きっちりとアクセルをあおり車速とエンジン回転数を合わせることはもちろんやることね。スピード出ていてアイドリング状態でクラッチつなぐとかなり危ない。コレができないならギアはそのままのほうがいいぞ。
前方に車がいないことを確認して、徐々に車速を落とし路肩へと進路を変えた。
ハザードランプをすぐに点ける
何かあったことを後続車に知らせるため、バーストした瞬間にハザードランプを点けた。自分のキャンピングカーが止まれても皇族に追突されてはマジ困る。
車速が落ちていることも合わせて後続車両に知らせる必要からハザードはすぐ点滅。コレ約束。
路肩をゆっくり走り停車帯の場所まで移動
キャンピングカーの速度が落ちたら、すぐに停車をしたかったが、見える範囲に路肩に広い場所があったので、そこまでノロノロ移動した。
多少でも広い場所であれば、安全にタイヤの交換ができる。
タイヤ交換時に反射ベスト着用
高速道路など路肩に停車する場合、三角提示版を置くことは当たり前。
それに加えて、オレは常日頃、反射ベストと頭に取付けるヘッドランプを車に常備をしている。これらを使うことで、安全にすばやくキャンピングカーのタイヤ交換ができるのだ。
JAF待ちなんてしないよ。タイヤ交換くらいできるようにしておこう。帰ったらトルクレンチでタイヤナット締め込みチェックもしようね。
スペアタイヤの空気圧も常日頃チェックしている
キャンピングカーのスペアタイヤ空気圧をきちんとチェックしておくことはとても大切。
アウトドアジュニア4WDはリアバンパー上にスペアタイヤが常備されているので、車両本体タイヤの空気圧チェックの際は、このスペアタイヤの空気圧チェックもマストね。
バーストしたキャンピングカータイヤの状況を確認
朝、ホテルでバーストしたタイヤをあらためて見てみると、かなり損傷が激しい。
完全にトレッドが剥がれ落ちている。
ベルトが見えている状態。
かろうじて残っているトレッド部。
なんとかキャンピングカーが減速でき、路肩まで移動できるまで持ってくれた。よかった。
タイヤの山はあると、少々引っ張りすぎた。
やはり、交換をしてから出発するべきだったと後悔をする。
不幸中の幸いは、タイヤバーストとリアマッドフラップの損傷だけで、大きな事故や損傷がなかったこと。
本当にラッキーだった。
その後の対処:タイヤ発注と交換
このあと、海外渡航が控えていたため、午前中の飛行機に乗り日本をたった。
タイヤ交換はしたが、1本タイヤがバーストしたということで、他のタイヤの劣化も確実に進んでいるはず。
帰国後、すぐにタイヤ交換をできるように手配をする。
まずはヤフーオークションでキャンピングカーアウトドアジュニア4WDのタイヤを探す。
- 前タイヤ:175R14-6PRLT
- 後タイヤ:175R14-8PRLT
今回は前後8PRにする。
その後、成田市内で、(オークション落札)タイヤ交換をできるところを探す。
現在、タイヤ販売店はオークションなどの持ち込みタイヤ対応しているところが多数あります。
オークションタイヤを発注して、タイヤ販売店宛に送る手配をします。
交換する日を、帰国日にすれば、タイヤ交換をして安心して自宅へ帰ることができます。
バーストタイヤした交換をした
帰国後、タイヤ到着をしていることを確認して、すぐにタイヤサービスへ直行。
予約済みなので、すぐに作業を開始。
バーストをしていなかった右リアタイヤも、このようにトレッドに亀裂が入っていた。だめじゃん。
無事に新品タイヤに交換完了。
新品タイヤは本当に安心だ。
このようにタイヤは、トレッドに溝が残っていても、経年劣化でバーストする恐れがあります。特に重量のあるキャンピングカーのタイヤは要注意だ。
ぜひ、安心をしてドライブするために、タイヤ点検は怠らず、常に適切な空気圧のチェック、そして年月の過ぎているタイヤは、交換することをおススメします!
特に・・・古いスタッドレスを今シーズンはきつぶそうと思っている方!要注意ですぞ!!
キャンピングカー横転事故の動画
時速90km/hのスピードではするバンテックのキャブコンがリアタイヤバーストで転倒をする動画です。
タイヤはどのくらい劣化をしていたのか?空気圧はきちんと適正であったのかなどはどうやら不明。
キャンピングカーのバーストを防ぐため
キャンピングカーのバーストを防ぐために基本的なことをチェックしてみよう。
走行前にタイヤの目視チェック
キャンピングカーで走り出す前に最低限、目視チェックをしよう。
意味ないと思う方もいるかもしれないが、この目視チェックはかなり大切と考える。車が停止した状態でタイヤのトレッド確認できる範囲は決まってくる。
しかし、タイヤの側面はすべて見ることができる。表面のひび割れ、見える部分でもいいのでトレッドの状態をチェックするのは必要。
さらに、このタイヤ目視を毎回チェックすることでタイヤ状態へ毎回関心がいくことがとても大切と考える。
キャンピングカーから必要ないものやグッズを下ろす
キャンピングカーにはとかく荷物を積み込んでしまう。もしかしたらキャンプグッズなどの倉庫になっている方もいるだろう。
シーズン系のキャンプグッズなどはなにかと積みっぱなしにしてしまう。薪ストーブなどは夏には使わない。
また清水タンクなど満タンにすれば人間1人分などザラだ。特に帰路につく場合など必要のない水などは半分程度にする事も良いと考える。
荷物整理をすることで100kgくらいは減量できるかもしれない。
夏は日中の走行を少なくする
夏の路面温度は相当上る。この路面温度が上がることでバーストを誘発する場合も多い。
夏の日中走行はできるだけ少なくすることはいいと考える。渋滞にもはまらないしね。
夏場のキャンピングカーは前夜出発や休憩をまめにいれるなどしてタイヤの負担を減らそう。
古いタイヤは直ぐに交換をする
キャンピングカーは車両重量が重いこともあり、タイヤへの負担は想像以上にある。タイヤの減りがないからと言って5年も6年も同じタイヤを使っていると危ない。
タイヤのバーストはいきなり来る。とくに古いタイヤは溝がたくさん残っているにも関わらずいきなりバーストする。
タイヤの溝が残っていても必ず3年で新品タイヤに交換するようにしよう。
空気圧をきちんとチェックする
タイヤが新品であっても、空気は減る。タイヤは適正空気圧に保たれ、その性能を発揮する。
逆に言えばタイヤに空気が入っていなければ、新品タイヤでもダメだ。空気圧のチェックは2ヶ月に1回と言われているがそれでは甘い。必ず1ヶ月に1回はチェックする。
まさかキャンピングカー乗りでタイヤにエアの入れ方知らないやつはいなよな?
さらに適正エアをいつも確認できるようにタイヤ空気圧モニターを取り付けることは良いと考える。
まとめ
キャンピングカーのバーストは本当に怖い。
タイヤバーストが起これば、キャンピングカーはもちろん、自身の危険、さらには同じ道路を走っている他の車も巻き込む場合もある。
高速道路でバーストが起こればそれはただでは済まされないだろう。
タイヤ代をケチったり、タイヤエアチェックを面倒がりチェックを怠ると、キャンピングカーのタイヤバーストを引き起こす引き金になり得ること肝に銘じたい。