アウトドアジュニアコラム Vol001
真冬の北海道で-20度、極寒キャンピング
何しろ、キャンピングカーを所有して初めての長期旅行が真冬の北海道だったので、無謀としか思えません。
真冬の北海道で-20度、極寒キャンピング
しかし、毎年年末年始には仲間とこの北海道にスキーツァーにフェリーに車を載せていっていました。とりあえず北海道の冬というのは「なめたらアカン」ということは理解していましたので、大丈夫という変な自信はありました。
季節も冬になると、この真冬のスキー場駐車場でどのようにすごすか、真冬のキャンプやキャンピングカーでの一夜ってホントのとこはどうなの?という、疑問もわいて当然です。
夏であれば、暑くて寝られない・・・・といっても暑さで死ぬことは無いでしょう。その程度でやられていたら日本の海辺のキャンプ場は壊滅状態になるでしょう。暑いとき人は何とかなるモンです。
- 真冬の阿寒湖
しかし寒さはそうは行きません。マジでやばいです。左の画像を見てください。これは冬の阿寒湖なのですが・・・コレ阿寒湖の湖上なのです。それもご丁寧にロープかなんかで区画整理してあります。なんと、冬の阿寒湖は駐車場になるんですね。驚きです。さらに驚いたことに、マジで寒いんです。その寒さは言葉では表せません。
そんな驚きの寒さで、私たちはでんでん号で阿寒湖畔の駐車場で一晩を過ごしました。
そんな一晩を振り返りながら、真冬のキャンピングカーでの夜ってどうよ?というあたりを掘り下げてみたいと思います。
さて、この日2002年12月31日の大晦日の朝、わがキャンピングカー、でんでん号と阿寒湖畔の駐車場で朝を迎えたのですが、ひところで言えば・・
たぶん今、怪我をしても感じないだろうな。
ということです。ちなみにこの日の朝、ラジオを聴いていたら・・ほらよくあるじゃないですか各地の最低気温ってやつ。そうあれで、各地の最低気温が並んでいきました。そしたら・・・「阿寒湖、-20度。」
そんでもって、この阿寒湖、-20度がこの晩の北海道内最低気温でした。まぁ、-20度といったら家庭にある冷蔵庫の冷凍庫くらいですか?いわゆるアイスクリームが凍る温度ですね。
- 真冬の北海道の恐怖
さて、-20度がどのくらい寒いのかということを、画像を交えてお話します。
まず、左の画像ですが、コレは前の晩に、そう!一杯飲んだあとのあったかいウドンっておいしいじゃないですか、そんなことはどうでもいいのですが、そのウドンを火にかけて水を入れたところいきなりウドンの上でその水がこおりました。
マジでわれわれも(ビビッて)こおりつきましたよ。明日の朝生きているかな・・・
子供たちは大喜びでしたけど。
- 真冬の車内の服装
いきなり衝撃的な画像でしたが、そんなキャンピングカーでんでん号の車内でオマエらいったいどんな服装ですごしていたのよ?
ごもっともな疑問だと思います。さぞかしエスキモーみたいにスキーウェアーでも着込んでいるのでは?とお思いかもしれませんが・・
コレが意外や意外、右画像をご覧ください。
コレは私の鍋焼きウドンに襲い掛かる子供たちですが、シャツにトレーナ(ユニクロ)といういたってふつーの格好です。
- 北海道の朝
朝はマジでイヤになります。
一番イヤなのが布団から出ることですね。あっ、それは毎朝ですけど。
そしてその次にイヤなのが運転席は氷の世界なのです。
もう、ありとあらゆるところがこおっています。まずドアが開かないし・・そんでエンジンをかけるとき「たのむぞ・・」とお願いします。エンジンかかるとちょっと「ホッ」とします。(笑
そのあとはとにかく氷と霜と水滴と30分くらい格闘します。
水周りはすべてこおりつきました。後ろに積んでいる清水タンクは半分くらい入れていきました。道内で清水タンク内はまったくこおりませんでした。
しかし、すぐにやられたのがパイプです。タンクが一番後ろで、蛇口が車内真ん中あたりにあるので、排水パイプは長いです。そのため、車内下に近いほど車外に近いほどこおりやすいようです。また、コレだけ長いとどこがこおっているのかわからず、一回こおると万事休すです。
トイレだけはこおっては困るので、たまに給水口からお湯を入れていました。水洗の水が出ないときのため、トイレ脇にはペットボトルの常備もしておきます。
こおらないようにするため、冷蔵庫に入れておくってホントなんですね。ジョークかと思いましたが、確かに飲み水を冷蔵庫に入れておくと、こおりません。もちろん電源は入れていませんよ。
- キャンピングカー温度図
それでわかったのですが、車高の高いキャンピングカーには3つくらいの温度域があるようです。
右図はその温度区域を仕切ったものです。1番のわれわれの頭がある部分、ここが一番暖かいでしょう。キャンピングカーアウトドアジュニアはの暖房はこのときエアコンしかありませんでした。画像の星印部にエアコンがあります。
そして1と2の境ですがここには大きなテーブルがあるのです。どうやらここでかなり暖かい空気は上に残るような気がします。ちなみに足元は寒いです。
よく、山で標高100mで何度下がるって言うじゃないですか?
それを実感しましたね。キャンピングカーの車内では、10cm違うと2度くらい違うんじゃないでしょうか?ちなみに、3のいわゆる靴がおいてある場所は、私の大事な酒やビールが置いてあるのですが・・そんなことはどうでもいいですね。
そう、そこにおいてあるビールはカチカチに酒はシャーベット上になっていました。キャンピングカーのガスや灯油のFFヒータ噴出し口が、足元にあるのは理にかなっているわけです。そうそう、車内でも窓枠など金属部分などは霜が降りていました。
- 冬の北海道の就寝時
それでは真冬のキャンピングカーですごす夜の核心を突いていきましょう。この-20度阿寒湖畔の晩をどのような形で寝たのか。
右図をご覧ください。これはこの夜、北海道内最低気温-20度を記録した阿寒湖畔で一晩を過ごしたときの、朝の画像です。ちなみに画像は長女です。って、そんなこともどうでもいいですね。
画像を説明します。1ですが、まず3シーズンのマミー型シュラフにもぐっています。きているものは普通のパジャマです。
その状態で、2の羽根布団をかぶっています。ハイそれだけ。そう、そんなモンです。
子供は寝相が悪いので、布団は蹴っ飛ばすこともよくあります。寝入りのときは「アチーよ」とも言っていました。それでも寒い夜ですので、ティッシュはキチンとわかるところに、またなくならないよう、3のように固定しています。
エアコンはつけっぱなしでした。今考えれば、電気ストーブを足元において、電気毛布を入れたほうが夜寝るときは快適だったような気がします。どうしてもエアコンは乾燥します。朝みんなせきをしていましたから。そうそう、マスクはいいですよ。冬のキャンプには必需品かも。
発電機の燃費は悪かったです。通常、発電機のタンク満タンで16時間くらいもつのですが、やはり効率が悪いのか3割くらい落ちました。エアコンも暖房のききは悪かったです。
まあ、それでも楽しく何の問題もなく帰ってこれたので、これはこれでだいじょうぶということでしょう。毎晩、鍋物を食べていたので、苫小牧に近づいて気温が上がるにつれて天井の断熱材がすった水蒸気がとけて、ポタポタと落ちてきたのは気分が悪いです。
- 真冬の北海道でソフト
こんな寒い、北海道に来てもアイスクリームがなめたいというのですから、子供はすごいですね。
この、北海道極寒を経験すると本州のスキー場で駐車場で泊まるとき、-10度くらいまでなら、普通に布団をかぶって、それでおしまいです。
夜に発電機や暖房はつけません。
人間の慣れというのはスゴイですね。
何かの参考になれば幸いです。
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